日本化粧品検定合格者が教える最短合格法・勉強の仕方

「日本化粧品検定は難しい?」
「合格するにはどんな勉強をすればいい?」
「おすすめの教材があったら知りたい」

男性美容家EBATO
本記事では、日本化粧品検定に合格するための勉強法や合格するために必要なことを解説します

 記事の権威性

これまで各メディアを通じて情報発信や執筆、セミナー講師、コスメの監修などメンズ美容に関するさまざまな仕事を手がけています。元美容部員・美容業界歴は10年以上です。
———————-
 Instagram: ebato.77 /  note: biyouka_ebato

僕が合格したのは2018年。2級と1級をW受験し、ともに一発合格&※満点合格しました。

(※日本化粧品検定は問題用紙も回収されるため、あくまで記憶の中で自己採点した結果になります。)

それ以外にも化粧品成分検定1級、日商簿記検定2級、基本情報技術者、情報セキュリティマネジメント(ともにIT系の国家試験)等々……さまざまな試験をパスしてきました。

そこで実感したのは、どんな試験でも合格するには「共通の条件」があるということです。

  1. 資格を取る目的をハッキリ持つ
  2. コツコツ勉強する継続力
  3. 修正力

まず資格をとるための目的は、モチベーションの維持に欠かせません。目的がないと勉強の質も低下してしまいます。

次に試験日までにしっかりと勉強をすること。さらに勉強の質を高めるには得意を伸ばしたり、苦手を克服するための改善が必要になってきます。

実際に僕がどんな風に勉強して合格したのかを共有したいと思いますので、参考にしていただけたら幸いです。

日本化粧品検定何で勉強する?

まずはじめに勉強に欠かせない必要なテキストや問題集をご紹介します。

最低限用意しておいた方がいいのは、以下4つです。

2級のみの受験者は、2級のテキストと問題集だけでOKですが、1級は2級も試験範囲に含まれるので、両方買っておいた方がいいです。

男性美容家EBATO
また1級は、化粧品の成分についても聞かれます。成分や化学が苦手な方は、↓こちらも読んでおくと理解が深められますよ

イラスト・図が多めで漫画感覚で読めるので、本が苦手でもとても読みやすいです。

日本化粧品検定に合格するための勉強法6つ

日本化粧品検定は、単純にテキスト内容だけ知っていればいいという試験ではありません。

男性美容家EBATO
たとえば化粧水。収れん化粧水には、特徴や効果効能、どんな肌質に向いていて、逆にどんな肌質には向かないかなど深い理解が求められます!

よってテキストや問題集を丸暗記するだけの勉強では通用しないと思ってください(特に1級はその傾向が特に強い)。

では、どんな勉強方法をしてばいいのか。僕がおすすめする勉強法がこちらです。

  1. テキストを流し読む
  2. テキストを熟読する
  3. 問題集を解く
  4. フィードバックする
  5. To Doリストをつくる
  6. ②~⑤を繰り返す

1. テキストを流し読む

まずは公式テキストを2~3回流し読みをしてください。ここでの目的は、どんな試験かをざっくりと把握することです。

男性美容家EBATO
「検定ってこんなことが聞かれるんだー」くらいで構いません。まずは概要を掴みましょう!

1級を受験する方は、2級→1級の順で読み進めていくと内容が入ってきやすいと思います。

最初は誰でもゼロスタートです。諦めずに頑張りましょう!

2. テキストを熟読する

ある程度の内容を掴めたら、今度はテキストに書かれている内容の理解にシフトします。

ポイントは100%理解しようとしないこと。わからい箇所は付箋を貼ってマークしておいてください。

男性美容家EBATO
自信がある箇所と、自信がない箇所に色分けして付箋を貼っておくと自分の強みと弱みが可視化できるのでおすすめです!

暗記するよりは、内容を理解するイメージで読み進めていく感じですね。

3. 問題集を解く

テキストを熟読したら、理解度を確かめるために問題集を全ページ解いてみましょう。

なるべく1日で解くのがいいですが、難しい場合は2~3日に分けても構いません。

1回目に問題集を解く意図としては、

  • 内容の理解度の確認
  • 得意項目、苦手項目のあぶり出し
  • 勉強内容の優先度を決める

などがあります。

どれだけ理解できているか確かめることが目的なので、採点結果は度外視で構いません。

ただし採点する際は、自信がある問題、勘で当たった問題、間違えた問題がわかるようにチェックしておいてください。

得意、不得意が可視化されることで、勉強するべき箇所がわかりやすくなり、計画も立てやすくなるからです。

男性美容家EBATO
課題を一つひとつクリアすれば必ず合格の道が見えてくるので、コツコツ頑張りましょう!

