「化粧品の選び方がわからない…」
「自分に合う化粧品を見つけたい!」
「何を使ってもしっくり来ない…何が原因?」
こんな風に“化粧品ジプシー”になってしまっている方は多いと思います。
まず大前提として知っておいていただきたいのが、誰にでも合う化粧品はないということ。
本記事の結論をあえて一言でまとめるなら「自分の肌を知り、自分の価値基準で選ぶ」ことに尽きるかもしれません。
記事の権威性
実は僕も以前同じ悩みを抱えていましたが、選び方の基準を改めたところ肌悩みとはほぼ無縁に。今では美容家としてお仕事をさせて頂いています。
悩んでいた時期の気づきや、仕事を通して見聞きした経験を交えながら化粧品ジプシーから脱却するためのノウハウをまとめたので、参考にしていただけたら嬉しいです。
化粧品選びで悩んでしまう原因
僕はこれまで1万人以上の方の肌悩みと向き合ってきましたが、化粧品選びで悩む人にはいくつかの共通点があることに気づきました。
化粧品選びに悩む要因
- 化粧品に求めるものが漠然としている
- 自分の肌質に合わないものを選んでいる
- 情報収集をしすぎている
- 新しいもの・流行りものが好き
- 完璧主義者
思い当たる節はあったででしょうか。
これらの特徴に一つでも当てはまる方は、化粧品選びで悩みやすい傾向にあると僕は分析しています。
次に各要因の何をどう変えればいいのかを一緒に深掘りしてみましょう。
化粧品に求めるものを再確認する
目的がわからなければ誰でも迷う
たとえば、あなたが友人と旅行へ行くとします。最初にやることといったら「行き先決め」ですよね。
どんなところへ行き、現地で見たいものや食べたいものなど大まかなリサーチをすると楽しみが増えて満喫できそうです。
化粧品選びも同じで数ある化粧品の中から自分に合うものを選ぶには、目的と求めるものを再確認することが大切です。
- なぜ化粧品を探しているのか
- どんな目的の化粧品を探しているのか
- どうしてスキンケアをするのか
- どんな化粧品なら気分が上がるのか
こんな風に道筋を考えてみるだけで選択肢をぐっと絞ることができ、買うべきものが見えてくるわけです。
目的がわかると答えは自然と見えてくる
さらにわかりやすいように例を挙げてみます。
どんな用途で使うのかを明確にすることで、エイジングケアを訴求した化粧品を選べばいいことがわかりました。
さらに好みだったり、こだわりを加えることでさらに選択肢を絞ることができています。
これなら特別な美容知識がなくても、自分に合う化粧品を選べるような気分になりませんか?
化粧品は肌質に合っているが重要
自分の肌タイプを知ろう
大体の求める化粧品のイメージが掴めたら、今度は自分の肌質を知る作業をしていきます。
理由はシンプルで肌質に合わない化粧品はトラブルの原因になる場合があるから。
自分の肌タイプを知る方法としては、次のようなものがあります。
- アプリによるAI診断
- 専門機関での診断
- 美容クリニックでの診断
どの方法も一長一短があるので、気になるものをチェックしてみてください。
肌質はずっと同じとは限らない
肌質は年齢や季節、環境などの要因で揺らぐことがあるため、定期的にチェックすることをおすすめします。
いつもの化粧品が合わなくなったり、季節の変わり目に肌状態が悪くなったりしたときに再診断をしてみると効果的です。
今の肌コンディションを知ることで、自分の肌が本当に必要としていることが見えてきます。やったことがない方はチャレンジしてみましょう!
