【メンズ美容】何から買うべき?洗顔・化粧水・乳液の違いを元美容部員が解説

  • 「スキンケアを始めたいけど、結局何から買えばいいの?」
  • 「種類が多すぎて、自分に合うものがどれかわからない…」
  • 「乳液とかクリームって本当に必要?」

いざスキンケアを始めようと思っても、ほとんどの初心者が迷う「何を買えばいいのか」問題。

この記事では、元美容部員として1万人以上をカウンセリングしてきた筆者が洗顔・化粧水・乳液・オールインワンの役割や使い分けを初心者にもわかりやすくに解説します。

メンズスキンケア、何を買うのが正解なのか?

結論:まずは、化粧品の役割を正しく理解することが最優先です

スキンケア用品には、洗顔料・化粧水・乳液などさまざまな種類があり、それぞれに役割や得意・不得意があります。にもかかわらず、役割を知らないまま選んでしまうと、本来必要のないアイテムを使っていたり、逆に足りないケアを省いてしまいがちです。

また、肌質や肌悩みは人によって異なります。そのため、すべての人に当てはまる万能な化粧品は存在しません。有名人が使っているものや口コミ評価が高い商品でも、自分の肌に合うとは限らないのが現実です。

さらに、「今話題の成分だから」「有名だから」といった理由だけで選ぶと、選択肢が偏りやすくなるリスクもあります。流行成分そのものが悪いわけではありませんが、それだけを基準にすると、自分に合う可能性のある化粧品を無意識に狭めてしまうことにもなりかねません。

EBATO

EBATO

自分の肌質と好みに合う化粧品と出会うためにも、アイテムごとの役割とベストな使用タイミングを知ったうえで選ぶことが大切です。

基礎化粧品の特徴・役割を知ろう

メンズスキンケアで使われる基本的な化粧品をの役割と使用タイミングを整理してみます。

クレンジング|油分で汚れを落とす

クレンジングの役割

クレンジングは、日焼け止めやメイクアップ、BBクリームなど洗顔だけでは落としきれない油性の汚れを落とすためのアイテムです。

使うタイミング

  • 日焼け止めやベースメイクを使った日
  • 毛穴詰まりが気になるとき
  • 洗顔後もベタつきが残ると感じるとき

クレンジングの主な種類と特徴

拭き取りタイプ

メイク落としを染み込ませたシートで拭き取るタイプ。手軽で時短になる反面、摩擦が起きやすく、刺激になることも。

ジェルタイプ

みずみずしい使用感で、摩擦が起きにくい。皮脂汚れを落としつつ、肌への負担を抑えたい人や敏感肌に向いている。

ミルクタイプ

洗浄力は穏やかで、肌が乾燥しやすいに向いている。軽い汚れの日にも。

オイルタイプ

洗浄力が高く、日焼け止めやメイクをしっかり落とせる。皮脂が多い人は使いやすい。洗いすぎには注意。

クリームタイプ

コクのある質感で、肌を包み込むようになじませられる。乾燥しやすい人や、洗い上がりのしっとり感を重視したい人向け。

洗顔|汚れを落とし肌を清潔に保つ

洗顔料の役割

朝は、寝ている間に分泌された皮脂や汗を落とすため、夜は日中に付着した皮脂や汚れをリセットするために洗顔を行います。

皮脂汚れは、水やお湯だけでは落としきれないことも多いため、洗顔料を使うことで肌を清潔な状態に整えやすくなり、肌トラブルを起こしにくい肌環境づくりにもつながります。

また、汚れを落とすことで次に使う化粧水や乳液がなじみやすくなる効果も期待できます。

使うタイミング

  • 朝のルーティン時
  • 帰宅後の夜や入浴時

洗顔料の主な種類と特徴

フォームタイプ(チューブ・クリーム)

水を加えて泡立てて使うタイプ。メンズコスメでは最もポピュラーなタイプで洗浄力と使用感のバランスがよく、初心者にも使いやすい。

泡タイプ(ポンプ式)

押すだけで泡が出るため、泡立てが不要。摩擦が起きにくく、忙しい朝やスキンケア初心者に向いている。

ジェルタイプ

泡立たない、または泡立ちが控えめ。みずみずしい使用感で、さっぱり洗い上げたい人向け。

固形タイプ(石けん)

シンプルな処方のものが多く、さっぱりした洗い上がり。洗浄力が高いものもあるため、乾燥しやすい人は注意が必要。

化粧水|肌に水分を補うためのアイテム

化粧水の役割

化粧水は、洗顔後の肌に水分を与え、乾燥を防ぐためのアイテムです。洗顔後のデリケートな肌にうるおいを補給し、バリア機能を整える役割があります。

「自分は脂性肌だから不要」と思われがちですが、実は水分不足を補おうとして皮脂が出ている場合も多いため、化粧水は欠かせません。清潔な手に適量を取り、優しく包み込むようになじませるのがコツです。

