本記事では「第一印象よくするための方法」について解説します
美容家という仕事は見られてなんぼの職業なので、印象管理には人一倍気を遣います。
さらに他人の肌を分析したり、顔のパーツ、骨格、肌色などを瞬時に見抜いてその人に合ったスキンケアやメイクを提案することもあり、観察力が要求されます。
そんな僕が印象づくりで気をつけていること、これまで出会った魅力的な人の共通点などをご紹介したいと思います。
記事の権威性
第一印象はなぜ重要?外見の影響力は想像以上
印象を制すればすべて上手くいく
第一印象は、人生をも左右する重要な要素です。日常における良い人間関係を築くには結局のところ「人柄」だと感じるシーンは多いと思います。
人柄は、他者によって判断されるものであり、そのきっかけになるのが「第一印象」だと僕は思います。
実際に第一印象によってどんな面を判断されるのでしょうか。
第一印象で判断されやすい人柄(一例)
- 好感度:「優しそう」「怖そう」
- 清潔感:「爽やか」「不潔」
- 信頼感:「この人とならいい仕事ができそうだ」
- 品格:「育ちの良さを感じる」「所作が美しい」
- 教養:「聡明叡智な人だな」
このように我々はさまざまな視点から膨大な情報を瞬時にキャッチして人を判断します。
相手にいい印象を与えることができれば、良好な人間関係や仕事のチャンスが広がることは言うまでもありませんね。
つまり逆をいえば、第一印象を疎かにしていると人生最大のチャンスを逃すことにもなりかねないということです。
第一印象を大切にできる人は評価されやすい
美容家という仕事は人と会う場面が多く、人を見るプロでもあります。
初対面でもぱっと見で大体どんな人なのかわかりますし、5分~10分も話せば性格や思考パターンまで読み取ることができます。
その中で僕が強く感じていることは、第一印象を大切にしている人は礼儀正しく、広い視野で周囲への配慮ができる「相手視点」を持った人が多いということです。
- 自分はどう見られたいのか
- どうすれば相手に気持ちよく過ごせてもらえるのか
- 有意義な時間にするにはどうするべきか
こうした「相手のために準備ができる人」というのは、良好な人間関係を築きやすく、長いご縁になることも珍しくありません。
つまり第一印象は外見の話だけでなく、相手への敬意や思いやりを示すノンバーバルコミュニケーションとして非常に有効といえます。
第一印象は失敗すると挽回が難しい
第一印象は一度決まってしまうと、そのあと変わりにくいという性質があります。
たとえば、初めてのデートで誠実さや清潔感をアピールできれば2回目、3回目のチャンスにつながりますし、だらしない格好で営業をしていたら説得力に欠けて次はないですよね。
もちろん挽回することは可能ですが、時間も労力もかかることを考えると最初から印象管理をしっかりと行っていたほうが得策です。
では具体的にどうすれば相手に好印象を与えることができるのでしょうか。
人を惹きつける印象づくり6つのポイント
ポイント①:身だしなみを徹底する
突然ですが、あなたが最近初めて会った人を思い浮かべてみてください。どんな印象の人だったでしょうか。
「オシャレなジャケットを着ていた人」「爽やかな人」「姿勢がきれいな人」など視覚中心の情報が多いと思います。
私たちは五感を使って相手を感じ取るわけですが、五感による情報入手の割合は
視覚 83%
聴覚 11%
嗅覚 3.5%
触覚 1.5%
味覚 1%(出典:産業教育機器システム便覧 教育機器編集委員会編 日科技連出版社)
とされています。
つまり服装や髪型、肌などの視覚情報は相手の記憶に残りやすく、印象を左右する重要な要素になるわけです。
「人間は中身が大事」という話がありますが、僕は外見こそ大事だと思っています。人は興味持って初めて「もっと知りたい」と思うもの。第一印象で失敗したら、中身を見てもらう機会はほぼありません。
相手にいい印象を与えたいなら、妥協せず外見を徹底的にこだわってみることをおすすめします。
ポイント②:「相手視点」を持つ
僕のこれまでの経験からいうと、第一印象がいいと悪い人の差は「自己顕示」と「自己提示」の差にあると考えています。
- 自己顕示:カッコよく見られたい
- 自己呈示:自分をどう見せるか
もっとわかりやすくいうと「自己顕示」は、有名人と同じものを身につけたり、流行りものを身につけることで認められたいという欲求です。
対して「自己呈示」はキャラクターやシーンなどを加味した上で「他人の目に映る自分」を考慮した装いを指します。
さて、第一印象で得するのはどちらだと思いますか?
