セラミドって何?役割・種類・選び方をメンズ美容家が解説

最近よく耳にする「セラミド」って何ですか?専門家がおすすめしてるし、どんな成分なのか知りたいです!メリットやデメリットも気になります。

こんにちは。メンズ美容家のEBATOです。

何となく肌に良さそうなイメージがある「セラミド」。具体的にどんな役割や働きをして、どんな肌にいいことがあるのかを知っている人は少ないでしょう。

「きれいな肌を手に入れてモテたい」「肌悩みを解決したい」なら、美容知識を学ぶことは避けては通れません。

なぜなら、美容知識を学ぶことで自分の肌に合う化粧品が選べるようになり、肌悩みが起きても自分である程度の対処ができるようになるからです。

美肌の人は大抵このスキルを持っていますが、まだまだ少数派です。つまり、今のうちにスキルを習得しておけば周りと差をつけることができるわけです。

今回は、美容成分「セラミド」についてわかりやすく解説していきます。

 記事の権威性

  • 美容業界歴7年
  • 美容部員、メイクアップアーティスト、化粧品コンサル、美容ウェブメディア監修など経験
  • “フリーの美容家” → 偏りのない科学的根拠に基づいた情報を発信
メンズ美容家EBATO
この記事を読めば、誰でも美肌をつくるヒントを掴めます。メンズ美容初心者やスキンケアの効果を高めたい人におすすめです




美肌の重要成分「セラミド」とは?

まずは「セラミドってどんな役割があるの?」という疑問を解決するために、肌への効果などについて押さえておきましょう。

イメージしやすいようにできるだけ図を交えて解説していくので、苦手意識を持たずについてきてください。

セラミドとは?

セラミドを一言でいうならば、肌のうるおいを保つのに必要な超重要成分です。

肌には水分の蒸発を守ったり、外部からの刺激を防御する「バリア機能」が備わっていますが、うるおいが失われるとバリアは低下し、肌あれや老化の原因につながります

そのバリアの機能に大きく関係しているのが「セラミド」というわけ。しかしながら、加齢によって減少してしまう上に体内で生成することが困難なため、スキンケアで補う必要があります。

つまり、セラミドは乾燥や毛穴といった肌トラブルに負けない肌づくりにおいて欠かせない成分なのです。

セラミドは肌のどこにある?役割を知ろう

肌の構造

セラミドは目に見える皮膚の一番外側の部分「表皮」に存在しています。

表皮は図のように上から順に、

  • 角層
  • 顆粒層
  • 有棘層
  • 基底層

という4つの層から成っています。

セラミドは一番表面の「角層」にある細胞間脂質という肌の水分の80%を保持している主成分でして、レンガのように積み重なっている角層細胞同士を支えるセメントのような役割を担っています

つまり、セラミドが減ると水分をキープできる量も減るので肌が乾燥しやすくなったり、外部からの刺激に弱くなるわけです。

化粧水をつけても乾燥しやすいのはセラミドが減っている証拠なんですね!
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肌内部の水分の割合は「細胞間脂質80%」「NMF(天然保湿因子)17%」「皮脂3%」です。大半を占めるセラミドは超重要!

細胞間脂質

健康な肌は、セラミドが豊富でレンガが安定している状態です。だから水分が逃げにくいし、刺激にも比較的強い肌といえます。

ですが、セラミドが不足するとレンガはガタガタになり、角層細胞の一部が剥がれ落ちたりしてしまいます

さらにわかりやすくいえば、肌が白い粉を吹いている状態がそれです。

この状態でいくら水分を補ってもキープする機能が低下しているわけですから、肌トラブルに弱くなるのも頷けますよね。

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「乳液でフタ」は一時的に水分を保持することはできても、根本の解決にはなりません

化粧品に配合されるセラミドの種類と見分け方

ここまでセラミドの働きについて解説してきました。いかに保湿に大きく貢献しているかおわかりいただけたかと思います。

「じゃあ、セラミドが配合されている化粧品なら何でもいいの?」と思うかもしれませんが、そうではありません。

実は、セラミドは大きく分けて4種類に分類することができます。それぞれにメリット、デメリットがあるので順番にポイントを押さえておきましょう。

ヒトの肌にあるセラミド構造と似ている「ヒト型セラミド」

ヒトの肌に存在するセラミドと似た構造しているセラミドで、酵母などから作られます。

角層に対して肌なじみがよく、バリア機能をサポートする効果が高く、刺激になりにくいというメリットから乾燥肌や敏感肌の人からの支持されています。

デメリットとしては、高温でないと溶けない、高価ゆえにコスパが悪く、配合量を増やせないという面もあります。

ちょっとややこしいかもしれませんが、ヒト型セラミドには構造別に種類があり、それぞれ異なった特徴を持っています。気になる方だけチェックしてみてください(見づらいかも……)。

ヒト型セラミドの種類と特徴

 成分表示名称

  • セラミドEOP(セラミド1)
  • セラミドNS、NG(セラミド2)
  • セラミドNP(セラミド3)
  • セラミドAP(セラミド6)
  • セラミドEOS
  • セラミドNG
  • セラミドAG