使うタイミング

  • 朝の洗顔後: 寝ている間の皮脂や汚れを落とした後、日中の乾燥や刺激から肌を守るために使用します。
  • 夜の洗顔(入浴)後: クレンジングや洗顔で汚れを落とした直後に使用します。
  • シェービングの後: ヒゲ剃り後の肌はダメージを受けて乾燥しやすいため、アフターシェーブケアとして必ず保湿しましょう。

化粧水の主な種類と特徴

保湿化粧水

最も一般的なタイプ。ヒアルロン酸やセラミドなどが配合され、肌にうるおいを与えて乾燥を防ぐ。

美白化粧水

ビタミンC誘導体やトラネキサム酸などの成分が含まれる。日焼けによるシミ・そばかすを防ぎたい方に適している。

収れん化粧水

肌を引き締め、皮脂の分泌を抑えるタイプ。ベタつきが気になる脂性肌の方や、夏場のケアに最適。

拭き取り化粧水

コットンに浸して使い、古い角質や毛穴の汚れ、メイクを除去するために使われる。その後のスキンケアの浸透を助ける導入の役割も。

ニキビケア化粧水

炎症を抑える成分や殺菌成分が配合されており、肌荒れやニキビができやすい肌を整える。

美容液|特定の肌悩みを集中的にケア

美容液の役割

美容液は、乾燥・毛穴・テカリなど、特定の悩みにピンポイントでアプローチするアイテムです。化粧水が「肌の土台を整える水分補給」なら、美容液は「悩みを解決するための栄養剤」といったイメージ。化粧水の後、乳液の前に使うのが一般的です。美容成分が凝縮されているため、他のアイテムとの相乗効果も期待できます。

使うタイミング

  • 化粧水の後: まずは化粧水で肌を柔らかくし、成分が浸透しやすい土台を作ってから美容液を塗ります。
  • 乳液・クリームの前: 乳液などの油分でフタをする前に使うことで、美容成分をしっかり肌に閉じ込めます。
  • 朝と夜の1日2回: 基本的には朝晩の両方で使いますが、商品によっては「夜専用」のものもあるため、パッケージを確認しましょう。
  • 洗顔から時間を置かずに: スキンケアの工程は間を空けすぎず、一連の流れでスムーズに行うのが理想的です。

美容液の主な種類と特徴

保湿美容液

セラミドやヒアルロン酸などが高濃度に配合。乾燥がひどい時や、肌のしっとり感を高めたい時に。

美白美容液

ビタミンC誘導体やプラセンタエキスなどが含まれる。シミ・そばかすを防ぎ、肌に透明感を出したい方に選ばれることが多い。

エイジングケア美容液

レチノールやナイアシンアミドなどが配合されている。年齢とともに気になるハリ不足や、乾燥による小じわにアプローチ。

毛穴・整肌美容液

ビタミンCやグリチルリチン酸などが主成分。毛穴の目立ちや肌のザラつき、ベタつきを抑えてなめらかな肌へ整えてくれる。

導入美容液(ブースター)

化粧水の前に使う特殊なタイプ。肌を柔らかくして、その後に使うスキンケアのなじみを良くする。

乳液・クリーム|水分と油分の力で乾燥から守る

乳液・クリームの役割

乳液やクリームは、化粧水で与えた水分が蒸発しないよう、肌表面を保護する役割があります。いわば肌に“フタ”をする油分の膜です。

乳液は水分と油分がバランスよく配合されており、使用感も軽いことからベタつくのが苦手な方に向いています。一方でクリームは、乳液よりも油分と美容成分の比率が高く、しっとりとした使用感であることから乾燥が気になる方が選ぶ傾向にあります。

  • 乳液とクリーム、どう使い分ける?

EBATO

EBATO

乳液とクリームの違いは、油分の量の差です。スキンケアを習慣化するためにも、まずは化粧水+乳液orクリームでの保湿を!みずみずしく保湿するなら乳液を、高い保湿・保護力を求めるならクリームを使うなど、目的や肌状態に合わせて使い分けましょう。

使うタイミング

  • 化粧水(または美容液)の後: 水分や栄養を与えた肌に、最後に油分で“フタ”をして潤いを閉じ込める。
  • 部分ケア: 顔全体に乳液を塗り、乾燥しやすい目元や口元だけにクリームを重ねるという使い方も効果的。

乳液・クリームの主な種類と特徴

乳液タイプ

水分と油分のバランスが良く、さらっとした質感。伸びが良く、肌を柔らかく整えるため、ベタつきが苦手な男性でも使いやすい。

ジェルタイプ

油分が少なく、みずみずしい使用感です。つけた後は肌がさらさらになるものが多いため、脂性肌の方や夏のスキンケア、シェービング後のケアに。

クリームタイプ

油分が多く含まれており、高い保湿力を持つ。肌にしっかり密着して水分を閉じ込めるため、冬場の乾燥や、粉を吹くようなカサつきが気になる時に活躍する。

バームタイプ

体温でとろける固形に近い質感。より肌との密着度が高い保護膜を作るため、特に乾燥がひどい部分や、敏感になった肌を外部刺激から守りたい時の集中ケアのお供として。

オールインワン|時短ケアの救世主

オールインワンの役割

オールインワンは、洗顔後の保湿ケアを1本でまとめて行うためのアイテムです。化粧水・美容液・乳液などの役割を凝縮しているため、忙しい朝や疲れた夜でも、1ステップで手軽にスキンケアが完了するのが強みです。

