「最近、抜け毛が増えてきた気がする……」
「育毛剤って本当に効果はあるの？」
「正しい頭皮ケアのやり方を知りたい」
こんな悩みを抱えている方は多いと思います。
僕自身、30歳の頃に「AGA（男性型脱毛症）」を発症して悩んでいた時期があります。
今は治療の甲斐もあって、色々なヘアスタイルやパーマを楽しめるまでに髪の毛を取り戻すことができています。
薬のおがげが大きい部分はありますが、より効果を実感するには日々の頭皮ケアがとても大切です。
本記事では、僕が普段から実践している男性におすすめの頭皮ケアを解説していきますので、参考にしていただけたら幸いです。
記事の権威性
各メディアを通じて情報発信や執筆、セミナー講師、コスメの監修などメンズ美容に関するさまざまな仕事を手がけています。元美容部員・美容業界歴は10年以上です。
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Instagram: ebato.77 ／ note: biyouka_ebato
男性こそ頭皮ケアが重要な3つの理由
僕がこの記事を通して一番言いたいことは、「自分は大丈夫」と過信せず、今日から頭皮ケアをはじめましょうということです。その理由として以下3つが挙げられます。
- 男性の頭皮は皮脂分泌量が多い
- ワックスなどの整髪料を使う割合が多い
- 男性ホルモンの影響を受けやすい
順番に見ていきましょう。
1. 男性の頭皮は皮脂分泌量が多い
男性の頭皮は女性と比べて皮脂分泌が多い傾向にあるため、ベタつきやニオイが起きやすいとされています。
それだけならまだいいのですが、頭皮には脂をエサとする常在菌がおり、しっかりケアをしていないと過剰に繁殖してしまうこともあるわけです。
するとかゆみやフケ、ニオイなどの頭皮トラブルを引き起こし、抜け毛の原因になる場合もあるので、注意が必要です。
2. ワックスなどの整髪料を使う割合が多い
特にメンズ向けの整髪料に言えることですが、物によっては1回のシャンプーで落ちきらないものもあります。
整髪料は油分を多く含んでいますから、髪の毛に残るとやはり頭皮環境の悪化を招くことは言うまでないですね。
3. 男性ホルモンの影響を受けやすい
男性の脱毛の原因として特徴的なのが「AGA（男性型脱毛症）」です。AGAのメカニズムを簡単に説明すると、
- テストステロン（男性ホルモン）が還元酵素（5αリタクターゼ）と結びつく
- ジヒドロテストステロン（DHT）に変換される
- ジヒドロテストステロン（DHT）が悪さをして抜け毛が増える
とされています。AGAは加齢、遺伝、ホルモンによるところが大きいと言われていますが、間違った頭皮ケア、ストレス、睡眠不足、紫外線による頭皮環境の悪化にも注意が必要です。
頭皮はいわば髪の毛の土壌です。頭皮の健康なくして丈夫な髪の毛は育ちません。
男性に起きやすい頭皮トラブルとは？
男性の頭皮は意外と過酷な環境に晒されていることがお分かりいただけたと思います。
では、頭皮ケアを怠ってしまうとどんな頭皮トラブルが起きやすいのか。詳しく見てみましょう。
1. ニオイ
頭皮のニオイの原因は、「汗」「皮脂」「皮膚常在菌」によって起こるとされています。
汗をかくことで皮膚常在菌が分解し、皮脂と混ざり合うことで脂っぽいニオイを発生させます。
男性は女性と比べて皮脂分泌量が多いので、毎日清潔に保つ頭皮ケアが重要になるわけです。
2. フケ
フケには大きく分けて「脂っぽいフケ」と「粉っぽいフケ」の2種類があり、原因が異なります。
フケは何かしらの原因で、頭皮のターンオーバーが乱れていることにあるようです。
自分に合わないシャンプーを使っていたり、間違った髪の洗い方をしている方に多く見受けられる傾向にあります。
3. 抜け毛
男性の抜け毛で代表的なのが「AGA（男性型脱毛症）」ですが、頭皮環境の悪化によって起こる場合もあります。
大切なのは、原因を一つに決めつけないこと。自分の生活習慣や何気ないルーティンなど振り返ることで、思わぬ所に原因が潜んでいる場合もあります。
美容のプロがやっているおすすめ頭皮ケア7つ
僕はこれまで色々な頭皮ケアを試してきましたが、劇的に効果があったものもあれば、効果が全くないものもありました。
実際にやってよかったと感じている頭皮ケアは7つあります。それがこちら。
- 自分に合うシャンプーを使う
- 頭皮にやさしいシャンプーをする
- 育毛剤を使う
- 頭皮マッサージ
- 悪いストレスを溜めこまない
- 髪に良くない食事を控える
- よく眠る
やってよかった理由を、美容皮膚科学の観点から深掘りしてみたいと思います。
おすすめ頭皮ケア①：自分に合うシャンプーを使う
シャンプーの一番の目的は、髪の毛と頭皮の汚れを落とすこと。自分に合うシャンプーを選ぶことで、常に頭皮を清潔に保つことができます。
「自分に合う」とは、自分の頭皮に合っているかという意味です。
- 使っていていい気分になる
- すっきりとした洗い上がりを感じられる
- 洗髪後にかゆみ、ベタつきなどの違和感がない
- 枕カバーから皮脂臭を感じない
特にトラブルなく、これらを感じられるシャンプーは自分に合っていると見ていいと思います。
それでも何を買っていいのかわからないという方は、パッケージに書いてある得意なことに注目して選んでみてください。
EBATOが使ってよかったシャンプーを紹介
