
今まで色々な美容法を試してみたけど、肌悩みが尽きません……。化粧品もけっきょく何がいいのかよくわからないし。
SNSでおすすめを調べてみてもAさんは「良い」と言っていてBさんは「違う」と言っていたり、一体何が本当なの?でも肌はきれいになりたい!どうすればいいですか?
美容好きの方や初心者なら、誰でも一度はこんな疑問を抱いたことがあるでしょう。
そこで今回は、「肌悩みをなんとかしたい」「自分に合う化粧品選びができるようになりたい」という方の必読書『美肌成分事典』をご紹介します。
・美肌成分事典のおすすめポイント
記事の権威性
- 日本一の男性美容家(Google&yahoo!検索1位)
- コスメコンシェルジュ(日本化粧品検定1級)
- 年間300冊の読書と論文を読み込む筆者の推薦書
僕はこれらの経験を生かし、3,000人以上の方の美容に関する悩みを解決してきました。美容総合サイト『@コスメ』のBeauty Specialistに就任し、美容や健康なライフスタイルについて情報発信もしています。
実は僕も美容を学び始めたころは、美容に関する情報の多さに圧倒されて消化不良を起こし「けっきょく何が正しいの?」とたびたび混乱した経験があります。
人の肌は千差万別ですし、肌悩みによってお手入れの方法は全く変わってきます。良かれと思ってやったことが逆効果になる場合もあるのがスキンケアの難しいところです。
『美肌成分事典』は、そんなあなたの肌悩みをズバッと解決しつつ、化粧品の選び方がわかるようになる一冊です。
知識は大事ですが、情報を鵜呑みにせずにまずは自分の肌で感じること。合わなかったら「なぜ?」を考える力を養うのがこれからの美容です。
【著者の紹介】本を書いているのはこんな人!
まず読書選びで失敗しないためには、「どんな人が書いているのか?」を知るのが大事。本を出しているからといって、100%正しいことが書いてあるとは限りません。
出身大学や実績、専門分野、人となりを知ることが信頼へとつながります。『美肌成分事典』は2人の美容のプロによって書かれた本です。
美容化学者かずのすけさんとは?
かずのすけさんは、月間500万PVを稼ぐ人気ブログ『かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき』を運営するブロガーさんです。
最近ではYouTube『かずのすけチャンネル』でも美容知識を発信されており、僕も非常に勉強させてもらっています。興味のある方はチェックしてみてください。
専門分野は主に界面活性剤とタンパク質。その知識量をいかして化粧品の企画開発やセミナー講師を行うなどマルチに活動をされています。
実はかずのすけさん自身、幼少の頃からアトピー性皮膚炎を患い、毎日「身体のどこかがかゆい」という辛い経験をされていたそうです。
そこで彼は、悩みを克服するべく、「オフスキンケア」という敏感肌向けのスキンケアを考案しました。その画期的な方法は瞬く間に広がり、今でもたくさんの人たちから支持されています。
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); こんにちは。メンズ美容家のEBATOです。 今回は美容化学者であるかずのすけさんが書かれた『どんな敏[…]
白野実さんとは?
白野実(しらの・みのる)さんは、国内化粧品メーカーにてスキンケア化粧品の処方開発に23年間、化粧品全般の品質保証業務に3年間従事されていた、化粧品のプロ。
現在は化粧品開発・処方のコンサルティング会社「株式会社ブランノワール」を設立され、コスメレシピクリエイター®として全国を飛び回るご活躍されています。
実は白野さんのセミナーに何度かお邪魔させていただいたことがあるのですが、優しい口調とわかりやすい説明で参加者の心をグッと掴まれていたのが印象的でした。
「フォーリンラブ」でお馴染みのバービーさんのYouTubeチャンネルにも出演されています。


美肌成分事典のおすすめポイント3つ
ポイント①:化粧品成分の読み方がわかる
「化粧品は成分が大事」という話を一度は聞いたことがあると思います。
化粧品パッケージを見ていただくとわかるのですが、カタカナやアルファベットの羅列ばかりで普通の人が理解するのはちょっと難しい。
『美肌成分事典』では、図や絵を多く使いながら易しい言葉で化粧品成分の読み方を解説してくれています。
たとえば、化粧品成分表示には
- 配合量の多い順に全て記載する
- 配合濃度が1%以下の成分は順不同で記載してもよい
- 着色剤は配合量にかかわらず末尾にまとめて記載してもよい
- 香料として配合される成分の一つひとつには表示義務がないため、ひとまとめに「香料」と記載できる
- 成分表示する必要のないもの(キャリーオーバー成分)がある
こんなルールによって書かれているのをご存知でしょうか。


『美肌成分事典』を手に取りながら化粧品の成分をながめてもらうことで、化粧品の良さやどんな肌に向いているかが紐解けるようになっています。
おすすめではなく、自分の肌にあう化粧品選びができるようになるはずです。
ポイント②:ぱっと開けば悩みが解決できる!
『美肌成分事典』は1回で読破するような本ではありません。
シミやシワ、たるみ、ニキビ、乾燥、毛穴……あらゆる肌悩みが章ごとに分けて解説されているので、自分が気になるページだけ読めばOKなのです。
「乾燥」の章では、
- 肌の乾燥が起きる原因
- 保湿のメカニズム
- 洗顔料や化粧水の選び方
- 乾燥肌・敏感肌におすすめの成分一覧
といった内容で構成されています。
図や絵が大きく、文字数も多すぎず少なすぎないバランスで書かれており、肌悩みを解決するヒントがサクッと分かります。
ポイント③:わからない成分名を索引できる
化粧品の成分を見ていると「これはどんな成分なんだろう?」と思うことが多々あると思います。
その都度ネットで調べることもできますが、間違った情報を掴んでしまう可能性があるし、いちいち整合性をとるのは時間もかかってしまう。
『美肌成分事典』には成分の索引がついているので、わからない成分があってもすぐにどんな成分なのかを知ることができるのです。

たとえば、シミに効果的美白成分では
- 間違ったメラニンの生成命令をストップする美容成分
- 過剰なメラニンの産生を抑制する美容成分
- メラニンの受け渡しをブロックする美容成分
- 滞ったメラニンの排出を促す美容成分
という風に細かく分類されており、自分に合う美白化粧品の選び方や使い方が明確にわかるようになっています。

スキンケアは、ただやればいいものではありません。
正しいケアを行うためにはまず肌悩みの原因を的確に捉えて、そのうえでどんな成分が入ったものを選べばいいのか?というアプローチがとても大事。
美肌成分事典は、あなたの肌悩みを解決するとともに“美養力”を育てる本でもあります。
まとめ:一家に一冊を置いておきたい本!
『美肌成分事典』には、おすすめの化粧品が一切書かれていません。
でもそれは、化粧品それぞれに個性があるからこそ、人によって合う・合わないがあり、優劣をつけるのは本質的ではないということ。
そして固定観念に囚われず、実際に目で見て触り、肌の声に耳を傾けて欲しいという2人からのメッセージであると僕は思っています。
僕のこれまで3,000人以上の方の美容の悩みと向き合ってきましたが、結果を出す人は自分の頭で考えて、好奇心旺盛な人が多いように感じています。
SNSや口コミを参考にするのも悪くはありませんが、見聞きしたことは“健全な批判精神”を持ち、「本当なのかな?」と考えてみるのもいいでしょう。
『美肌成分事典』は、そういった物事の向き合い方をについても教えてくれるとても深い本です。
ぜひ、家族や友人、パートナーと読んで美容について考えてみる機会をつくってみてはいかがでしょうか。