
こんにちは。メンズ美容家のEBATOです。
この記事では、メンズの肌質・肌タイプを把握する方法について解説します。
おすすめの肌質診断ができるお店やサービスなどもご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
こんな方におすすめ
- メンズの肌質を見分ける方法を知りたい
- 自分が敏感肌なのかきちんと把握したい
- メンズでも肌質診断ができる場所を知りたい
- 自分の肌質に合うコスメを知りたい
記事の権威性
上手なコスメ選びをする上で、男性も自分の肌質を正しく知っておくことは大切です。
「自分の肌質がよくわからない」「自分の使っているコスメが合っているのかわらかない」といった悩みを解決しようにも「化粧品売り場へ恥ずかしくていけない」という方は多いと思います。
本記事では、セルフチェックで男性の肌質を把握する方法から、正確な肌質診断ができる場所までわかりやすく解説します。
【前提】メンズの肌質を見分けるためのポイント3つ
まず、自分の肌質を正確に把握するためには、どんな特色があるのかを振り返ることが大切です。
僕の経験上、以下のポイントで見ていくと自分の肌質が掴みやすいです。
- 敏感肌かそうでないか
- 男性の肌と女性の肌と違いを知る
- うるおい(水分量)とベタつき(皮脂量)度合い
それぞれの判断基準や気をつけるべき点について深堀りしてみましょう。
【肌質の見分け方①】敏感肌かそうでないか
自分が敏感肌かそうでないかを見分けるには、一般的な化粧品が使えるかどうかが一つの判断基準になります。
たとえばメンズ洗顔料の場合、さっぱりとした使用感を出したり、皮脂汚れをしっかり落とす目的からアルカリ性である場合が多く、敏感肌の方が使うと刺激に感じる場合があります。

また、一言に敏感肌といってもいろいろな原因があるので、日常生活で思い当たることがないか振り返ってみることも大切です。
敏感肌の主な特徴
- 摩擦などの物理的刺激に敏感である
- アレルギーを含む化学的な刺激に敏感である
- 季節の変わり目・過労・ストレス等で肌トラブルが起きやすい
トラブルや違和感なくメンズコスメが使える方は、健康的な肌と見ていいと思います。
【肌質の見分け方②】男性の肌と女性の肌と違いを知る
男性の肌は女性の肌と比べて水分量が1/2~1/3程度と少ないのに対し、皮脂分泌量が約2~3倍多いことがわかっています。
皮脂に関しては加齢による低下もほとんどなく、「肌がカサつくのにベタつく」という矛盾した肌コンディションに陥りやすいわけですね。

また、巷の肌質を見分ける方法は、女性の肌を前提としているものも多いので、違和感を感じていた男性も少なくないと思います。つまりそれだけ人の肌質は千差万別ということ。
このように男性の肌と女性の肌の構造や特徴や違いを把握することでより効果的なスキンケアができたり、相性のいいコスメを見つけやすくなるわけです。
【肌質の見分け方③】うるおい(水分量)とベタつき(皮脂量)度合い
詳しい説明は後述しますが、肌質は以下の4タイプに分けられることが多いです。
- 乾燥肌(ドライ肌)
- 脂性肌(オイリー肌)
- 乾燥型脂性肌(混合肌)
- 普通肌
そしてこの「乾燥肌(ドライ肌)」「脂性肌(オイリー肌)」「乾燥型脂性肌(混合肌)」「普通肌」の4タイプは、肌のうるおい(水分)とベタつき(油分)の度合いである程度見分けることができます。
たとえば、肌のうるおいは不足気味で皮脂分泌量が多い場合は、「乾燥型脂性肌(混合肌)」という風になります。
では実際にそれぞれの肌タイプの特徴を見てみましょう。
肌質は4つのタイプに分かれる
乾燥肌(ドライ肌)
肌のみずみずしさ、脂っぽさも不足気味なのが乾燥肌(ドライ肌)です。その他の特徴は以下のとおり。
- 洗顔後肌がつっぱりやすい
- 頬がカサつきやすい
- 目、口周りがカサつきやすい
- 小じわが目立つ
- 肌のキメは細かいほうだ
乾燥肌(ドライ肌)のお手入れ方法
水分補給、油分補給どちらも補えるケアが必要になります。化粧水、乳液、クリームを効果的に活用するのがおすすめ。

