【専門家が解説】肌がきれいな人だけが知っている美肌の法則5選

「スキンケアを頑張ってるのに肌がきれいにならない…」
「肌悩みがなかなか改善しない…」
「何を使ってもいまいちピンと来ない…」

清潔感に大きな影響を及ぼす肌。スキンケアをしていても、なかなか成果を感じられないという人は少なくありません。

きれいな肌を持つ人たちとは何が違うのでしょうか。

僕は2016年ごろから美容業界にいるのですが、スキンケアで結果が出る人にはいくつかの共通点あると常々感じています。

そこで本記事では、きれいな肌を持つ人たちが必ず実践しているルールを紹介します。

 記事の権威性

筆者プロフィール

肌がきれいな人だけが知っている美肌の法則

自分に合う化粧品を使い続けている

自分だけの価値基準を持とう

「自分に合う」というと曖昧な表現に聞こえるかもしれませんが、一番重要なのは「心地よく使えるか」。

どんなに高級でいい美容成分が入っていても、ベタベタする、伸びが悪い、変なニオイがしていたら買おうとは思わないですよね。

専門知識がなくても、肌に塗ったときに「毎日使いたい」「テクスチャ―が好み」などのポジティブな感情が湧くかが一つの判断基準になります。

そして使い続けること。化粧品には薬のような即効性はなく、投資のような中長期的な目線で見る必要があります。

美容家EBATO
継続するためにも「心地よさ」「ポジティブ感情」はとても重要な要素!ビフォーアフターで肌の変化を楽しもう

心地よさは肌質で決まる

自分に合った化粧品を見つけるには、まず自分の肌質を知ることが大切です。

例えば、ヒゲ剃りの習慣がある男性は口周りやアゴ、フェイスラインなどが乾燥しやすく、額から鼻にかけてのTゾーンはテカりやすい方が多いため、基本的にはみずみずしく、さっぱりとした使用感の化粧品が合いやすい傾向にあります。

自分の肌タイプと相性がいい化粧品を選ぶことで、乾燥や毛穴、ニキビ、シワなどの肌トラブルに効率的なアプローチができるメリットもあります。

自分の肌タイプがわからない方は、下記記事に各肌タイプの特徴をまとめているので、参考にしてみてください。

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顔の皮膚は部位によってもカサつき・ベタつきの度合いが異なります。まずは鏡で自分の顔を観察したり、手で触れてみたりしてみましょう

最初に買うなら化粧水+乳液orクリーム

とはいえ、最初に何を買ったらいいのかわからないという方も多いと思います。

まずは水分が不足しがちな男性肌には欠かせない「化粧水」。そして健康的な肌をキープするためには油分も必要になるので、乳液かクリームのどちらかを買うのがおすすめです。

肌状態にもよりますが、20代までは乳液、30代以降はクリームを取り入れるといいと思います。

初めて使う化粧品は必ずサンプルやテスターで試してから購入してください。ドラッグストアやバラエティショップなら必ずサンプルが置いてありますし、デパコスは店舗で店員さんにお願いすれば貰えます。

美容知識を定期的にアップデートしている

美容の世界は日進月歩

肌がきれいな人は、美容についての新しい情報を学んでいます。

身近なところだと、テレビやネットで紹介される肌ケアや美容法をインプットしたり、書籍を読んだり、セミナーに足を運ぶ人も大勢います。

もちろん僕も日々知識のアップデートをしていますが、すべては追いかけられないくらい美容の世界は進化が目覚ましいです。

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つい最近まではAという美容法が一般的だったのに、ある日突然Bという方法の方が効果的だということがわかった、という話はよくあります

正しい努力のみが報われるのは、スキンケアも同じこと。良かれと思ってやっていたことが逆効果にならないように、インプットの質を高めることも心がけたいところです。

まずは色々な化粧品に触れてみよう

そうはいっても初心者が正しい情報を取捨選択するのは、非常に難しいもの。

そこでおすすめしたいのが、たくさんの化粧品に触れるという経験の蓄積です。

スキンケア初心者がまず最初に悩むのが「何を使っていいかわからない問題」だと思います。経験が少なければ、判断のしようがないのは当然です。

そこでドラッグストアやバラエティショップにあるテスターで気になる化粧品を片っ端から試してみましょう。

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最初はピンと来ないかもしれませんが、同じ化粧水でも使用感や香り、訴求文、ブランドの世界観など一つ一つに違いがあることに気づくはずです

比べていくうちに「Aの方が好き」「Bのテクスチャ―は嫌だな」など徐々に自分なりの価値基準が形成されていきます。

最高の化粧品と出会うには、こうした経験の蓄積が不可欠です。ぜひ化粧品を色々な角度から見て感じてみてください。

そして、その経験の蓄積こそがあなたの肌悩みの解決する糸口になり得るわけです。

「普通」「当たり前」を疑うと本質が見えてくる

周りと比べて断トツで肌がきれいな人は、世間一般の常識を「本当にそうなのだろうか」と思考する能力に長けている人が多いと感じます。

たとえば、美容界隈(主にSNS)では、よく美容都市伝説が出回ることがあります。

・化粧水は意味がない
・界面活性剤は肌に悪い
・22時~2時までのゴールデンタイムに寝ると肌にいい

これらの主張は嘘や医学的根拠がないものばかりなのですが、今まで美容に触れてこなかった人や、中級者くらい知識量の人は最もらしい主張を並べられると、信じてしまう人も多いようです。

