2026年7月23日、渋谷某所にて「新『ラムダッシュ』シリーズ発表会」が開催されました。会場では、手のひらサイズのコンパクトなボディに先進技術を凝縮した「ラムダッシュ パームイン」の新モデル「ES-P690U」「ES-6809U」「ES-650U」がお披露目されました。
本記事では、最上位モデル「ラムダッシュ パームイン PRO6枚刃」を実際に体験した筆者が、剃り心地やデザイン、操作性を美容のプロの視点からレポートします。
拡大する男性美容市場 身だしなみ関連機器にも広がる美容ニーズ

男性の美容意識が高まるなか、その関心はスキンケア化粧品だけでなく、日々の身だしなみを支える美容機器にも広がっています。
発表会では調査データとともに、男性スキンケア市場が拡大を続けていることに加え、シェーバーをはじめとする身だしなみ関連機器にも成長の兆しがあることが紹介されました。
こうした背景には、単に「ヒゲが剃れればいい」という意識の変化があるのだと思います。短時間で整えられることの手軽さ、肌に心地よさ、そして所有する満足感――。男性美容市場の成熟に伴い、シェーバーにもこうした複合的な価値がより一層求められるようになっていると感じます。
これは消費者の選択肢が広がるという喜ばしい変化である一方、「どれを選べばよいのか」と迷う場面が増えることにもつながります。
特にシェービングは、多くの男性にとって毎日のように行うルーティンであり、肌に直接触れるものです。使用するシェーバーによって肌質との相性や剃り方、肌への負担は変わります。
だからこそメンズ美容の領域は、単に商品を選ぶのではなく、自分で思考し、肌質や悩みを正しく理解することや、自分なりの選ぶ基準を明確にすることが求められるジャンルなのだと改めて実感させられます。
「身だしなみ」から「自己表現」へーー男性美容を取り巻く価値観の変化

男性美容を取り巻く環境は、市場規模だけでなく、その意味合いも大きく変化していると僕自身肌身で感じています。
これまで男性にとっての美容は、清潔感を保つための身だしなみとして語られることが大半でした。しかし現在は、単に整えるだけではなく、自分らしい印象をつくり、心地よく過ごすための自己表現のひとつへと広がりつつあります。
紹介された調査結果からも、自分自身が納得できる装いを追求したいという意識の高まりが伺えました。髪型や服装を選ぶように、ヒゲの整え方や肌の見せ方にも、その人らしさが表れる時代になっているのだと思います。
こうした変化を背景に、Panasonicが新たに提案するシェーバーとは――。
手のひらサイズに技術を凝縮「ラムダッシュ パームイン PRO6枚刃」3つのこだわり

今回お披露目された新「ラムダッシュ」シリーズ「ラムダッシュ パームイン」は、「ES-P690U」「ES-6809U」「ES-650U」の3モデルで展開されることが発表されました。
なかでも一番の特徴は、「ラムダッシュ パームイン」初となる6枚刃搭載モデルであること。コンパクトな本体に本格的なシェービング性能を凝縮した一台です。発表会では、製品を形づくるこだわりとして、剃り味、デザイン、操作性という3つのポイントが紹介されました。
①6枚刃テクノロジーと高回転モーターを搭載
「ラムダッシュ パームイン PRO6枚刃」の最大の特徴は、手のひらに収まるサイズでありながら、6枚刃システムと高回転モーターを搭載していることです。
複数の刃がさまざまな向きや長さのヒゲを捉え、高速で駆動するモーターによって効率よく剃り進めます。コンパクトなシェーバーというと、携帯性を優先した簡易的なモデルを想像する方もいるかもしれません。
しかし本製品からは、小型化してもラムダッシュならではの剃り味を妥協しないというPanasonicの姿勢が感じられました。