洗顔料は、こだわりがなければ弱酸性のものがベターです。
脂性肌(オイリー肌)
乾燥肌とは正反対に位置するのが「脂性肌(オイリー肌)」です。みずみずしさはあるのですが、皮脂分泌量も多く、
- 肌がテカりやすい
- ニキビ・吹き出物ができやすい
- 毛穴が詰まりやすい
といった特徴があります。
男性の場合、自分は皮脂が多いからオイリー肌だと思っている方もいるのですが、次に紹介する「乾燥型脂性肌(混合肌)」と間違いやすいので注意が必要です。

脂性肌(オイリー肌)のお手入れ方法
油分は十分なので、水分補給主体のお手入れがメインになります。
乳液やクリームといった油分はなるべく控えて乾燥が気になる部位のみに使うのが効果的。洗顔料は皮脂汚れをしっかりと落とせるメンズ向けのものがおすすめです。
乾燥型脂性肌(混合肌)
肌にみずみずしさ、脂っぽさやベタつきやすいのが「乾燥型脂性肌(混合肌)」です。
Tゾーンは脂っぽいのにUゾーンや口周り、頬がカサつきやすいという青年男性に最も多いのがこのタイプです。
- 肌のキメが荒い
- 日中のテカリが気になる
- 毛穴が詰まりやすく目立ちやすい
- ニキビ・吹き出物ができやすい
- 頬にうるおいを感じにくい
冒頭でご紹介した男性肌の特徴によく似ていることがわかると思います。
乾燥型脂性肌(混合肌)のお手入れ方法
油分が多く、水分が少ない状態なので、水分補給主体のケアが必要になります。
個人的には化粧水のみや、みずみずしいオールインワン化粧水がおすすめ。乾燥が気になる冬場はクリームを少量足すくらいがベストです。
一般的な男性肌であれば、メンズ向けの洗顔料やクレイ成分が入ったものを使うとグッド。
普通肌(ノーマル肌)
肌内部の水分と油分のバランスが整った状態が普通肌(ノーマル肌)です。
- しっとりとみずみずしくベタつきも少ない
- 洗顔後、肌がつっぱりにくい
- 頬に十分なうるおいがある
- 合わないコスメがあまりない
- 肌にほどよく血色がある
いわゆる理想的な肌と呼ばれるのがこちらのタイプ。
男性が完全な普通肌になるのは難しいかもしれませんが、お手入れを工夫すれば近づくことは可能です。
普通肌(ノーマル肌)のお手入れ方法
肌状態は良好といえるので、その状態を保つようなケアを継続することが重要です。
たとえば、季節ごとや肌コンディションに応じて使うコスメを変える、日常的にUV対策をするなどが挙げられます。
・肌タイプによってケア方法は異なる
・男性の多くは「乾燥型脂性肌(混合肌)」に分類される
環境変化から肌を守る4つのポイント
肌質は水分量と皮脂量のバランスで決まるため、年齢や環境によって変化することもあります。
大手化粧品メーカーのコーセーが2021年に行ったスキンケア・肌あれに関する調査をご紹介しましょう。
20~30代の肌あれ経験がある・普段化粧水を使う男女400人を対象に調査
70.8%が自身の肌を「敏感肌」だと思うと回答
自分の肌質が変わったと感じる要因の第1位は非敏感肌の人が「加齢」、敏感肌の人は「環境」という結果に
(出典:敏感肌の人の肌質変化を感じる原因第1位は「環境」! 9割以上が勘違い!?スキンケアアイテムを判断するために必要な期間とは?)
加齢や環境の変化に打ち勝つには、どんなスキンケアをすればいいのでしょうか。
自分のスキンケア方法を振り返る
メンズ美容のプロになる前の僕は、自分のことが嫌いで変わりたいという思いから色々なコスメを試していました。
当時は今ほどネットも普及していなかったので、「たくさん使えば効果も出るよね」と我流でスキンケアをする日々。
その結果、肌はボロボロになり、ますます自分に自信がなくなるという悪循環に陥ってしまったわけです。

「肌質は傾きやすいもの」という前提理解をしたうえで、自分のスキンケア方法をアップデートすることがきれいな肌を守ることにつながります。
部位ごとにケア方法を変える
肌タイプのところでも解説しましたが、一枚の皮膚でつながっている顔でも部位によってコンディションは微妙に違います。

