
こんな悩みを解決します。
・メンズスキンケアの重要ポイント
・3分でできる究極の時短スキンケアの方法
・おすすめのメンズコスメ4選
本記事の信頼性
- 美容業界7年目
- 元美容部員、美容ウェブメディア監修や連載を手掛ける
- 日本一検索されている男性美容家
僕はこれらの経験を生かし、1,000人以上の方の肌や美容に関する悩みを解決してきました。最近ではSNS(@BeauticianEbato)で美容や健康なライフスタイルについて情報発信をしています。
美容に馴染みがない、あるいはスキンケア初心者の男性にとって肌のケアは「時間と手間がかかるもの」と思っている人は多いと思います。本記事では、朝の3分でできるメンズのための時短スキンケアについてご紹介します。
実際に僕も毎朝やっているケアなのですが、肌トラブルはほぼありません。このケア方法を学ぶだけで、誰でも清潔感を与えられる人になれますよ。

スキンケアで重要なのは時短である理由
スキンケアの基本は化粧品を使いすぎないこと
まずスキンケアの基本は、肌本来の持つ機能を最大限に生かすことです。
人の肌には元々「天然保湿因子(NMF)」や「皮脂」といった天然のうるおい成分があり、外部からの刺激や水分の蒸発を防ごうとする「肌力」が備わっています。
ところが日々の生活の中で肌は過酷な環境に晒され続けているため、乾燥や毛穴、ニキビといった肌トラブルに悩む人が後を絶ちません。
一般的に肌トラブルを引き起こす原因は次のとおり。
- 過剰な洗顔
- 化粧品の多用
- 紫外線ダメージ
- ストレスによる酸化
今は化粧品の種類も豊富で、一通りの悩みに対応できる化粧品が揃っています。ゆえに僕たちは何かと化粧品に頼りがちです。
化粧品に頼るのは悪いことではありませんが、化粧品で美肌を作ろうとするのはおすすめしません。
なぜなら、肌本来の機能が低下したまま化粧品を使っても成分の働きが弱くなるからです。それに気づく人は残念ながら少数派。

化粧品はあくまで低下している肌の機能を底上げするためのサポートです。
人にもよりますが、スキンケアに時間も手間も必要はありません!自分にとって必要なものだけを使って効率よく行う、これがスキンケアの基本です。
フォーカスすべきは“角層ケア”
美肌をつくるコツは、皮膚表面の角層と呼ばれるバリア機能を整える「角層ケア」がカギになります。
美肌をつくる3つの角層ケア
- 正しい洗顔
- 正しい保湿
- 紫外線対策
男性の多くは洗いすぎている傾向にあります。実際に僕がこれまでにカウンセリングした1,000人以上の方のうち、8割は洗顔に問題がありました。
角層のバリアが正常に働かないことには、どんないい成分が入った化粧品を使っても思うような効果は得られません。
逆をいえば、角層にアプローチしたケアをすることで化粧品に頼らないきれいな肌を実現することが可能なのです。

前置きが少し長くなりましたが、早速本題に入っていきましょう。
STEP1:美肌の土台“正しい洗顔方法”を身につけよう
そもそも洗顔の目的って何?
洗顔には2つの目的があります。
- 汗や皮脂汚れ、肌に付着した塵やホコリを落とす
- スキンケア成分を効率よく浸透させる
スキンケアの土台ともいえるのが「洗顔」です。実は、男性の多くは無意識のうちに自己流の洗顔をしてしまいがち。
たとえば、ゴシゴシ擦る、ボディソープで顔を洗う、熱いシャワーで洗い流すといった洗い方は肌を傷めるNG行為なんです。
モテ肌になる洗顔のポイント
- 洗顔は泡立てからはじまる
- 時間をかけずにサッと洗うが鉄則
- 水の温度は「ぬるま湯」で
この3つのポイントを押さえることで、ニキビや吹き出物、毛穴の黒ずみといった肌トラブルを防ぐことができます。

ポイント①:洗顔料は泡立てネット使って泡立てよう
洗顔料を泡立てるメリットは2つあります。
- 洗顔料は泡立てるほど汚れを落とす力が強くなる
- 手と肌の間に泡がクッションとなって摩擦を軽減する
汚れを落とす力が強くなるということは、洗顔料を顔に乗せている時間も短くて済むので肌への刺激も少なく済み、時短にもつながるというわけです。
おすすめは「バルクオムの泡立てネット」
僕も普段から愛用しているアイテムで、5~10秒泡立てるだけでキメの細かい泡を作ることができます。
ホイップクリームのような泡で洗うと、とても気持ちよくて洗い上がりもスッキリしますよ。
ポイント②:洗顔の基本は「素早く」「優しく」と心得る
汚れが気になるところはつい時間をかけて洗いたくなりますが、洗顔料と肌が接している時間を短くするのもスキンケアの基本です。
肌質によるので一概にはいえませんが、朝は20~30秒、夜は30~60秒で済ませるのが理想。
また、ゴシゴシ擦ると角層のバリア機能を低下させてしまう原因になるので、絶対にやめましょう。

