こんにちは。EBATOです。
今日は、日焼けから本当に肌を守ってくれる日焼け止めの選び方についてお話します。
化粧品売り場へ行くと、今や数え切れないほどの日焼け止めが売られています。
ジェルタイプやミルクタイプといった形状に違いはあるものの、ほとんどが「SPF50+」と書かれたものばかり。何を基準に選べばいいのか悩む人は多いと思います。
SNSなどで口コミを見て決めたものの、いわゆる「はずれ」を買ってしまったときの切なさやがっかり感は誰でも一度は経験があるでしょう。
一体どんな選び方をしたらいいのでしょうか。
日焼け止めの特徴を知ろう
すでにご存じの方もいるかもしれませんが、日焼け止めには「ミルクタイプ」や「ジェルタイプ」、「スプレータイプ」といったさまざま種類があります。
どのタイプにもメリットとデメリットがあるため、目的や用途に応じて自分に合ったタイプを選んでいくことが大切です。
ジェルタイプ
今、日焼け止めコーナーで一番多く売られており、主流になっているのがェルタイプです。
近年の夏は異常な暑さで汗をたくさんかく人が多いと思います。ジェルタイプは汗、水に強いウォータープルーフタイプも多く販売されていることからとても人気。
しかし、中には洗い流しにくいタイプもあり、洗浄力の強いソープを使う必要があったり、残留した日焼け止めが肌荒れの原因を招く場合もあるというデメリットもあります。
ミルク(乳液)タイプ
こちらはデイリー向けの商品に多いタイプです。みずみずしく、伸びもいいのでとても使いやすい使用感になっています。
低SPFのものから高SPFまで幅広いラインナップがありますが、選択肢が多すぎて選びにくいと感じる人も多いかもしれません。
スプレータイプ
スプレータイプは、手軽さと手の届かない部位に塗りやすいのが最大のメリット。また、手を汚さずに濡れるのも嬉しいポイントです。
ただ、ガスを使用しているため、炎天下で使用するとガス漏れや爆発する可能性もあるため、使用する際は保管方法には注意が必要です。
日焼け止めを塗っても焼ける理由
「日焼け止めを塗ったはずなのに焼けてしまった……」という経験は誰でも一度はあることでしょう。花王株式会社の調査によると、約9割の人が経験していることがわかっています。
一体なぜなのでしょうか。その一つの原因が「スキマ焼け」です。
実は肌というのは、平らに見えて「皮丘」と「皮溝」という部分があり、デコボコしているのをご存知でしょうか。
スキマ焼けとは、このデコボコ部分に日焼け止めが塗れていなかったために起きる現象です。
つまり、日焼け止めの良し悪しは値段やSPF値で決まるものではなく、どれだけムラなく均一に塗れるかで決まるといっても過言ではありません。
汗に強い日焼け止めは本当に最強?
日焼け止めを塗ったにもかかわらず、日焼けをしてしまう要因は他にもあります。
ウォータープルーフタイプや耐水性に強いものを使っていれば、大丈夫と安心している人は注意が必要です。
確かにウォータープルーフタイプは汗をかいても流れ落ちないかもしれません。
ですが、汗をかいたらタオルで拭く人がほとんどだと思います。このとき日焼け止めはどうなっていると思いますか。
耐水性の日焼け止めの持続性を調べた実験では、汗をかいただけの持続率は88%だったのに対し、汗とタオルなどによる擦れが加わると持続率は50%まで落ちてしまったという報告があります。
日焼け防止をするために塗っていた日焼け止めを、まさか自分の手で落としていたとは夢にまで思わないでしょう。
ちなみに個人的に使っている日焼け止めは「アスリズム」です。伸びがよく、使用感も軽いのでメンズにも使いやすいと思います。
毎日の紫外線対策が美肌を導く
どうして日焼け止めが重要なのかというと、我々は年中紫外線に晒されているからです。
そして、紫外線を浴びてもすぐにシワやシミになったりするわけではなく、長い年月の蓄積によって5年後、10年後に突如現れます。
下のグラフは気象庁が発表した2019年に茨城県つくば市で計測した紫外線の推移値です。
(出典:https://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/info_uv.html)
8月の紫外線量が一番高いことがグラフを読み取れますが、重要なのはピークでない3月や10月の数値が8月の半分程度だということ。
ちなみに3~5という値は、中間くらい強さをを表しています。これを多いととるか少ないととるかは人によりますが、生きている限り浴び続けるということを考えると、やはり対策しておいて損はありません。
また、アメリカの皮膚科学会では、老化の80%が紫外線(光老化)によるものだと考えられています。人間誰でも老いに恐怖を感じるものです。
紫外線は年中降り注いでいること、紫外線を浴びることで確実に老化が進行するということをお分かりいただけたかと思います。
紫外線対策は今すぐにはじめるべきスキンケアであり、日焼け止めなくして美肌はあり得ないのです。