少ないストロークでヒゲを捉えやすい設計は、忙しい朝の時間を短縮するだけでなく、必要以上の摩擦を避けられるメリットがあります
②所有する喜びを感じさせるデザイン

機能性に加え、デザインにも強いこだわりが込められていると感じました。
特に高性能シェーバーは、そのスペックの高さゆえ収納スペースを圧迫してしまうことも多い製品です。一方、「ラムダッシュ パームイン PRO6枚刃」は、目に触れる場所に置いておきたくなるような洗練された佇まいに仕上げられています。
手のひらになじむ曲線的なフォルムと、金属素材ならではの質感が調和し、コンパクトながらも上質な存在感を感じさせます。一般的なシェーバーの形状にとらわれないデザインは、自宅で使用する際はもちろん、出張や旅行先で取り出す場面でもスマートな印象を与えてくれるでしょう。
③毎日の使いやすさを考え抜いた操作性

3つ目のこだわりは、日常的に使用することを前提に設計された操作性です。
一般的な電気シェーバーは、ハンドル部分を握り、ヘッドを肌に当てて動かします。それに対して「ラムダッシュ パームイン」は、本体を手のひらで包み込むように持つ独自のスタイルを採用しています。
■実際に使ってみた感想は……

刃に近い位置を持って動かすため、指先の感覚を生かしながら、頬やあご、鼻の下といった顔の細かな凹凸に沿わせやすかったです。シェーバーと肌との距離が近く感じられ、直感的に動かせるよう工夫されていると感じます
さらに、持ちやすい形状や手にしたときの重量バランスなど、細部にも毎日の使いやすさを高める工夫が施されています。単に本体を小さくするのではなく、コンパクトな形状だからこそ実現できる操作感を追求している点が印象的でした。
剃り味を支える技術、手元に置きたくなるデザイン、そして感覚的に扱える操作性。この3つを一体として設計することで、「ラムダッシュ パームイン PRO6枚刃」は、携帯性と本格的なシェービング性能を両立しています。
プロが見た、新「ラムダッシュ」に込められた作り手の想い
「ラムダッシュ パームイン」の魅力は、単に高性能シェーバーを小型化したことだけではありません。発表会を通じて感じられたのは、従来のシェービング体験そのものをアップデートし、現代の生活や価値観に寄り添う製品を届けたいというPanasonicとしてのメッセージでした。
シェーバーに求められる基本的な役割は、ヒゲをしっかりと剃ることです。その性能を保ちながら、持ち方や本体の形状、肌への当て方に至るまで追求し続ける妥協なき姿勢には、感銘を受けずにはいられません。
手のひらで包み込む独自のスタイルには、これまで当たり前とされてきた電気シェーバーの形にとらわれず、「より直感的で、毎日使いたくなる」を目指して従来の枠組みを破った答えなのだと思います。
また、メンズ美容が「人からどう見られるか」だけでなく、「自分がどうありたいか」を表現するものへと変化するなかで、毎日使う道具にも機能性以上の価値が求められています。洗練されたデザインや手にしたときの質感からは、シェービングを単なる朝のルーティンで終わらせるのではなく、「自分を整えるための前向きな時間」に変えたいという意図が響いてきます。
美容機器は、どれほど高性能であっても、使いにくければ次第に手に取らなくなってしまいます。剃り味だけでなく、持ちやすさや操作性、持ち運びやすさ、所有したくなるデザインまで一体として考えられていること。それこそが、新しい「ラムダッシュ パームイン」に込められた価値ではないかと僕は思います。
WRITERこの記事の著者
EBATO メンズ美容家
1987年・千葉県出身。ITエンジニアから未経験の美容業界に転身し、大手化粧品メーカーにて美容部員として3年間従事。1万人以上の肌悩みと真摯に向き合い、一人ひとりに合った美容法の提案を行う。美容家として独立後、メンズ専門美容ブログ「Men's Beauty Design Lab」を開設。300本以上の記事を自ら執筆し、総読者数は10万人を超える。現在はテレビやラジオ、美容誌などの各種メディアに多数出演。執筆や講師業、化粧品・美容ギアのプロデュースなど活動は多岐にわたる。保有資格:日本化粧品検定特級コスメコンシェルジュ、化粧品成分検定1級。受賞歴:第9回コスメコンシェルジュコンテスト金賞。