洗顔は、時間をかけずに優しく洗うのが何より大切だということを忘れないでください。
ポイント③:シャワーでのすすぐなら弱めのぬるま湯で
特に夜の洗顔は入浴と一緒に済ませる人がほとんどだと思います。そこで注意して欲しいのが「水圧」と「お湯の温度」です。
洗顔料がついた状態でシャワーの水圧が強すぎたり、お湯の温度が熱かったりすると必要以上に肌のうるおいを奪う原因になります。
シャワーですすぐく際は、次の2つのポイントを必ず守るようにしてください。
- お湯の温度:37~38℃のぬるま湯
- 水圧:刺激を感じない程度に弱める
水圧の調整が難しい場合は、シャワーヘッドを交換するのもアリ。水道代の節約にもなりますよ。
洗顔後の注意点
タオルで顔を拭くときは、水気を取るように軽く当てるだけでOKです。
洗顔後の皮膚は、水分を多く含みとてもデリケートな状態。タオルの摩擦はバリア機能を低下させる原因になるので、注意しましょう。
また、このあと紹介する保湿ケアは洗顔後10分以内に行ってください。
・洗顔の基本は「素早く」「優しく」が基本
・シャワーでのすすぎは水圧と温度に注意
STEP2:保湿ケアはセラミド入りのものを選ぼう
男性の皮脂量は女性の3倍もあるにも関わらず、水分量が少なく蒸発しやすいのが特徴です。
しかもひげ剃りや紫外線、ストレスなどの影響で肌は過酷な環境に晒され続けており、肌本来の機能が低下しがち。
そこでおすすめしたいのが「セラミド」配合の化粧品です。セラミドは角層を健全な状態に保ち、肌力を高めてくれる優秀な成分なのです!
セラミド配合のおすすめメンズコスメ
スキンケア初心者にとって、まず化粧品選びが大きな難関になります。結局、何がいいのかかわらず、悩んでいる人も多いでしょう。
そこでおすすめしたいのがオールインワンタイプのアイテム。たった1本で化粧水から乳液、美容液、クリームといった役割を果たしてくれる優れもので初心者や時短にはうってつけです。
僕が実際に使ってよかった「セラミド配合コスメ」を紹介します。
Nile(ナイル) 化粧水 メンズ オールインワン アフターシェーブ
1本で化粧水、美容液、乳液、クリーム4つの役目を果たしてくれるオールインワン化粧水。とろみのあるテクスチャ―ですが、ベタつかないのでとても使いやすいです。
HOLOBELL(ホロベル)トータルスキンケア保湿ジェル
個人的に一番気に入ってるのがこちら。保湿ジェルなのにサラサラとしていて、ベタつくのが嫌な男性に向いています。
ZIGEN(ジゲン)オールインワンフェイスジェル
ZIGENには「ヒト型セラミド」という人間の肌にあるセラミドと似た構造で肌なじみがいいものが配合されています。アルコールフリーなので、アルコール類が苦手な人でも安心して使えます。
ROGEN(ロージェン) オイルリッチローション
スタイリッシュなデザインで、ポツンと置いてあるだけでおしゃれ雰囲気に。セラミド以外にもヒアルロン酸などの保湿剤が入っており、乾燥が気になる方向けです。

スキンケアで気をつけるべき3つのポイント
洗顔後のスキンケアは、
- スキンケアは入浴後10分以内に済ませる
- 100円玉大~500円玉大の量を目安にする
- 手のひらで顔を覆うように丁寧にプレスしていく
この3つを押さえておけばOK。順番に解説していきます。
スキンケアは入浴後10分以内が勝負
夜の洗顔は、入浴と一緒に済ませる人がほとんどだと思います。「入浴後のスキンケアはすぐにやりましょう」という話は聞いたことがあると思いますが、具体的な時間はあまり考察されていません。
20年にわたって入浴に関する研究を行っている早坂信哉先生によると、入浴から10分が経過すると肌の水分量が低下していくと著書『お風呂研究20年、3万人を調査した医者が考案 最高の入浴法』で述べています。
入浴後の10分は、あっという間に過ぎるもの。肌の水分を逃さないためにも、スキンケアアイテムを減らして手早く済ませる方法は理にかなっているというわけです。
コスメは適量を守ると効果を発揮する
以前から「高い化粧水を少量使うべきか」「安い化粧水をバシャバシャ使うべきか」という論争がありますが、結論からいえばどちらもナンセンス。
全てのコスメは、適量で使われることを前提として作られています。多すぎても一定以上の効果は期待できませんし、少ないと本来の効果は引き出せません。
基本的に化粧水をはじめとしたコスメは、100円玉大~500円玉大くらいが適量といわれていますが、コスメによって異なるのでパッケージに記載されている量を守るのがベターです。
コスメは基本手で塗ろう
シンプルスキンケアメソッドでは、油分を含むオールインワンタイプを推奨していることもあり、コットンとはあまり相性がよくありません。
コットンは水分をぐんぐんと吸収してしまうため、コスメの消費量も多くなってしまいます。そう考えると、手のほうがコスパ的にも優れているといえます。
角層にうるおいを与えるように、手のひらを使って丁寧に浸透させましょう。
まとめ:本質的なスキンケアを心がけよう
ここまでの内容をまとめてみます。
- 清潔感のある肌は「正しい洗顔」「正しい保湿」がつくる
- 洗顔は3つのポイントが差をつける
- 洗顔後のスキンケアはシンプルに
- 入浴後のスキンケアは10分以内に済ませよ
- 保湿のカギは「セラミド」
試していただくとわかると思いますが、今回ご紹介した洗顔からスキンケアまでの一連の流れは時間にして3分もかかりません。
最初にお伝えしたようにスキンケアは、時間や手間をかければいいものではありません。
肌のメカニズムを理解し、必要なことだけをやることが好印象の肌を作る秘訣です。ぜひ参考にしていただけたら幸いです。