器用貧乏こそ成功する!大成するための条件とは





こんにちは。EBATOです。

あなたは「器用貧乏」という言葉を聞いたことがありますか。

きよう-びんよう【器用貧乏】
何事も一応はうまくできるために一事に徹底できず、かえって大成しないこと。また、そのような人。
(大辞泉より引用)

一貫性がなく、心が変わりしやすい人ともとることができます。昔から一芸に秀でた人や一つのことを追求するほうが良しとされており、器用貧乏=成功しないという風潮がありますが、果たして本当にそうなのでしょうか。

結論からいってしまえば、今の時代においては器用貧乏でも十分に成功することは可能です。むしろ、時代の変化が目まぐるしい現代で一貫性を持つ方がリスクがあるのではといわれています。

確かに一つのことを貫けば、自分の強みができます。一方で何も成し得ないで終わる器用貧乏の人がいるのも事実。大成する器用貧乏と、ただの便利屋で終わる人との間にはどんな違いがあると思いますか。

そこで今日は、器用貧乏を生かして周りを出し抜く方法についてお話します。

器用貧乏の人の特徴

まずは器用貧乏と呼ばれる人はどのような特徴があるのかを見ていきましょう。一つでも当てはまれば、それはあなたの強みになるかもしれません。

飽き性であること

器用貧乏の人は、基本的に何でも平均以上にこなせます。自分でもそのことを分かっているので、新しいことに挑戦するのも苦にしません。

何か成功を収めるためには、挑戦は必要不可欠。そして、新しいものを取り入れようとする柔軟性は今の時代を生きていくうえで、とても大切な要素なのです。

「ノー」といえない

お人好しが多いのもまた器用貧乏の特徴。「一生のお願い!」「助けて!」はキラーワードです。懇願されるとなかなか断れない、損をしやすい性格ともいえます。

自分の力量を把握しているので、「これくらいならいいか」と思ってしまいます。でも本当にそれでいいですか。ただの便利屋にならないように注意しましょう。

よく悩みを相談される

不得意がない器用貧乏は周囲から「器用な人」と見られることが多々あります。そのため、悩み相談をされることもしばしば。

また、人の好き嫌いもあまり作らないので、話しかけやすい、相談しやすい人として重宝されます。

器用貧乏を磨くと超一流になる

器用貧乏と聞くと、どうしてもネガティブなイメージを感じる人もいると思うので、オールラウンダーと言い換えましょう。

さて、オールラウンダーは常に二番煎じだといわれがちですが、本当にそうなのでしょうか。僕はオールラウンダーこそ磨けば唯一無二の存在になると思っています。

野球選手で誰もが知っている選手といえば、イチローさんですよね。野球の最高峰であるアメリカ・メジャーリーグで数々の記録を打ち立てた国民的スターです。

イチローさんのイメージは何かと聞かれるとほとんどの人が打って、走って、守れる走攻守三拍子揃った超オールラウンダーの選手だと答えるでしょう。

器用貧乏と聞くと、短所のように聞こえるかもしれませんが、心理学では長所と短所は表裏一体と考えられています。よく考えれば、何でもできる人というのはそういません。つまり、それは希少性の高い強みでもあるのです。

そして、何でもこなせるという強みを磨き続けることで、イチローさんのような唯一無二の存在になることが可能になります。

大成するには上手にブレること

しかし、磨くためにはあるコツがあります。それを知っているか否かで、雲泥の差が生まれるといっても過言ではありません。

一体どのようなことに注意をすればいいのでしょうか。

信じるのは常に自分

何でもそつなくこなすタイプは、飽き性の人が多いという話をしました。「今までAのやり方がいいと思っていたけど、実はBのほうがよさそうだ」と考えを変えることは日常茶飯事。

柔軟性に優れているので、時代の変化にも対応しやすいというメリットがあるのです。しかし、その考え方を変えるときに注意しなければならないことが一つあります。

それは周りに流れないこと。世の中には無責任なことをいって、周りを陥れようと考える人も少なくありません。そういった人たちの餌食にならないようにするためには、自分で考えて行動するしかありません。

「自分の判断は正しいのだろうか」と不安に思うときもあるでしょう。もしダメでも、すぐに変えればいいだけの話。オールラウンダーの強みは頭が非常に柔らかいことですから、常に自分からブレていくことが大切です。

1勝9敗を受け入れる

自分の考えを変えるということは、それだけ試行錯誤を繰り返すことになります。トライの数が多ければ、エラーの数が増えるのは当然のこと。

心が折れそうになることもありますが、「自分は試しているのだから失敗するのは当たり前だ」と前向きに捉えることができるかどうかが、一つのカギになります。

仮に10回挑戦して1回の成功しかなかったとしても、それを受け入れる心の準備をしておきましょう。

自分の考えを変えるということは、何かしらに疑問があって今の状況を打破したいと思うから変化を望むわけです。ブレることは辛いけど良いことだと思って、どんどんブレましょう。

上手くいったときこそ変えよう

人間は、自分が満足するような結果を得られるといつまでもそこにいたくなります。「せっかく成功したのだから」「生活の質を落としたくない」と思ってある日から、変わろうとしなくなる時が訪れます。

しかし、最初にお話したように現代は目まぐるしく変わっていきます。1年後、3年後に今と同じ生活ができるとは限りません。

自分が変化から遠ざかっているなと感じているときこそ、変化するべきです。だからといって、安定を全て捨てる必要はありません。自分の生活がガラリと変わらないレベルで、ブレていくことが大切。

そうすることで、時代の変化により柔軟に対応していくことができます。

器用貧乏で悩んでいるあなたへ

今回、このような話をしたのは、僕自身が器用貧乏に悩んでいたからという過去があったからです。「こんな自分を変えるのはどうしたらいいのだろう」「一つのことを極めないとダメなのかな」と迷走する日々を送っており、色々試しましたが上手くいかず。

でもあるときから「自分はこのままでいいんだ」と思えるようになり、「最強のマルチプレイヤーを目指そう」と心に決めました。僕は美容家という肩書きを持ちながら、心理学や脳科学を用いて様々な視点から人間の魅力、色気を引き出す方法についてご紹介しています。

おそらく、日本中探しても僕のようなオールラウンダーの美容家はいないでしょう。たまに「一点集中したほうがいいんじゃないの?」といわれることもありますが、これが僕の強みなので今のスタイルを変えるつもりはありません。

今の時代を幸せに生きていくためには、いかに柔軟であるかが重要になります。器用貧乏は決して短所なんかではありません。ですから悲観せずに磨くこと忘れないでください。

今日の話をさらに詳しく知りたい人は、『すごいヤツほど上手にブレる(アル・ピタンパリ著)』という本がとても参考になると思います。きっとあなたの助けになる一冊でしょう。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。また明日もお会いしましょう!