打算的な考え方かもしれませんが、第一印象をよく思われたいと考えるならベクトルは相手に向けるべきです。
いくら自分がいいと思っている装いも、相手に好印象を与えることができなればただの自己満足で終わってしまいますからね。
ポイント③:鏡を見る習慣をつくる
僕は毎朝必ず自分の顔を鏡で見るようにしています。
自惚ているわけではなく、今日の肌の調子を見て健康のバロメーターをチェックするためです。
鏡を見ること習慣づけるだけで肌の変化に気づきやすくなり、トラブル防止にもつながります。
話をするときに目を見て話す人が多いため、顔は視線が集中しやすいパーツです。見られる時間が長いということは、印象にも影響しやすいわけです。
特に肌は清潔感を左右する重要な部位。鏡を見て自分の肌と向き合う時間をつくることで肌の調子はぐんぐん良くなり、あなたの印象もがらりと変わるはずです。
ポイント④:アイコンタクトを意識する
話が面白い人やカリスマ性が高い人は、アイコンタクトの使い方がとても上手いという共通点があります。
ただ単に相手の目をじっと見ているわけではなく、時折自然を外してみたり、一番伝えたい場面では力強いアイコンタクトをとることで説得力や信頼感を与えているわけです。
それだけアイコンタクトには印象に影響を与えるほどの威力があるので、使わない手はありませんよね。
相手の姿が見えたときや挨拶をするとき、名刺交換、話を聞いているとき……まずは大事な場面でアイコンタクトを心がけてみてください。
「たったそれだけ?」と思うかもしれませんが、それだけの行動で相手の目には堂々としているように映ったり、魅力的な印象を与えることができます。
ポイント⑤:相手の話にしっかりと耳を傾ける
あなたはAさんとBさんそれぞれと会話をしているとします。どちらの人と仲良くなりたい、一緒に仕事をしたいと思いますか。
- Aさん:目が一切合わない、相づちが雑、すぐスマホに気を取られる
- Bさん:表情が豊かに話をきいてくれる、相づちや質問をくれる
大多数の人がBさんと答えるのではないでしょうか。誰でも自分の話を真剣に聞いてれることは嬉しいものです。
自分の話ばかりするのは言語道断ですが、意外と多いのが話は聞いているのに目が笑っていないパターン。これも悪い印象になりやすいです。
では好印象の話の聞き方とは何か。
好感度が上がる話の聞き方五か条
- アイコンタクトをしっかりと取る
- 目元にシワができるくらい表情豊かであること
- 相づち+仕草(首を縦に振るなど)
- 時折質問を投げかける
- 会話のテンポを相手に合わせる
これら五箇条は多くの文献でも重要な傾聴スキルとして紹介されています。
一度に全てやろうとすると会話がぎこちなくなってしまうので、できそうなことから挑戦してみましょう。
ポイント⑥:相手を軽んじない
僕は人と会う際に一番大切にしていることがあります。それは「会ってもらっている」という感覚です。
貴重な時間を使って会ってもらっているという感覚を持つことで装いや持ち物、立ち振舞いなど色々なことに目を配れるようになるからです。
正直いって付け焼き刃のようなテクニックは、すぐに見抜かれて逆効果に働く場合も珍しくありません。
ですが、本心から生まれる配慮というのは地味で目立たずとも、相手は無意識に感じ取っているものだったりするのです。
まとめ:印象づくりは相手ありきで考えることが大事
今回のまとめです。
- 第一印象は「好感度」「清潔感」「人格」といった要素を判断される
- 第一印象は一度決まると挽回が難しい
- 第一印象を重んじる人はチャンスを掴みやすい
- 印象は相手が決めること。相手視点で考えよう
第一印象は控えめにいって、人生に大きな影響を与える要素だと僕は思います。
面接、商談、買い物、デート、人脈づくり……印象によって決まるシーンは想像以上に多いですよね。
ぜひ自分なりの印象づくりを見つけて、成功への道を切り拓きましょう。
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