悩みが多い人のための悩みグセを直す方法





こんにちは。EBATOです。

今日は、悩みグセを直す習慣についてお話します。

「今日は上司に呼び出されて怒られた……」
「恋人と大げんかしちゃって元気出ないな……」

というような悩みを抱えたことは誰にでもあると思います。気がつくと数日前のことを思い出して悩んでしまう、考えないようにと意識するほど余計に考えてしまうような悩みグセを持っている人は多いものです。

悩みたくないのに思い出して心が沈んでしまうと、日常生活にも影響が出てしまいますよね。そもそも悩みが多い人というのは、悩みやすい思考回路を持っている場合が多いのです。

悩みグセから解放されるためには、その思考回路を変えて悩まない習慣を身につけていくほかありません。

「悩む=いけないこと」ではない

些細なことでも悩んでしまう人の特徴として、悩むことはネガティブなことだと認知している場合が多いように感じます。

「自分はこんなこと悩んでなんて小さい人間なんだ!」と自分を責めてしまうと、悩みは風船のように大きく膨れ上がってしまい、考えなくてもいいことにまで悩んでしまいます。

まずは「悩むのは悪いことではない」という考えにシフトし、悩んでいる自分を受け入れられるようにするといいでしょう。とはいえ、いきなり考えを変えろと言われても罪悪感は消えません。

そこで次のような方法が有効です。

悩んでいい時間を決める

人間は終りが見えない嫌なことを目の前にすると、拒絶反応を起こします。終わりが見えない勉強や仕事、永遠と続くマラソン、いつ終わるかわからない映画など見えないものに恐怖するのは自然な現象です。

悩みにも同じことがいえます。「自分の悩みは一体いつ解決するんだろう?」と常に不安が付きまといますね。それだけで心が沈むには十分な条件です。

そこで悩みができたときは自分なりのルールを決めておくのが効果的です。僕の場合、嫌なことがあったときや落ち込んだときは10分だけそのことを考えて良いことにしています。

その代わり10分経ったら、一切考えるのをやめて大好きなワインを飲みながら映画を観て忘れることに全力を尽くします。

「仕事で失敗しちゃったな」「もっとこうすればよかったな」という一人反省会に期限をつけることで、時間に追われることで質の高い解決策が見つかりやすいというメリットもあるのでおすすめです。

不安が本当に起こるのかを自問する

悩みグセのある人は、自分で雪だるまのように悩みを大きくしている傾向も見られます。

例えばあなたが仕事で些細な失敗をしたとしましょう。取引先にも少しだけ迷惑をかけてしまいました。悩みやすい人の思考パターンはおそらく次のようになると思います。

「私の失敗でたくさんの人に迷惑をかけてしまった」→「上司に怒られるの嫌だな」→「もう取引先から契約を切られるかもしれない」→「プロフジェクトから外されたらどうしよう」というように様々な不安が頭をよぎることでしょう。

しかし、冷静に考えれば起こり得ることといったら上司に怒られる程度のことかもしれません。それなりに付き合いのある取引先だったら大目に見てくれるでしょうし、ちょっとミスしたくらいで左遷するような会社にそもそもいるべきではありません。

人はだれでも不安になると冷静な思考ができなくなるもの。気持ちを落ち着けたうえで、自分の不安は本当に実現するのかを客観的に見ることで、大半は取り越し苦労だということがわかると思います。

避けられない運命は受け入れよう

自分一人の力ではどうすることもできないことは多々あります。ときには運命を受け入れるということも大切です。

例で挙げるなら「老化」。人は生まれたその瞬間から死へと向かっていきます。どんなにお手入れをしていても、髪や肌の老化を完全に食い止めることはできません。

アニメや漫画の世界ならご都合主義で奇跡が起こることもあるでしょう。しかし、空想を夢見てみも現実を変えることは不可能です。

人間は心理学的に「楽しいこと」と「悲しいこと」を同時に考えることはできない生き物なのです。つまり、どちらかを選択するしかありません。

逆らえないことに悩むよりも、現実を受け入れるほうが気持ちが楽になりませんか。

考えグセはちょっとした思考パターンを変えるだけでかなり改善されます。ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。