こんにちは。メンズ美容家のEBATOです。
今回は、「髪と頭皮を正しく守るシャンプーの仕方」について解説します。
おそらく、こんな悩みを抱えている人は多いと思います。
頭皮の乾燥やフケ、白髪、薄毛などの頭皮トラブルを防ぐには、髪の毛と頭皮を清潔に保つことが大切というのは皆さんご存知のとおりです。
たとえば、シャンプー。ほとんどの人が毎日行っていますよね。でも、知らずしらずのうちに「自己流」になってしまっていませんか?
シャンプーは髪の毛や頭皮環境を守るうえで、非常に大切な工程です。
逆をいえば、正しい髪の毛の洗い方を知ることで、ある程度の頭皮トラブルは予防できるということ。
記事の権威性
なぜ正しいシャンプーが大切なのか?
正しいシャンプーが大切な理由は、シャンプーをする2つの目的にあります。
- 頭皮の汚れを落とすこと
- 髪の毛の“油分”を落とすこと
頭皮が汚れたままだと、さざまな頭皮トラブルの原因になるのことはほとんどの人がご存知でしょう。
では、何が理由で頭皮環境が乱れてしまうのか。その答えは、皮脂をエサとする皮膚常在菌が繁殖しすぎてしまうから。
人間の体内にはおよそ10兆~100兆の菌が住んでいるといわれています。
清潔な頭皮を守るためには、適切な洗髪をし、菌のバランスを保つことが重要なのです。
髪の“油分”も落とそう
そして意外と見落とされがちなのが、髪の毛に付着した油分。
現代は若者を中心に美意識の高い人がとても増えました。整髪料やトリートメントを愛用している人も多いでしょう。
しかし、ワックスなどに含まれる油分は非常に落ちにくく、蓄積すると髪質が悪くなるので、髪も丁寧に洗う意識を持つことが大切です。
頭皮トラブルは洗いすぎにあった!
こういった話をすると、「髪は毎日隅々まで洗っています」という人がいます。
実際に僕のところへ頭皮の悩みを相談にくる方のおよそ8割は、毎日洗髪をしているにもかかわらず、頭皮の乾燥やかゆみ、フケなどに悩んでいるといいます。
そこでまず、どのように髪を洗っているのかを質問すると驚くべき答えが返ってくるのです。
- シャワーは熱々のお湯を使う
- 指を立ててゴシゴシ洗う
- 二度洗いをする
- シャンプーをつけたまましばらく放置する
確かにゴシゴシ洗ったり、熱いお湯で流すと洗った感じがして気持ちがいいのはよくわかります。
ですが、残念ながらこれらは全てやってはいけないシャンプーの方法です。もし、一つでも当てはまるものがあるなら、今日からやめることをおすすめします。
こうした答えを聞いて僕は「しっかりと洗う意識」はみんな持っていることに気づきました。
そう、促すべきはきちんと洗うことではなく、「いかに洗いすぎをなくすか」ということだったのです。
頭皮が整うシャンプーの仕方
ゴシゴシ洗うことに慣れている人にとって、急に洗いすぎをやめるのは不安に感じるかもしれません。
ですが、何事も加減が大切。シャンプーの仕方を変えれば、頭皮環境は確実に変わります。
ここからは髪と頭皮を正しく守る洗髪の仕方を紹介します。
STEP1. 湯洗いを入念にしよう
実は、頭皮の汚れというのはお湯だけでも7~8割落ちるといわれています。
つまり、湯洗いで汚れのほとんどを落とし、残り3割の汚れをシャンプーで落とすのが理想。
過剰な洗髪を防ぐことで、髪や頭皮のダメージを最小限に抑え、乾燥やかゆみなどの予防にもつながります。
しかし、多くの人は「頭皮の汚れはシャンプーで落とす」というイメージがあるようで、湯洗いがおろそかになりがち。
湯洗いをうまく使うポイントはズバリ「温度」「シャワーの角度」「時間」の3つです。
湯洗いのポイント
- 水の温度:少しぬるく感じるくらいまで下げる(37~38℃が理想)
- シャワー当て方:髪全体を濡らすイメージで多角的に当てる
- 湯洗いの時間:90秒~2分程度かけて丁寧に洗う
髪の毛が多い人は、頭皮にシャワーが当たるように毛を持ち上げながら洗うとまんべんなく汚れを落とすことができますよ。
STEP2. シャンプーを正しくつけよう
シャンプーを手にとったらすぐに髪につけるのではなく、手のひらで軽く泡立ててからつけること。
その理由は、シャンプーは泡立てて髪につけたときに洗浄力が一番ピークになるよう設計されているため、効率よく汚れを落とせるからです。
細かいことかもしれませんが、余計な摩擦の減らす効果もあるので、ぜひ試してみてください。
STEP3. 手の力を抜いて洗おう
髪の毛は2段階の洗い方をすると効率的に汚れを落とすことができます。
頭皮はマッサージするように洗う
まず、手のひらをえりあし付近に置きます。そこから頭頂部に向かって、頭皮をマッサージするように洗うだけ。
- 血行不良が改善されて、白髪予防になる
- 隅々まで汚れが落ち、頭皮トラブルの予防に
こんなメリットもあるので、爪を立ててゴシゴシ洗うのは今日限りにしましょう。