動物から得られる「動物性セラミド」

馬などの体の一部から抽出されるセラミドで「ウマスフィンゴ脂質」「セレブロシド」とも呼ばれるのが動物セラミドです。

動物の体内で生成されるセラミドなので、人間が持っているセラミドと性質が似ており、肌なじみがいいのが特徴です。

デメリットとしては希少性が高く、高配合すると化粧品の価格も高くなってしまう点。

 成分表示名称

  • ビオセラミド
  • セレブロシドなど

植物から抽出される「植物性セラミド」

肌なじみのよさはヒト型セラミドに劣るものの、コスパがいいので高配合ができるのが強みです。

また、肌への優しさや透明感、くすみの改善にも貢献しているといわれています。

植物アレルギーを持っている人は、肌に合わないものもあるので注意してください。

植物性セラミドはコメや小麦胚芽、こんにゃく、トウモロコシ、ヒマワリ、パイナップル、ユズなど多くの植物から抽出されます。

 成分表示名称

  • コメヌカスフィンゴ脂質
  • 加水分解コンニャク根
  • グルコシルセラミドなど

セラミドに似せて化学合成した「疑似セラミド」

人間の肌の角層にあるセラミドの構造を似せて、化学合成されたのが「疑似セラミド」です(合成セラミドとも呼ばれています)。

肌なじみはヒト型セラミドに及びませんが、比較的安価なので高配合しやすく、効果を上げやすいというメリットがあります。

 成分表示名称

  • セチルPGヒドロキシエチルパルミタミド
  • ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミドなど
・セラミドは、肌のバリア機能をアップさせる超重要成分
・バリア機能の低下が肌トラブルの原因を招く
・セラミドにはヒト型、植物性、動物性、疑似型などの種類がある

セラミド配合化粧品の選び方

ここまでセラミドの働きや種類についてお話ししてきましたが、ここで疑問が出ててくると思います。

セラミドが美肌の重要成分なのはわかったけど、どのセラミドが肌にいいの?

そこで、ここからはセラミド配合化粧品のかしこい選び方について解説していきます。

肌への親和性・効果の高さは「ヒト型セラミド」

肌なじみのよさ、肌のバリアを助けてくれるのは、やはり「ヒト型セラミド」です。

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次点で動物セラミド、疑似セラミド、植物セラミドという順番です

人間の肌にあるセラミドと似た構造をしているので、微量配合でも高い効果を期待できます

先述した種類によって肌への作用も異なり、違いを押さえておくことで化粧品選びの幅も広がるでしょう。

デメリットとしては、非常に高価な成分なので配合量を増やすのが難しいという点です。

質の高さだけでいえばヒト型セラミドが優れていることに間違いはありませんが、低価格帯は微配合のものがほとんどなので、人によっては良いと感じられないこともあります。

ヒト型セラミドにこだわる必要はなし!価格と好みで決めよう

これは僕の持論になりますが、ヒト型セラミドが優れているからといってこだわる必要は全くありません。

なぜなら、大事なのは配合量なので配合量が少ないヒト型セラミドよりも、高配合の植物セラミド、疑似セラミドのものを使ったほうがいい場合もあるからです。

動物セラミド、植物セラミド、疑似セラミドはどう選んだらいいんですか?
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最終的には好みです!セラミド配合の化粧品は使い続けることが大事なので、心地よく使えるかで決めるといいですよ

とはいえ、基準がわからない人も多いと思うので「こんな決め方をしてみよう!」という目安を載せておきます。

 セラミドの種類はこうして選ぶ!

  • ヒト型セラミド:敏感肌、アトピー肌の人向け。低刺激なものを選びたい
  • 動物セラミド:剃刀負けなど肌荒れしがちな人
  • 植物性セラミド:オーガニック好き
  • 疑似セラミド:コストを抑えたい、セラミド配合化粧品をはじめて使う人向け

セラミドの効果を高めるには?

スキンケア全般にいえることですが、大切なのは、継続して使うことです。

化粧品は薬ではないので即効性はありませんが、使い続けることで肌質に変化が現れます。

スキンケア初心者の人にありがちな「化粧品が自分の肌質に合ってるかわからない……」という人は『【メンズ向け】自分の肌質を正確に見分ける方法【美容家が解説】』を読むと化粧品選びで失敗しにくくなりますよ。

セラミド配合のおすすめ化粧品

男性向けのセラミドが配合された洗顔料や化粧水、オールインワンスキンケアのアイテムを厳選してみました。

「乾燥が気になる」「剃刀負けで肌がボロボロ……」「肌荒れを繰り返したくない」という方におすすめです。

洗顔料/フェイスウォッシュ

ヒト型セラミド4種類が配合された洗顔料です。泡が濃密で個人的にかなり気に入ってます。

「洗顔料に入っていても洗い流すから意味がないんじゃ……?」と思われるかもしれませんが、油分やセラミドを配合した洗顔料は、肌のうるおいを失いにくくするというデータがあるので決して無意味ではないんです。

化粧水/ローション

ヒト型セラミド配合の化粧水といえば、美容化学者かずのすけさんプロデュースの「CeraCure Lotion(セラキュアローション)」は外せません。

敏感肌の人はセラミドが不足しているというデータがあり、非常に有効な成分です。男女兼用ですが、ベタつかず、サラサラとした使用感なので男性でも使いやすいと思います。

アフターシェーブローションとしても使いたいのであれば、男性向けのものを選ぶのもアリです。

クリーム

こちらのエイジングケアクリームはコメ由来の植物セラミドが配合されています。クリームなのにベタつかず、使い勝手が素晴らしいです。

オールインワンタイプ

「スキンケアにあまり時間をかけたくない」という人は、オールインワンタイプがおすすめ。

まとめ:不足しがちなセラミドは化粧品で補う!

ここまでの話をまとめてみます。

  • セラミドとは、肌のバリア機能を司る重要な成分
  • セラミドは加齢によって減少する
  • セラミドには色々な種類があり、それぞれ異なる特徴を持っている
  • 種類にこだわるよりも、使い続けられるアイテム選びを心がける

加齢で減少してしまったセラミドを体内で作り出すのは難しいため、化粧品で積極的に補いましょう。

保湿のカギは「肌のバリア機能をいかに低下させないか」という点を覚えておいてください。