ジオスタンダード シャンプー マイルド
しっとりとしたなめらかな泡が、髪の毛と頭皮をやさしく包みこむような優しい洗い心地です。
【爽やかな香り】
男性向けのシャンプーですが、シトラスベースの爽やかな香りなのでシェアもできる万能シャンプー。
【どんな空間にもなじむ】
白を基調とした空間を選ばないニュートラルなデザインがグッド。
ディノメン 薬用スカルプケア リンスインシャンプー
「グリチルリチン酸ジカリム」をはじめとした美容成分が頭皮環境を整えます。
【リンスいらずで頭皮スッキリ】
シャンプーはこれ1本でOKなので、手間をかけたくない人におすすめです。
【コスパ抜群】
大容量の1000mlで価格もお手頃。コスパ抜群のスカルプシャンプー。
おすすめ頭皮ケア②：頭皮にやさしいシャンプーをする
正しい頭皮ケアのなかでも特に重要になるのが、シャンプーによる髪の洗い方です。
あまり意識せずに洗っている方も多いかもしれませんが、頭皮にやさしい洗い方をするだけで頭皮のコンディションの違いを感じられるはずです。
個人差はあるものの、早い方なら1週間ほどで効果が現れる場合も。特別な技術も手間もかからないので、ぜひ今日から実践してみてください。
正しいシャンプーのやり方6か条
- 40度以下のぬるま湯で洗うこと
- シャンプーをつける前に1分前後予洗いをする
- シャンプーは手のひらで軽く泡立ててから使う
- 指の腹を使って地肌をマッサージするように優しく洗う
- 生え際、耳の後ろ、襟足までしっかりと洗うこと
- 十分にすすいだら完了！
正しいシャンプーを意識するだけで頭皮をすっきりと洗うことができ、ニオイにくくなるメリットもあります。
おすすめ頭皮ケア③：育毛剤を使う
髪を育てる手段として「育毛剤」と「発毛剤」の2種類があります。
- 育毛剤：強く太い髪の毛を育てて抜け毛を防ぐ
- 発毛剤：新しい髪の毛を生やす
簡単に言ってしまえば、毛を生やす効果があるかないかの差だと思っておいてください。
じゃあ育毛剤を使う意味がないのかというと、そうではありません。
育毛剤は新しい毛を生やすことはできなくても、今ある髪の毛を抜けにくく育ててくれます。発毛剤に比べて価格も安く、使う価値は十分にあるといえます。
「アデノシン」「t- フラバノン」「サイトプリン」「ペンタデカン」といった成分は信憑性の高いエビデンスがあり、有効性が認められている成分なので、育毛剤を買う際はチェックしてみるといいでしょう。
育毛剤の詳しい成分については下記記事で解説しています。興味のある方はぜひご覧ください。
・最近抜け毛が気になり始めた ・根拠のある育毛成分が知りたい ・無駄な出費はしたくない ・実際に使っている人の話が聞きたい こんにちは、メンズ美容家のEBATOです。 本記事では気になる人も多いであろう「本当に効果のある育毛剤[…]
おすすめ頭皮ケア④：頭皮マッサージ
頭皮マッサージは、頭皮を揉みほぐすことで血行が良くなり、髪の毛の成長を助ける効果が期待できます。
特にスマホやパソコンに向かう時間が多い現代人は、頭皮が凝り固まりやすいので、定期的に行いたいところです。
ちなみに僕は↓のアイテムを使っています。頭皮にあてて、上下左右に動かすだけで本格的な頭皮マッサージができるので重宝しています。
おすすめ頭皮ケア⑤：悪いストレスを溜めこまない
健康的な髪の毛をキープするためには、自分なりのストレス解消法を持って発散することが大切です。
ストレスを受けると自律神経が乱れ、血行不良、活性酸素の発生、ホルモンバランスの乱れによる皮脂の過剰分泌などが頭皮に悪影響を及ぼすわけです。
カラダの内側と外側の両面からケアすることで相乗効果も期待できるので、一日の終わりにでも自分を労る時間を作ってみてはいかがでしょうか。
おすすめ頭皮ケア⑥：髪に良くない食事を控える
一般的に体に悪いとされている食べ物は、髪の毛にも悪影響を及ぼします。
揚げ物、ファストフード、インスタント食品、塩分が多い食事など日常的に食べている方は、まず少し我慢をするところからはじめてみてください。
ちなみに髪にいいとされている栄養素は以下のとおりです。
- タンパク質
- ビタミン郡
- ミネラル
- 亜鉛
健康的な髪の毛を育てるには、食生活の改善はとても大切です。体の内と外の両面からアプローチし、頭皮環境の改善を目指しましょう。
おすすめ頭皮ケア⑦：よく眠る
丈夫で健康な髪を生やしていくには、質の高い睡眠が必要不可欠です。
成長ホルモンの分泌を促すためには、まず十分な睡眠時間を確保することが大切。
ポイントは、自分の適正の睡眠時間を知ること。その上で、就寝前の寝室の温度を工夫したり、ブルーライトを控えたり、朝日を浴びたりすることではじめて睡眠の質が上がります。
まずは自分ができることから改善し、健康的な髪の毛を育てていきましょう。
まとめ
頭皮ケアでいちばん大切なことは、まず自分のライフスタイルを振り返ってみることです。
髪の毛にとってマイナス要因を一つずつ減らしていき、見直し継続することが５年後、10年後の自分への投資になります。
薄毛などの頭皮トラブルは起きてから対処するより、正しいケアをして予防しておくことの方が、時間もお金もかかりません。
まずは自分にできることからはじめてみてください。この記事が一人でも多くの方の励みになれば幸いです。
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