情報収集は「ほどほど」がちょうどいい
インプットが必ずいい方向に作用するとは限らない
不思議なことに化粧品選びで悩む人は、勉強熱心な人が多く見受けられます。
情報はあるはずなのに、悩みに対する答えを出せない原因はどこにあるのか。
あくまでの僕の経験からの意見になりますが、「情報」そのものが足かせになっている考えています。
簡単にいってしまえば、スマホを見すぎで脳が情報過多になっているわけです。
その結果、「情報」を「知恵」として使うために必要な思考ができない状態に陥り、更に悩んでしまうのです。
生活習慣を整えると悩みの9割は消える
脳をクリーンな状態に保つには、規則正しい生活習慣を送ることが重要です。
質のいい食事を摂ることで脳は活性化し、ストレスと上手に付き合うことができれば余計な思考をしなくて済みますよね。
必要な睡眠時間を確保したうえで質の高い睡眠をとれば、脳をクリーンな状態に保つことができます。
ただし、クリーンすぎても脳が衰えてしまうので、情報収集のような刺激を与えることも大切です。
流行や新しいものこそ冷静に判断する
「みんなが共感しているもの」はよく見えやすい
美容界隈でもファッションと同様に、化粧品や成分のトレンドが度々生まれています。
一番影響力が強いのは、インフルエンサーからの発信でしょうか。流行りものや新しいものを試したくなる気持ちもわかります。
考えなしに流行に飛びつくと先述したような「脳の情報過多」になってしまうので、自分の頭で考えて冷静に判断をする余裕は常に持っておきたいところです。
“自分軸”を持つと他人に振り回されなくなる
化粧品は結局、自分の肌に使うものなので、自分が使ってどう感じるかが一番のポイントになります。
「インフルエンサーのAさんが使っているから」
「YoutuberのBさんがおすすめしてたから」
が自分にとってもいいとは限りません。
彼ら彼女らとあなたは違う人間であり、肌質や趣味嗜好が似ていたとしても、あなたはあなたでしかないのです。流行に乗る、乗らないのも自由。
それよりも自分の価値基準をしっかりと持つことが大切なのではないでしょうか。
100点満点の化粧品は存在しない
化粧品はあくまで嗜好品である
- 「もっと自分に合う化粧品があるかもしれない!」
- 「もっと高い効果を実感したい!」
ある程度化粧品に触れていると「慣れ」から「もっと~ならいいのに」といった感情が生まれてくることがあります。
確かに化粧品は日進月歩の如く、各化粧品会社で特許技術や独自成分を開発したりと次々に高品質なものが作られています。
ただ忘れてはいけないのは、化粧品は嗜好品であり、マイルドな効果しか期待できません。
効果や成分ばかりに気にしすぎると視野が狭くなり、本当に自分に合う化粧品との出会えなくなる場合があるので、多角的な視座で楽しむことが大切です。
探究心や好きがあると化粧品を深く楽しめる
とはいえ、化粧品を楽しむうえで化粧品が好きという気持ちが重要なのも事実。
好きだからこそもっと学ぼうという姿勢が生まれるし、一つの「情報」に対して自ら深掘りし、「知識」として蓄えることができるからです。
メジャーリーガーの大谷翔平選手はあるインタビューで「野球少年に一つ大切なことを伝えるとしたら」という質問に対してこんなアンサーをしていました。
「純粋に楽しむこと。どんどんのめり込んでいく上では大事かなと思います。僕もこんなに好きじゃなかったらあんまり頑張れるタイプではないと思うので」
探究心を持つこと、好きだという感情があるからこその「もっと」だと思います。
その気持ちを大切にしつつ「化粧品には他にどんな魅力があるのだろう?」と少しだけ考え方の意識を別の方向に向けることで、ほんとうの意味で「自分に合う化粧品」と出会えるはずです。
まとめ:広い視野で自分らしい選び方を見つけよう
ここまで挙げた化粧品選びで悩んでしまう原因は、あくまで一例にすぎません。
ただ、悩みのタネが必ずしも美容の知識不足とは限らず、むしろ美容以外の領域に根本の原因があることもお分かりいただけたと思います。
数ある化粧品の中から、自分に合う化粧品を見つけることは簡単ではないのかもしれません。
ですが、リスクになりそうな事柄に対して自分の頭で考え、判断し、自分らしさを忘れなければ、誰にでも正しい選択はできると僕は思います。
ぜひ色々な方向から化粧品を見て、楽しむ中であなたに合う化粧品と出会えることを心から祈っています。
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