低気圧で体調を崩しやすい人のための特徴と対策法




・曇っていると何となく体調が悪い
・雨の日は頭痛がする
・台風が近づくと身体がダルくなる
・気圧の変化に敏感だ
「今日は何となく体調が悪いと思っていたら低気圧が近づいていた」と体調で天気がわかる方、いますよね。僕も低気圧の影響を受けやすい体質で、仕事がはかどらなかったり、ひどいときは一日動けなかったりします。
このような気象によって引き起こされる体調不良は「気象病」と呼ばれ、頭痛、めまい、首の痛み、耳鳴り、うつ症状など身体にさまざまな異変が起こります。気象病で悩む人は1000万人以上に上ると言われているそうです。
体調が天気に左右される原因は、自律神経による乱れです。そこで今回は、低気圧で体調が優れないときの対策方法をご紹介します。実際に僕もやっている方法で、かなり症状が緩和されるのでおすすめです。

ストレスも消える?バルーン・ブリージング

気象病の症状が出やすいのは、おもに急な気圧の変化が起こったときだと思います。人間の身体は気圧が変化するとストレスを感じて対抗するように自律神経が活性化します。

ご存知のように交感神経が働くと心拍数が上がり、血圧が上昇、気管が拡張することで、

  • 緊張・興奮状態になる
  • 呼吸が乱れる

といったことが起こりますね。

反対に副交感神経が働いているときは、心身ともにリラックスしている状態です。低気圧の影響を受けやすい人は、交感神経と副交感神経の切り替えが上手くできずにリズムが乱れてしまうことが原因の一つとして考えられています。

そこでおすすめしたいのが「バルーン・ブリージング」という呼吸法です。実は自律神経が乱れている人の多くは、呼吸が浅くなっています。今、この記事を読んでくださっているあなた。呼吸が止まってはいませんでしたか?「自分は呼吸している」と認知していた人は少ないと思います。

深い呼吸をすることで、副交感神経のスイッチが入りやすくなり、自律神経がかなり整いやすくなるはずです。「バルーン・ブリージング」のやり方は以下のとおりです。

  1. テニスボールぐらいの小さな風船が、自分のお腹の中に入っている様子を想像します。
  2. 鼻から息を吸いながら、想像の風船が少しずつふくらんでいく様子をイメージ。それと同時に、風船がお腹を内側から押しているように想像しましょう。
  3. 鼻から息を吐きながら、風船から空気が抜けていく様子をイメージ。風船が元の状態に戻るまで息を吐き切ります。

これを1日5~10分ほどおこないます。ポイントは背筋を伸ばして、肩甲骨同士を軽く寄せるように胸を開き、姿勢を正した状態でおこなうこと。朝起きたときや仕事の合間に試すのがおすすめです。

耳マッサージ

気象の影響を受けやすい人は、血流が悪くなっている場合も。そこで耳マッサージをすることで血の巡りが良くなり、症状が緩和されることもあります。

方法は以下のとおりです。

  1. 両耳を指全体で軽く揉みます。
  2. 両耳を上下横に5秒ずつ軽く引っ張ります。
  3. 耳の横をつまみ、横へ軽く引っ張りながら後ろに5回まわす
  4. 耳の上部分と下部分をくっつけるように縦に折り曲げて5秒間キープ
  5. 耳全体を手で覆い、円を描くように5回まわす

ポイントはあまり力をいれず、あくまでほぐすようなイメージでおこなうこと。耳にあるツボを刺激しても効果があると思います。

ぜひ試してみてください。