努力が当たり前のように習慣化する心理テク《頑張ると三日坊主になる話》





こんにちは。EBATOです。

今日は、挫折しにくくなる努力を続けるための技術についてお話します。

この記事では、1年間で数百と書籍と文献を読み漁り、心理カウンセラーの資格を持つ筆者が、科学的根拠のある挫折しない心理テクニックをご紹介します。

・新しいことを始めても続かない
・「明日から頑張ろう」が口癖になっている
・コツコツ頑張るのが苦手だ

新年の始まりや誕生日といった節目に新しい目標を立てたことのある人は多いのではないでしょうか。あなたは今でもそれらを習慣化できていますか。

おそらく、この記事を読んでくださっている人のほとんどは、物事がなかなか続けられずに悩んでいる方ばかりだと思います。

でも安心してください。努力はやり方さえ知っていれば、誰でも挫折することなく努力を継続できるようになります。そして頑張ることが「普通」になっていくでしょう。

物事を継続するために必要なこと

よく、努力は頑張るものじゃないという話がありますが、顔を洗ったり、歯を磨くような具体的に「習慣化」する方法はあまり語られていないような気がします。

私たちは一体どんなことに注意していけば良いのでしょうか。

自分が挫折する条件を知る

人には必ず挫折する条件があります。本やネットでどれだけノウハウを学んでも、その条件を知っておかなければいつまでたっても「続かない人」のままになってしまいます。

毎日英語の勉強をしようと決めたサラリーマンがいたとしましょう。漠然と「スキマ時間に勉強しよう」とだけ決めても良いのですが、多忙になったときやどうしようもなく疲れたときに破綻してしまう可能性が出てきますよね。

このような目標達成を妨害されるであろう事象や、誘惑に負けそうなシーンをあらかじめ想定して対策を考えておくことが大切です。この場合なら、忙しいときは通勤中だけやる、帰宅してから5分だけやる、というようにやるべきことのハードルを下げておくことで、頑張ることへの抵抗も減るわけです。

脳みそは努力に向いていない

「頑張る」という行為は、あなたが思っている以上にエネルギーを消耗させ、脳に負担がかかることなのです。しかし、多くの人はそのことを知りません。

実は真面目な人ほど、物事が続かない傾向にあることをご存知でしょうか。真面目な人の多くは、無意識に「頑張るんだ!」と自分へプレッシャーをかけている場合が多いため、脳みそもヘトヘトになっています。

深く考えずに、目の前の努力を習慣化することこそ、物事を継続させるための秘訣ということになります。

自分のために頑張るな

多くの人は、「努力は自分のためのもの。努力することで忍耐が鍛えられ、知識や技術が肥やしになる」と信じて頑張ろうとするのですが、それは間違いです。

確かに結果論でいえばそうなのかもしれません。しかし、人間はけっきょく自分が一番かわいいと感じる生き物。そして、自分を一番甘やかせるのもまたあなた自身なのです。

つまり、努力は自分のためよりも他人のために頑張るほうが継続しやすい傾向にあります。

EBATO
努力は自転車と同じ。乗れるようになるまでは大変ですが、コツさえ掴めばあとは楽になります。続ける技術は“ほんの少しのコツ”なのです。

続けたいなら「恥」のパワーを借りよう

人間誰もが恥をかくことに対して、嫌悪感を抱きます。先ほど他人のために頑張る方が物事は続くという話をしましたが、その理由が「恥」と深く関係しています。

例えば、あなたが禁煙を誓ったとしましょう。「タバコは身体に悪影響を及ぼすもの。だから吸わないほうがいい」というのが一般的な論理ですが、人間の意思決定は理性や論理だけで抑制することはできません。

それは「感情」が大きく関わっているからです。人は心が動いてはじめて行動へと移します。「『君の名は。』に感動したから、DVDを買う」「尊敬する人の話に感銘を受けたから、自分を変えよう」となるわけです。

さて、じゃあ禁煙を守るためには他人のどんな姿を想像して、どんな感情を刺激してあげればいいのでしょうか。

  • ニオイのせいで職場の異性やパートナーに不快な思いをさせてしまう
  • ここでタバコを吸ったら子どもがガッガリするだろうな
  • 同僚に吸っているところを見られたら「意思が弱いやつ」と思われるかもしれない

というように身近な人にどう思われるかを考えることで、「がっかりさせたくない」「恥をかきたくない」という感情が生まれます。どうでしょう?こちらの方が遥かに「吸うのをやめなきゃ」と思いませんか。

このようにプライドや恥というのは、感情に直接働きかけます。そして身近な誰かをイメージすることで、同時に「頑張る」という意識が薄れて守ることが普通と感じるようになるのです。

EBATO
自分のためならどんな言い訳もできますが、他人となればそうはいきません。あなたが悲しませたくない人や喜ばせたい人の顔を想像すると、苦になりにくくなります。

SNSを有効活用する

「意思が弱いので一人でが頑張れない」という人は、SNSで同じ目標を持つ仲間やコミュニティに参加する方法が効果的です。

仲間同士で今日やったことの報告や、新しい情報交換をすることで「◯◯さんも頑張っているんだし……」と思えるようになり、「頑張る」意識を反らすことができるわけです。

もし、そういったコミュニティへの参加が難しい場合は、自分の悩みを解決してくれそうな雑誌や書籍を購読するのもいいでしょう。なぜなら、そういったコンテンツを提供している人は過去に同じような体験をしている人が多いからです。

「自分も◯◯さんのようになりたい」という願望がエネルギーとなり、努力するのが普通になりやすいことがいえると思います。

ぜひ、努力の習慣化をマスターして、よりよい人生を送っていただけたら、これ以上に嬉しいことはありません。参考にしていただけたら幸いです。