こんにちは、メンズ美容家のEBATOです。
今回は、美容について勉強したいすべての人が読むべき名著『美肌成分事典』について解説します。
記事の権威性
本記事では『美肌成分事典』をどこよりもわかりやすく、3分で読み終えるようにまとめています。買おうかどうか迷っている人はぜひ参考にしていただけたら幸いです。
『美肌成分事典』の概要
『美肌成分事典』は2人の美容のプロフェッショナルの共著になっています。
【著者1人目】かずのすけさん
ご存じの方も多い美容化学者のかずのすけさんは、月間500万PVを稼ぐ人気ブログ『かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき』やYouTubeチャンネル『かずのすけチャンネル』を運営されているスペシャリスト。
何度かお会いしているのですが、すごく温厚な人柄で美容に対する情熱を人一倍持っている印象です。
かずのすけさん自身、幼少の頃からアトピー性皮膚炎を患い、毎日「身体のどこかがかゆい」という辛い経験をされていたそう。
そこで彼は、悩みを克服するべく「オフスキンケア」という敏感肌向けのスキンケアを考案し、同じ悩みを持つ人から絶大な支持を得ています。
【著者2人目】白野実さん
白野さんは、国内化粧品メーカーにてスキンケア化粧品の処方開発に23年間、化粧品全般の品質保証業務に3年間従事されていた、これまた化粧品のプロフェッショナルです。
現在は化粧品開発・処方のコンサルティング会社「株式会社ブランノワール」を設立され、コスメレシピクリエイター®として全国を飛び回るご活躍されています。
「フォーリンラブ」でお馴染みのバービーさんのYouTubeチャンネルにも出演されています。
そんなお二方がタッグを組み、肌悩みにあった化粧品選びや美容成分のメリット・デメリットについてわかりやすくまとめられているのが『美肌成分事典』というわけです。
- 結局何を買っていいかわからない
- 毛穴を目立たなくするにはどうしたらいい?
- オイリー肌で困っている
- 繰り返しできるニキビにウンザリしている
- 自分にはどんな成分が合ってるのか知りたい
誰もが一度は抱えたことのある悩みの答えが全て網羅されているので、とりあえずこの一冊を持っておけば間違いありません。
個人的には定期的に改訂版を出版してほしいくらい重宝している一冊で、何度も読み返せすことができる内容になっています。
今回はサクッとわかる要約とともに、本書を最大限に有効活用する方法についてご紹介します。
『美肌成分事典』4つの要点
要点その①:全成分表示が理解できるようになる
化粧品の容器やパッケージに小さな文字で書かれている成分表示を見たことがあると思います。
カタカナばかりわかりにくいと思う人も多いと思いますが、成分が理解できるかどうかで化粧品選びの幅が広くなるので、覚えておいて損はありません。
本書では、知識がなくてもこれらの成分を読み解くコツを初心者にもわかりやすくまとめてくれています。
たとえば意外と知られていない成分表示のルール。
- 配合量の多い順に全て記載する
- 配合濃度が1%以下の成分は順不同で記載してもよい
- 着色剤は配合量にかかわらず末尾にまとめて記載してもよい
- 香料として配合される成分の一つひとつには表示義務がないため、ひとまとめに「香料」と記載できる
- 成分表示する必要のないもの(キャリーオーバー成分)がある
配合量の多い成分はその化粧品の土台になるため、使用感や肌に合うか合わないかを判断する重要なポイントになるわけです。
さらにプラスアルファとして人間でいう「優しい」「せっかち」といった個性のような部分にあたる1%以下の成分の考え方もわかるようになっており、この章を読むだけでも多くの学びを得ることができるでしょう。
要点その②:気になる章だけ読んでも理解力が深まる
本書は1ページずつ読まなくても肌悩みごとに「トラブルの原因」→「トラブルに対するケア方法」→「肌悩みに効果的な成分紹介」→「おまけコラム」といった構成で書かれているため、自分が気になる部分だけを読んでも理解ができるようになっています。
時間がない人や、本を読むのが苦手な人でもサクッと読めるのはありがたいですよね。
気になる人も多いであろう毛穴の章では、次のような構成になっています。
- 毛穴はなぜ目立つの?
- つまり毛穴・たるみ毛穴のメカニズム
- 毛穴ケア3つのポイント
- 毛穴に効果的な成分
- かずのすけ流毛穴ケア
最新の科学的根拠をもとに書かれているため、美容リテラシーの向上にも役立つと思います。
要点その③:図やイラストが多めでパラパラ読める
美容と聞くと難しいイメージを持たれている人も多いかもしれませんが、ポップなイラストやわかりやすい図も多く、文字も大きめなので普段本を読まない人でもマンガ感覚で読める点もおすすめする理由の一つです。
『美肌成分事典』は「楽しく選んで効率よく美肌を手に入れる」というコンセプトで作られており、初心者から従事者が読んでも学びになるような一冊になっていると思います。
要点その④:成分の逆引きができる
自分が使っている化粧品の成分が知りたい思っても、一つひとつ調べるのは骨が折れますよね。
本書には化粧品成分の索引がついており、どんな肌悩みに効果的かが一発でわかるようになっているので、すごく使い勝手がいい。
たとえばシミを予防する美白成分。一言に予防といっても、実は成分ごとに働きかける箇所が違うのをご存知でしょうか。
美白成分はおもに4つのタイプに分かれる
- 間違ったメラニンの生成命令をストップする
- 過剰なメラニンの産生を抑制する
- メラニンの受け渡しをブロックする
- 滞ったメラニンの排出を促す
こうした誰も教えてくれないような内容が各章に散りばめられています(僕も知らないことが多々ありました)。
はじめて使う化粧品がすごく良かったとき、どうしていいと感じたのか本書を活用しながら成分一つひとつの特徴見てみるのもおすすめです。
そういった意味では、美容の本質的な知識を鍛えることもできる“美養力”が高まる一冊だと思います。
まとめ:美容について学びたいなら外せない一冊
僕はこれまで数多くの美容に関する本を読んできましたが、ここまで成分についてわかりやすく深掘りしている本は見たことがありません。
この本の最後にはかずのすけさんと白野さんによる対談が載っているのですが、それぞれの美容に対する考え方や人間性が伝わってきて好きなページの一つになっています。
約2年間かけてこの世に生まれた渾身の一冊。ぜひチェックしてみてください。
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