お金持ちは本当に幸せになる?お金より大切な◯◯とは




・お金持ちになりたい人
・幸せな人生を送りたい人
・毎日時間に追われている人
突然ですが、想像してみてください。ある日あなたは、1億円を手にしました。果たしてこの先の人生を幸せに生きていくことはできると思いますか。
お金は本当に人を幸せにするのかという話ははるか昔から議論されていますが、「お金より大切なものはある」と考えている人は多いようです。
結論からいうと、お金持ちの人は必ずしも幸せとは限りません。ここで注意していただきたいのが、最低限の生活をしていくためのお金は必要であり、お金は全く不要だということ。
お金が全くない状態だと、心の余裕がなくなります。精神的なゆとりがなければ、幸福度も何もなくなってしまうので最低限の生活を確保したうえで“あるモノ”に重点を置くと人生が上手くいく、というのが今回のお話です。

お金があるほど離婚する?

ここで一つ面白い研究をご紹介します。アメリカのブリガムヤング大学のティム・ヒートンは9643世帯の国勢調査を実施し、夫婦の年収と幸福度にどのような関係があるかを調べました。

まず、夫婦関係について回答は以下のような結果になったそうです。

*不満はあるけど、離婚や別居をするつもりはない 65.8%

それぞれの家庭事情があるにせよ、それなりに上手くやっている夫婦が多いことがわかります。

その理由は、子供の存在が大きいのではないかというのがヒートンの見解。お金持ちの夫婦に比べてお金持ちでない家庭には多くの子どもがいるため、時間に追われて経済的ゆとりもないことから浮気や不倫に走りにくいのだそう。

対してお金持ちの夫婦には子どもがいない、一人っ子などあまり子を作りません。勝手なイメージですが、ドラマや映画に出てくるお金持ちの家族は大体0~2人のような気がします。お金持ちの人の多くは労働>家族になりがちなため、このような結果になっているのではないかと僕は思います。

この研究からわかるように、お金が必ずしも人の幸せをつくるわけではないということが解釈できると思います。では、我々はお金よりも何を大切にして生きていくべきなのでしょうか。

“時は金なり”はやはり正しかった

それはずばり「時間」ではないでしょうか。先ほどのお金がない夫婦とお金持ちの夫婦を例に考えてみましょう。

お金がないのに時間優先は正しいのか

まず、お金持ちでない夫婦の場合、どうして幸福度が高かったのかという点が気になると思いますが、「家族との時間」を多く使っていたからだと考えられます。そもそも子ども好きでなければ、たくさんつくろうとは思わないわけですから、そういう人たちにとって家族と過ごす時間というのは、非常に価値のあるものだといういうことがわかります。

お金はないかもしれないけど、家族と過ごす時間が長いことによって幸せに感じる時間が長い=幸福度が高く、夫婦仲も安定しているのでしょう。

お金に余裕があっても時間に追われると……

研究内容には、夫婦中仲が上手くいっていない夫婦の特徴については触れられていなかったのですが、お金持ちでも忙しさに追われている人はたくさんいます。仕事ばかりに時間を費やしてしまえば、夫婦との会話が減り、一緒に生活しているだけの関係になってしまうケースも往々にしてあるでしょう。共働きであれば尚更です。

ではもし、お金持ちの夫婦に時間のゆとりが生まれたらどうでしょう。会話をする時間、休日一緒に出かける時間、旅行する時間などできれば、多少不満があっても離婚や不倫に発展しにくいのではないでしょうか。

お金があって時間もあるなんて、これ以上の贅沢はありません。「時は金なり」「時間は人生の通貨である」とはよくいったものです。

時間を大切にする人はメンタルも強い

時間を大切にすると、まず心にゆとりが生まれます。ゆとりが生まれるとどうなるかというと、「空いた時間に何かためになることをしよう」「この時間を削れば10分時間が空く」といった考え方ができるようになります。

いつも時間がないと感じている人は、ぜひ自分の24時間を何に充てているかをなるべく細かく洗い出してみることをおすすめします。5分間のスキマ時間が4つあれば20分も他のことに時間が使えるわけです。そうして有意義な時間を過ごすことで、ポジティブ思考へと変わっていきます。

前向きな考え方ができれば、仕事や人間関係、恋愛などさまざまなことが上手くいくだけでなく、メンタル疾患にもかかりづらくなるメリットがあります。うつ病経験のある僕がいえることは、メンタル疾患は本当に辛いです。お金を払ってでもならない努力はしたほうがいいくらい、なるべきではありません。

ぜひ今日から時間を大切にする生き方をしてみませんか。

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