「みんながいいね・リポストしているから」
「フォロワー10万人の人が言っていることだから間違いないはずだ」

こうした意見を自分で改めて考える癖を日頃からつけておくと、本当に正しいかをすぐに見抜けるようになります。

スキンケア初心者にとってはハードルが高いかもしれませんが、最初はみんなゼロスタート。わからなくて当たり前です。

それでも分からないなりに試行錯誤をすると、人に教わるよりもはるかに多くの知識と知見を得ることができます。

思考と検証を繰り返して自ら答えにたどり着くことこそ本当の知力であり、学びです。

SNS・口コミ・流行より自分の感性に従う

わかりやすい言葉に惑わされない

僕の経験上、スキンケアを頑張っても結果が出ない人は、いずれかに当てはまるパターンがほとんどです。

  1. あれこれやりすぎている
  2. 情報過多による混乱
  3. 誰かの信者になっている

今は調べれば何でも出てくる反面、ネットでの美容界隈は飽和状態。一般消費者を惑わせる情報も多く存在します。

・フォロワー50万人の◯◯さんプロデュース美容液!
・コスパ最強の△△コスメ5選
・敏感肌さん必見!今買うべきおすすめ化粧水

また、このようなわかりやすい言葉、耳ざわりのいいフレーズを並べられると「あの人は信頼できる」とみなしがちです。

ですが、厳しい言い方をするとそれは思考が停止しているのと同じ。自分でも気づかないうちに搾取される側になっているかもしれません。

学びは誰かに教わるより、試行錯誤しながら独学で学んだ方が学習効率が3倍も高いという報告もあります。

ネットでの情報はあくまで一つの考え方程度に留め、「自分の肌が本当に必要なのか何か」を探っていくことが美肌への近道なのです。

美容家EBATO
相手がどれくらいの美容知識を持っていて、どんな意図で発信しているのかは本人にしかわかりません。鵜呑みにするのではなく、自分で検証をする癖を身につけましょう!

「みんなのいいね」が「自分のいいね」とは限らない

化粧品はけっきょく自分が使ってどうかなので、他人の評価は参考にすべきではないというのが僕の持論です。

この便利な時代に非効率なことをやっていると思われるかもしれませんが、本当に自分に合う化粧品がほしいと思ったら、自分にとってのいい化粧品の基準を見つけることが実は最も効率的なのです。

僕は美容部員時代からのべ1万人以上の肌を見てきましたが、全く同じ肌質の人を見たことがありません。

そう考えると最後は自分で答えを探して、正解にしていくことこそ化粧品選びの本来の姿ではないでしょうか。

自分の肌を熟知している

人間生きていれば、調子がいい日もあれば、悪い日もありますよね。

肌がきれいな人とそうでない人との差は、悪いときの対処法を知っているかが大きいです。

「どうして自分の肌状態が悪いのか」
「いい方向へ傾けるためには何を補うべきか」

きれいな肌をキープし続けている人は、自分なりのノウハウを確立していることが多いと感じます。

肌のマネジメント力を持つことで、いざ肌トラブルが起きても冷静かつ適切な対処ができるので、悪化しにくく、回復も早いメリットがあるわけです。

スキンケアで最も大切なのは、自分の肌を知ること。正解が一つではないからこそ、難しさの中に面白さがあると僕は思います。

美容家EBATO
学びとは結局のところ「急がば回れ」。目先の効率より5年後、10年後も使える知識を得る方が質の高い学びになります

紫外線ケアを怠らない

老化の約8割は紫外線によるもの

きれいな肌の持ち主は、紫外線ケアをとても大切にしています。

米国皮膚科学会という皮膚に関する世界で一番大きな学会では、肌の老化の約80%は紫外線によるものだと考えられています。

美容家EBATO
特に男性の場合、化粧水などは塗っているけど、紫外線対策はしていないというケース。非常にもったいないです!

紫外線は人間の目には見えないし、浴びた直後は日焼けする程度。シワやシミ、たるみは5年、10年経ったときに現れることがあるため、危機感を感じにくいのかもしれません。

しかしながら、肌が受けたダメージは着実に蓄積していきます。すると肌がゴワついたりして化粧品が持つ本来の効果も感じにくくなるので、将来の自分のためにも絶対に対策しておくことを強くお勧めします。

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「自分だけは大丈夫」と過信しないことが重要

紫外線の深刻な影響はすぐに現れないがために、多くの人が「自分は日焼けしないから大丈夫」と思いがちです。

でも紫外線は晴れた日や日差しが強い日だけでなく、曇りの日や涼しい季節でも降り注いでいるし、ガラスをも通過するので「自分だけは大丈夫」と過信しないことが大切。

今は大丈夫でも、5年後、10年後も大丈夫という根拠にはならないわけですから。

そうはいっても、今までやらなくても困らなかったことをいきなり習慣化するのは難しいもの。

これから紫外線ケアを始めたいという人は、UVカット効果のあるオールインワン化粧品がおすすめです。

オールインワン化粧品とは、1本で化粧水や乳液、美容液、クリームなど複数の役割を持たせた化粧品のこと。UVケアできるものはパッケージや容器に「SPF30 PA+++」などの記載がされている。
洗顔後、シェービング後の保湿ついでにUVケアもできるので、日焼け止めを塗る習慣がない人にピッタリです。
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オールインワン化粧品の知識を深めたい人は、下記記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
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まとめ:自己投資をして人生の質を高めよう

スキンケアは自分の気持ちを前向きにするだけでなく、人間関係を円滑するための手段にもなります。

例えば、初対面の人と会うとき。頭のてっぺんから足の指先まで身だしなみが整っている人を見ると好印象を抱きますよね。

スキンケア含め身だしなみを整えることは、相手に出会うための準備であり、敬意を表すのと同じ。非言語コミュニケーションによる思いやりなのです。

ぜひスキンケアを積極的に取り入れて、自分磨きを楽しんでみてください。