4. フィードバックをする

さて、問題集を解いたら本番はここから。勉強で一番のカギとなる「フィードバック」をやっていただきます。

先ほど自信がある問題、勘で当たった問題、間違えた問題から自分の得意分野と苦手分野を分析してみましょう。

男性美容家EBATO
問題集とテキストと照らし合わせながらチェックしていくと便利です

分析は深掘りすること

分析するときのコツは、「どこの」「何の」「何が」「どのように」を深掘りすることが大切です。

BAD例:化粧品の成分がわからない
GOOD例:界面活性剤の性質が理解できず、成分例が覚えられない

このようにどうして苦手なのか、何が障害になっているのかを知ることで勉強の仕方を見出すことができるので、ぜひ実践してみてください。

勉強は正しい努力を積み上げることが大切

では実際にどんな勉強をすればいいのか、上記の例を用いてさらに掘り下げてみましょう。

たとえば、テキストだけで界面活性剤の性質がわからないのであれば、「美容成分キャラ図鑑」を読んでみたり、ネットで調べれば解決できそうですよね。

成分例を覚えたいなら、自分になりの語呂合わせを作るなどすればクリアできると思います。

男性美容家EBATO
自分の頭で考えて工夫することも勉強のうちです。自分に合った勉強法を確立しておきましょう

理解が爆上がりするとっておきの勉強法

どうしても勉強の仕方のイメージがつかないという方は、ひたすら友だちと問題を出し合ってみるのも有効な方法です。

出題者
白髪の原因と特徴、ケア方法は?
回答者
一般的には30代でできやすく~(以下略)血行促進が…

このように交互に問題を出し合うのです。ポイントは、回答者が出題者に口頭でわかりやすく説明するように答えること。

やってみるとわかりますが、人に説明するには自分がしっかりと理解している必要があるので、最初は難しく感じると思います。

ですが、繰り返していくうちに論理的思考と理解力がぐんぐん伸び、試験で十分に戦えるようになります。

男性美容家EBATO
東大卒の友人が受験生時代にやっていた勉強法として教えてくれました!僕はぼっちだったのでやっていませんが笑

ぜひ騙されたと思ってやってみてくださいね。

5. To Doリストをつくる

To Doリストは必ず細分化をする

自分のやるべきことがわかったら、勉強スケジュールを作っていきましょう。

今日だけのTo Doリストでもいいですし、1週間、1カ月先まで作っても構いませんが、計画倒れにならないようにしてください。

To Doリストを作るときのコツは、やることを明確化すること。

「化粧水を勉強する」ではなく、「化粧水の特徴や成分構成を書いて覚える」のように必ずゴールがあるTo Doリストにするのがポイント。
男性美容家EBATO
ゴールがない勉強はダラダラの原因になり、モチベーションの低下にもなるので自分ができる範囲のToDoリストを作りましょう

勉強する範囲もあらかじめ決める

1日どれくらい勉強できるのかは人によって違いますよね。

無理のない範囲で「今日はP32~P38まで」のようにここまでやれば終わりというゴールを決めます。

目標をクリアすることで自分に自信がついて、モチベーションの向上にも繋がるからです。

6. 2~5をひたすら繰り返す

あとはテキストと問題集をつかってひたすら勉強するだけ。簡単ですよね?

何度もいいますが、日本化粧品検定は暗記に頼らない、内容の深い理解が求められる試験です。

問題集の問題がそのまま出るとも限りません。ですが、反復して勉強することで応用力も養うことができます。

男性美容家EBATO
難易度は決して低くはないですが、頑張れば十分合格できる試験です。毎日コツコツ勉強すれば道を拓くことができるので、頑張りましょう!

日本化粧品検定の気になるQ&A

日本化粧品検定は誰でも受けられる?

受験資格はないので、受験料さえ支払えば誰でも受験することができます。

試験は夏(8月頃)と秋(11月頃)の年2回あり、2級と1級のダブル受験もできます。

合格するにはどれくらい勉強すればいい?

個人の能力や1日にできる勉強時間にもよりますが、2級は美容知識が全くない人でも1~2カ月あればいけると思います。

1級はやや難易度が高く、試験範囲も広いので今回紹介した勉強法で2~3カ月くらいしっかり勉強すれば十分に合格ラインはクリアできるはずです。

対策講座は受けた方がいい?

勉強が苦手な方なら検討してもいいですが、個人的には独学でも問題ないと思っています。

まずは僕の勉強法を試していただいて、難しそうなら受けるくらいでもいいかもしれないですね。

まとめ

日本化粧品検定に合格すると、仕事の幅が広がるだけでなく、人脈も広がって刺激になることが多々あると感じています。

僕は今でこそ美容家として生計を立てていますが、冗談抜きで試験を受けていなかったら今の僕はなかったと断言できるくらい、本当に受けてよかったと思っています。

コツコツ勉強を頑張れば道は拓かれますので、最後まで諦めずに頑張ってください。