今さらきけない紫外線の基礎知識【美容家が易しく解説】




・将来肌で悩みたくない
・自分に自信を失いたくない
・いつまでも「素敵ですね」と言われたい

こんにちは。メンズ美容家のEBATOです。

紫外線が肌に悪影響を与えることはすでに一般的常識となっており、対策を心がけている人がほとんどだと思います。

ですが、日ごろから浴びない意識を心がけていても誰でも一度は「なぜか焼けてしまった」という経験があるのではないでしょうか?

紫外線対策はスキンケアの基本。確実な紫外線対策をするためには、紫外線のことを正しく捉えることが大切です。

紫外線は浴びている間は実感がなく、肌が赤くなって初めて気づきます。こんなうっかりを繰り返していると、肌はいつの間にかボロボロになってしまうかもしれません。

そこで今回は、紫外線から肌を守るための基礎知識をわかりやすくご紹介します。正しい知識を知っているかどうかで5年後、10年後のあなたの肌悩みは大きく変わるはず。

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何事も基本が大切!しっかりと押さえて周りと差をつけましょう

そもそも紫外線って何?

太陽光

「太陽=紫外線」というイメージが強いかもしれませんが、実は太陽光の紫外線が占める割合はおよそ6%程度です。

残りの52%はまぶしさを感じる「可視光線」、暑さを感じる「赤外線」が42%となっています。

そのため、紫外線は日差しの強さや気温に関係なく降り注いでいますが、浴びても実感がわきません。これがうっかり日焼けの原因でもあります。

では、実際に紫外線を浴びると、肌にどんな悪影響を及ぼすのでしょうか?

シワ・たるみの原因「UVA」

「UVA」は、地上に届く紫外線の約9割を占め、「生活紫外線」とも呼ばれています。

エネルギーは弱いものの、ジワジワと肌の奥深く(真皮)へ伝わり、肌の弾力やハリを保つエラスチン線維やコラーゲン線維を老化させる性質を持っています。

肌が急激に変わるような影響はないものの、肌に蓄積型のダメージを与えるため、

「肌のたるみが気になってきた」
「年々シワが増えてる気がする」

といった些細な変化を感じる人が多いようです。

 UVAをザックリまとめると……

  • 地上に届く約9割はUVA
  • 浴びると、徐々に肌のハリや弾力を失う
  • 皮膚を黒くする性質もある

シミ・そばかすの原因「UVB」

地上に届く紫外線としては少ないものの、エネルギーが強く、肌の細胞を傷つける作用はあるのが「UVB」です。

日焼けによって肌が炎症を起こすのも(サンバーン)赤くなったあとに肌が黒くなる(サンタン)のは、UVBによるものだといわれています。

UVBは主に肌を乾燥から守る表皮にダメージを与えるため、肌の新陳代謝が乱れ、ゴワついたり、水分が失われて乾燥しやすくなるといったことも起こります。

 UVBをザックリまとめると……

  • 紫外線の割合は少ないが、高エネルギー
  • 肌の炎症、シミなどの原因を作る
  • 肌表面の細胞やDNAを傷つける作用もある
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紫外線による肌の老化(光老化)は貯金のようなもの。すぐに影響は出ませんが、浴びれば確実ダメージが蓄積されていき、その結果がシミやシワとなって現れるのです

季節や天候と紫外線の関係

紫外線対策は年中すべし

月ごとの紫外線強さを表す指標
気象庁 日最大UVインデックス(観測値)の月平均値の数値データより

紫外線量は、季節によって異なりますが、弱いからといって油断するのは危険です。

「UVB」日焼けをしやすい夏場は強く、冬になると一気に減りますが、シワやたるみの原因になる「UVA」は年間を通じて変動が少ないからです。

紫外線は浴びている感覚がほとんどないのは、先ほどお話したとおり。つまり、紫外線対策は年中行う必要があるのです。

紫外線は曇りの日でも要注意

曇っていると何となく紫外線量は少ないように感じてしまいますが、果たして本当にそうなのでしょうか?

結論からいうと、紫外線量こそ低下しますが、曇りや雨のときでもゼロになることはないので対策は必要です。

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UVAは、雲やガラスを通り抜けて肌に届きます。知らずしらずのうちに浴びている可能性も

厄介なのはそれだけではありません。実は曇りの日の紫外線量は、晴れの日のおよそ6~8割程度とあまり変わらないのです。

地域や環境にもよりますが、雲の状態によっては快晴時と同じくらい増加する場合もあるので、注意が必要です。

紫外線量は季節や天候によって変化するが、何の対策もしないのは非常に危険。日焼け止めを使い分けるなど常日ごろから状況に応じた対策を心がけよう。

自分の日焼けタイプを知る

日焼けをすると赤くなるだけの人や黒くなる人など、個人差があると思います。

さまざまな日焼けタイプがある理由は、紫外線から肌を守るメラニンの生成が関係しているから。実はこの日焼けタイプによって、シミができやすいのかそうでないかを、ある程度知ることができるのです。

日本人の肌の場合、次のうちの3タイプに分類することができます。

  1. すぐに赤くなり、黒くはならないタイプ
  2. 赤くなった後、数日後に黒くなるタイプ
  3. 赤くなった後、すぐに黒くなるタイプ

シミのできやすさはメラニンの働きで決まる

一見すると「①」のタイプは肌が弱く、シミもできやすいように思いますが、紫外線を浴びても黒くならない人は色白でメラニンの働きが活発でないため、シミになりにくいタイプといえます。

ですがその反面、紫外線から肌を守る働きも弱いため、光老化を起こしやすい傾向にあります。

そうなると一番シミができやすいのは「③」のタイプ。紫外線に対する抵抗力は一番高いものの、メラニンの働きが盛んなので理論上はシミもできやすいことになるわけです。

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どんな肌タイプでも紫外線がさまざまな老化の原因であることには変わらないので、日々の対策が大切です

まとめ:UV対策は美肌の基本!

ここまでの話をまとめてみます。

  • 紫外線は無意識のうちに浴びている!
  • 「UVA」はジワジワと肌を蝕む
  • 高エネルギーの「UVB」は肌細胞やDNAも傷つける
  • 紫外線対策は年中すべし
  • 日々のケアが肌の将来を左右する

スキンケアの基本は「保湿」と「日焼け止め」。この2つのケアさえできていれば、肌悩みはそう簡単には増えません。

自分に合う日焼け止めを選び、紫外線の正しい知識を身につけて浴びない意識を常に心がける。

とても地味でシンプルかもしれませんが、これこそ若々しい見た目を維持する一番の近道なのです。

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