朝用として、日焼け止めの役割を持たせたものもあり、「何から揃えればいいかわからない」「工程が多いと続かない」という初心者に最適な、時短と効果を両立した便利アイテムといえます。

使うタイミング

洗顔後、化粧水と同様のタイミングで使用します。

オールインワンの主な種類と特徴

ローションタイプ

メンズコスメでは最も一般的なタイプで、さらさらとした液体に近い。化粧水に近い感覚で使え、重ね塗りをしても重くならないため、夏場やスポーツ後など、さっぱり済ませたい時や初めてスキンケアをする男性にも使いやすい。

ジェルタイプ

適度な弾力とみずみずしさがあり、肌にスッと伸びてベタつきにくいのが特徴。保湿成分もしっかり抱え込んでいるため、朝のスキンケアなどに適している。

クリーム・乳液タイプ

ローションタイプやジェルタイプよりも油分が多めに配合されており、より高い保湿力がある。乾燥が激しい季節や、カミソリ負けしやすい肌を保護したい場合など幅広いシーンで使える。

シートマスク|高保湿と高密着の二刀流

シートマスクの役割

シートマスクは、美容成分や保湿成分を含んだシートを肌に密着させ、短時間で集中的にうるおいを与えるためのアイテムです。化粧水や美容液の延長線上にある“スペシャルケア”と考えるとわかりやすいでしょう。

EBATO

EBATO

スキンケア初心者やあれこれ考えたくないという方は、週末3日間だけシートマスクケアがおすすめ!5~15分間顔に乗せるだけのながら美容なのに朝起きたときの肌感覚に嬉しい変化が期待できるかも…!?

使うタイミング

  • 洗顔・化粧水の後: 汚れを落とし、化粧水で肌の土台を整えた状態で使うと、美容成分がより浸透しやすくなります。
  • 入浴後: 肌が水分を含み柔らかくなっているため、集中ケアに最適なタイミングです。
  • 就寝前: 睡眠中にじっくり成分を浸透させたい時や、1日の肌の疲れをリセットしたい夜のルーティンに。
  • 特別な日の朝: 大事な予定がある日のメイク前(髭剃り後など)に使うことで肌のコンディションが整います。
  • 肌の乾燥がひどい時: 日焼けをしてしまった日や、冬場のカサつきが気になる時のレスキューケアとして。

シートマスクの種類と特徴

シートタイプ

美容液をたっぷりと染み込ませた不織布などを顔に乗せる、最も一般的なタイプ。簡単に使用でき、密閉効果により効率よく肌にうるおいを届けることができる。

クリームタイプ

顔に直接クリームを塗って時間を置くタイプ。シートでは浮きやすい小鼻や目元もしっかり覆えるのがメリット。洗い流すタイプが多く、しっとりとした柔らかな肌に整える。

ピールオフタイプ

肌に塗って乾かした後、ペリペリとはがすタイプ。古い角質や毛穴の汚れを取り除く力が強いため、肌のザラつきが気になる時やつるんとした質感を目指したい時に。

まとめ

メンズスキンケアは、「何が一番いいか」を探すことではなく、それぞれの化粧品がどんな役割を持つのかを理解することが大切です。

洗顔・化粧水・乳液といった基本アイテムも、使う目的やタイミングを知ることで自分にとって本当に必要なものが見えてきますし、選択肢も絞ることができて効率的かつ合理的な選び方もできるようになります。

万人に合う化粧品は残念ながら存在はしませんが、自分の肌質・肌悩み・価値基準を明確にすることで、本当に合う化粧品と出会えるようになり、スキンケアを無理なく続けられるようにもなるわけです。そのためにも色々な視点から化粧品の楽しみを見つけてみてください。

WRITERこの記事の著者

EBATO

EBATO メンズ美容家

1987年・千葉県出身。ITエンジニアから未経験の美容業界に転身し、大手化粧品メーカーにて美容部員として3年間従事。1万人以上の肌悩みと真摯に向き合い、一人ひとりに合った美容法の提案を行う。美容家として独立後、メンズ専門美容ブログ「Men's Beauty Design Lab」を開設。300本以上の記事を自ら執筆し、総読者数は10万人を超える。現在はテレビやラジオ、美容誌などの各種メディアに多数出演。執筆や講師業、化粧品・美容ギアのプロデュースなど活動は多岐にわたる。保有資格:日本化粧品検定特級コスメコンシェルジュ、化粧品成分検定1級。受賞歴:第9回コスメコンシェルジュコンテスト金賞。