一般的な男性の肌であれば、化粧水は顔全体に塗り、乳液やクリームといった油分はUゾーンのみに塗るなど部位によってケア方法に変化をつけるのがおすすめ。
スキンケアはたくさん使えば、効果が出るものでもありません。使うものを最低限におさえて、足りないものを補うイメージがベストです。
自分をリセットできるコスメを持っておく
ストレスで肌あれが起こるのはご存じの方も多いと思います。人間関係や仕事、SNS、考え方などストレスを感じる場面はさまざまです。
僕は心理カウンセラーでもあるのですが、ストレスフルから脱する方法としておすすめなのが、自分が好きな香りのコスメを持っておくことです。
僕の経験上、好きなコスメでスキンケアをするとマインドフルな状態になりやすく、ストレスの感じ方が変わると感じています。
紫外線対策をする
アメリカ皮膚科学会(AAD)という世界一大きい皮膚に関する研究を行っている学会では、老化の8割は紫外線によるもの(光老化)と考えられています。
「日焼け止めを塗るのが面倒」「ベタつくから塗りたくない」という男性は多いかもしれませんが、今浴びた紫外線が10年後、20年後の「シワ」「シミ」「たるみ」としてあらわれるので、やっておいて損はありません。
メンズも毎日日焼け止めを塗ったほうがいい? 塗らないとどんなリスクがある? 毎日塗るのは面倒……他にいい方法はない? 本記事では、男性美容の専門家がこんな疑問や悩みを解決します。 記事の権威[…]
どうしても日焼け止めを塗るのが面倒だという方は、紫外線を多く浴びた一日の終わりに美白化粧品でケアをするだけでもオッケー。

メンズの肌質をより詳しく見分ける方法
ここまで4つの肌質について解説しましたが、自分ではよくわからないという方は多いと思います。
そこでより簡単かつ手軽に肌質診断ができる方法をご紹介します。
その①:スキンチェッカーを使う
スキンチェッカーとは、微弱な電気を流すことで「水分量」「油分量」「弾力」などを測定できるセルフ美容機器のこと。
手間がかからず価格もリーズナブルな点はメリットだと思いますが、電気をどれくらい通すか=自分の肌コンディションというのは少し無理があるのでは……?というのが個人的な意見です。
おすすめ度:★★☆☆☆
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化粧品カウンターで診断してもらうメリットは、直接的なアドバイスを受けられる点だと思います。
肌の計測を行い、美容アドバイザーが自分専用のアドバイスをくれるのは嬉しいですよね。測定結果は、グラフや数値で表される場合が多く、男性も納得しやすいはず。
しかしながら、電話予約が必要な場合がほとんど(メーカーによる)なので、ハードルが高く感じてしまうかもしれません。
おすすめ度:★★★☆☆
その③:薬局で診断してもらう
意外かもしれませんが、「スギ薬局」でも肌質診断を受けることができます(対象店舗のみ)。薬局なら男性でも入りやすく、ひと目を気にする必要もありません。
デメリットとしては、コスメを買おうとしたとき選択肢がネットよりも狭くなってしまう点。
最近はアマゾンなどネットショップでしか取り扱っていないメンズコスメも多く、選択肢が狭まるのはマイナス材料と言わざるを得ません。
おすすめ度:★★★☆☆
その④:男性向け美容皮膚科で診断してもらう
僕が一番おすすめしているのは、クリニックでの診断です。
「肌質を見てもらうだけなのにクリニックに行くなんて大げさじゃ?」と思うかもしれませんが、
- 医療機器を使った診断が受けられる
- 専門医のアドバイスが受けられる
- 営業がない
- ひと目が気にならない
といったメリットがあり、診断してもらう価値はかなり高いといえます。
たとえば【ゴリラクリニック】では、2肌分析機で肌年齢の測定から肌質改善のアドバイスやスキンケア施術をを受けることができます。

スキンケアのアドバイスが欲しい方はおすすめなので、興味のある方はチェックしてみてくださいね。
おすすめ度:★★★★★
まとめ:自分の肌質を知るとスキンケアの幅が広がる
ここまでの話をまとめてみます。
- 肌質は「水分量」と「皮脂量」で決まる
- 人の肌は4タイプに分かれる
- 肌質は年齢や環境によって変わることがある
- 自分で見分けるのが難しい場合は美容クリニックで相談してみる
自分の肌質を正しく知ることは、自分に合うスキンケアが分かったり、コスメによる肌トラブルを避けたりするうえで大切です。
とはいえ、自分で診断するのが難しいケースもあるので、信頼できる美容アドバイザーをつくっておくのも手。
この記事が一人でも多くの方の役に立つことを心から願っています。
今回は以上です。
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