こんな疑問に答えていきます。
・サウナの正しい入り方・楽しみ方
記事の権威性
こんな疑問に答えていきます。
記事の権威性
汗をたくさんかくサウナは、何となく体に良さそうなイメージがありますよね。でも実際のところ、こんな疑問を持っていませんか?
サウナは免疫力が高まったり、幸福度が高くなるといったメリットがある一方で、間違った入り方をすると逆に疲労が溜まったり、寿命を縮める場合もあるのです。
美容や健康の効果を最大限に高めるためには、正しい情報を理解することが大切。そこで美容家の僕がサウナの健康効果についてわかりやすく解説します。
記事を読み終わった後にはきっと、サウナの新しい見方や楽しみ方が違ってくるはずです。
サウナには、大きく分けて「健康」「美容・美肌」「メンタル」の3つ面での効用が期待できます。具体的にどのような効果が期待できるのか、順番に見てみましょう。
サウナの効果で最も代表的なのは、「温熱効果」です。
サウナの熱によって身体が温まると、血管が広がり血行が促進されます。
血液には酸素や栄養分、ホルモン、免疫物質などカラダな体に必要なものを運ぶ他に二酸化炭素や疲労物質、老化物質を回収する役割も担っています。
血行不良がカラダに悪いといわれるのは、これらの働きが機能しにくくなるためです。
サウナによって血流が改善されると新陳代謝が上がり、身体の免疫力が上がります。
オーストリアにあるウィーン大学の研究チームが発表した実験では、
という2つのグループにわけて、どのくらい人が風邪にかかるかを6カ月間にわたって調査しました。
そして、各グループの罹患率を調べたところ、サウナに入るグループはそうでないグループに比べて約50%も風邪にかかる率が低かったことがわかったのです。
つまり、サウナは身体の免疫力アップに大きく貢献しているといえるわけです。
サウナは「寝ても疲れがとれにくい……」という方にもおすすめです。
僕も以前はストレスのせいで寝つきが悪く、あの手この手を試してみましたが、思ったような効果は得られず悩んでいました。
そんなとき、たまたま本で「サウナは睡眠の質を上げる」というのを見て試したところ、今までにないくらい翌朝スッキリと目覚めることができたのです。以来サウナの虜に。
なぜなぜサウナに入ると、深く眠れるようになるのでしょうか。それはサウナの熱によって一時的に体温が上がるからです。
サウナによってカラダの芯から温まった体温は、上がった分だけ下がろうとします。人間が一番眠くなるタイミングは、上がった深部体温が下がろうとするときなのです。
さらにサウナには適度な疲労感があるため、心身ともに深い眠りにつく準備に整うことで疲れもとれやすくなるわけです。
最初にサウナは、温熱効果によってカラダの血行が促進されるとお話しましたが、その延長線の話です。
カラダを温めるメリットは免疫力を上げるだけでなく、神経の過敏性を抑える効果もあります。
肩こりや腰痛は、デスクワークで長時間同じ姿勢でいたり、ストレスで筋肉が緊張することで起こりますよね。
筋肉が凝り固まっているということは、血液の巡りも悪くなっているわけですからいかに血行を促進するかが大切になるわけです。
マッサージや整体でも解消することはできますが、経済的な負担を考えるとサウナの方がお手頃です。
サウナに入ると食べ物の栄養吸収率が上がるので、肌にも栄養が行き届きやすくなり、美肌効果が期待できます。
ただ、あくまで健康的な食事をしているという前提の話になるので、タンパク質やビタミン郡、ミネラルなど栄養バランスのいい食事を心がけてください。
栄養吸収率が上がる理由は、サウナの温熱効果により血行が促進され、消化器官が活発に働くようになるからです。だから食事がとても美味しく感じるようにもなります。
実際にサウナーの方々に話を聞いても「ご飯が美味しくてつい食べすぎてしまう」そうですが、腹七分目くらいにしておくのが無難です(気持ちはわかるけどね!)
清潔感のある肌になるためには、汗をかくことも大切です。
私たちの日常を振り返ると、オフィスなどの冷房が効いている部屋で過ごすことが多いですし、運動不足で汗をかく機会は少ないのではないでしょうか?
汗には微量ながら老廃物が含まれているため、汗をかかずに溜め込んでしまうと肌が乾燥しやすくなるというデータもあり、美容面ではデメリットになります。
サウナでかく汗は90%が水分ですが、残りは尿素や乳酸ナトリウムといった物質も含まれています。これらは天然保湿因子(NMF)といって、水分をキャッチして抱え込む性質があるうるおい成分です。
つまり、汗をかくことでうるおい成分が肌に作用してツヤツヤした清潔感のある肌になることができるわけです。
自律神経とは、簡単にいうと血液や臓器の働きをコントロールするカラダの調整機能のことです。
交感神経と副交感神経があり、交互に切り替わることでカラダのコンディションを整えているわけですが、不規則な生活やストレスなどが原因でこのバランスは崩れてしまいます。
はじめは何となくの不調にからはじまり、症状が悪化すると自律神経失調症やうつ病といったメンタル疾患に至ることもあります。
サウナの詳しい入り方は後述しますが、熱いサウナと冷たい水風呂のサイクルを繰り返すことで交感神経と副交感神経が交互に切り替わり、乱れたリズムを正常に戻してくれる効果が期待できるのです。
自律神経のバランスが整うと精神が安定しますから、ストレスにも強くなります。現代人にとってこれほど嬉しいメリットはないんじゃないでしょうか?
ストレスに強くなるということは、ストレスに晒されにくくなるということでもあります。
過度なストレスは認知機能の歪みにも繋がりますから、自己肯定感を下げることにもなるわけです。
たとえば、
こんな思考をする人、あなたの周りにも一人はいますよね?
ストレスは肌やカラダに異常が出るだけでなく、こうした思考のアンバランスを生むことにもなりかねません。
サウナの発祥地であるフィンランドでは、2018年、2019年の2年連続幸福度が一番高い国に輝いています。
僕は、サウナ経験者ならわかる開放感がフィンランドの人たちの心の豊かさを作っているのではないかと思っています。
ここまでの話をまとめてみます。
サウナは今や、最高のパフォーマンスを実現する健康法と言っても過言ではありません。
未経験の方はぜひ試してみてかいかがでしょうか。