髪の毛はシャンプーを揉み込むように洗う
整髪料やトリートメントを愛用している人は、髪に付着した油分を洗い流すことも忘れずに。
ゴシゴシ洗うのではなく、髪の毛にシャンプーをなじませるように丁寧に洗います。
油分が蓄積すると髪が傷む原因になったり、炎症が起きる場合もあるので注意してください。
STEP4. トリートメントを使おう
よくリンスやトリートメントは使ったほうがいいのかという質問を受けます。結論からいえば、マストで使用することをおすすめします。
肌の表面には「皮脂膜」という天然のうるおいベールがあり、これによって頭皮や髪の水分が蒸発をするのを防いでくれているわけです。
しかし、シャンプーをすると、どうしても皮脂膜が洗い流されてしまう。
皮脂膜は皮脂や汗などが混ざり合ってできているため、時間経てば元通りになるものの、その間肌の水分はどんどん蒸発してしまいます。
ですが、トリートメントを塗布することで皮脂膜と同じような働きが期待でき、頭皮や髪を乾燥から守る役割を果たすのです。
5年後、10年後の髪のためにも、ぜひトリートメントを使ってみてください。
STEP5. すすぎ残しに注意しよう
湯洗い同様にいつもより少しぬるく感じる程度の温度(37~38℃)で髪をすすいでいきます。
意外と見落とされることが多いのが、耳周り。シャンプーが残留したまま放っておくと、これも炎症の原因になるのですすぎ残しには十分注意して丁寧に洗い流していきます。
髪の乾かし方が差をつける
実は濡れた髪の毛というのは非常にデリケート。あるデータによれば、濡れていない状態に比べて40%程度の防御能力しかないともいわれています。
この状態で摩擦や熱のダメージが加わると、髪を保護するキューティクルがめくれてパサつきや切れ毛の原因を招くことも。
すぐに乾くからといって、自然乾燥に任せるのはおすすめしません。
髪の乾かし方で得られる3つのメリット
- 髪質が変わる
- スタイリングがキープしやすくなる
- 髪の毛のダメージ補修になる
タオルでこすらない
タオルで水気をとるときは、軽く押し当てるようにして水分を拭き取るのが鉄則。
濡れた髪にとって摩擦を加えることはデメリットしかありません。ここは将来のためにも、面倒臭がらずに丁寧に乾かしましょう。
ドライヤーの使い方で髪は変わる
濡れている髪は、濡れていない髪に比べて6割もダメージに弱くなっている状態です。かといって、ドライヤーを使わないわけにはいきません。
実はドライヤーを使う際に一工夫を加えることで、ダメージをグッと軽減することができるのです。
髪を傷めないドライヤーの使い方
- 「ケラチン」「キトサン」「ラクトン誘導体」配合のミストを髪に塗布する
- 通常の温風で髪を乾かす
- 冷風に切り替えて仕上げ
最初にミストを塗布しておくことで、ドライヤーの熱から髪を保護してくれる効果が期待できます。
- ケラチン:髪の毛の主成分。熱を受けると硬化して髪の保護膜になる
- キトサン :髪を滑らかにする。強力な断熱効果も
- ラクトン誘導体 :熱を受けることで髪のダメージを修復する
僕は美容院でカラーリングしてしばらくは、ケラチン配合のミストを使っています。髪に変な癖がつかないし、セットも楽チンで朝の時短にもなりますよ。
それぞれの成分が配合されたアイテムを載せておくので参考にしてみてください。
ディアテック コンブリアンス スーパーローション
髪がまとまりやすくなって、寝癖もつきにくくなります。男性でも使いやすいです。
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保湿、補修に優れています。ヘアワックスと混ぜて使うなど汎用性も◎
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髪のダメージ修復に優れているので、カラーを多用する人におすすめ。
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上記で紹介した方法でさらに「マイナスイオンドライヤー」を使うと、髪へのダメージをより軽減できます。
値段も3,000円台とそれほど高くないので、一台置いておくといいでしょう。パートナーにも喜ばれること間違いなし。
まとめ:髪は工夫一つで変えられる!
髪の悩みは、男女問わずとてもデリケートな問題です。
だからこそ、根拠のある確かな方法でケアをする習慣を身につけることがとても大切。
頭皮のケアはいつ始めても早いということもありません。人は生まれたその時から確実に歳を重ねて、「老化」していくのですから。
この記事があなたの行動を変えるきっかけになれば、それ以上の嬉しいことはありません。参考にしてもらえたら幸いです。
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