緊張で勝負弱くなるのはなぜ?ストレスを力に変える心理テク

こんにちは。EBATOです。

突然ですが、一つ質問をします。

あなたは本番に強いタイプですか?それとも弱いタイプですか?

もし、自分が強いタイプだと思うなら、この先は読まなくて大丈夫です。弱いタイプだと思う人は、なぜ本番で力を発揮できないと思いますか。

「わからないから悩んでいる」という言葉が聴こえてきそうですが、理由はとてもシンプルなはずです。

「ストレスや緊張のせい」と考えたことがある人は多いと思います。実は、それこそパフォーマンスの発揮の妨げになっているのです。

「リラックス」よりも「ストレス」の方が役立つ

人前で堂々と話したり、試験などで落ち着いた様子の人を羨ましく思ったこと、ありますよね。

実は僕も元々はメンタルが弱く、緊張すると声が震えたり、体がガチガチになってしまうようなタイプでした。

ですが、ストレスとの付き合い方を身につけてからは、緊張するような場面でも周りからとても落ち着いているように見られるまでになれました。

そう、大観衆のなかで競技をするアスリートや数百人の前でプレゼンをするビジネスマンも皆、緊張していないわけではないのです。

あなたが本番で失敗する理由

プレッシャーがかかる状況下で、持っている能力以上の力を発揮できるかどうかは、ストレスの捉え方で全てが決まります

多くの人は、適度なアドレナリンや緊張はパフォーマンスの向上に役立つと分かっていると同時に、過剰になると失敗することも本能的に感じています。

「失敗をするくらいなら……」と脳が判断すると、ストレスや緊張を抑え込んだり、排除しようとしたりするわけです。

そうなると頭はいよいよ混乱状態。ストレスや緊張は消そうと思えば思うほど、逆に膨れ上がって体がこう着したかのように動かなくなります。

おそらく、最初に「自分は本番に弱いタイプだ」と答えた人は、この繰り返しからストレス=害になるもの、邪魔なものという意識が刷り込まれてしまっているのが原因です。

まずは「ストレスはネガティブなもの」という思い込みを変える必要があります。なぜなら、能力を発揮するために本当に必要なのは、リラックスではなく、ストレスだからです。

日本人は勝負弱い民族だった!?

よくスポーツで日本人は個人競技よりも、団体競技の方が強いといわれていますが、なぜでしょうか。

「日本は島国だから協調性を大切にする」「上下関係のある風習がそうさせた」など、さまざまな理由がありますが、「食文化」が関係している可能性もあると僕は思います。

日本は古来から農耕民族で、今や世界に誇る和食には穀物や野菜を使ったメニューが多く存在しています。

実は、食べ物によって環境が変わる腸と、ストレスの影響を受ける脳は深い関係性があることがわかってきました。

草食民族の日本人は、草食動物のように集団で行動し、危険に直面すると体固まって動けなくなってしまうという遺伝子に進化していったのではないか、という知見もあります。

ですから、ストレスや緊張に弱いのはあなたの短所ではなく、本能的なものだと諦めれば少しは気が楽になるのではないでしょうか。

秒速でストレスを味方につける方法

とはいえ、やはり人前で失敗するのは恥ずかしいもの。

そこでストレスを味方につけるメンタルトレーニングをご紹介しましょう。

思いどおりにいったらラッキーと思う

物事が全て順調に進むことは、ほとんどありませんよね。

しかし、緊張しやすい人は自分のことを能力以上に評価していたり、期待しすぎている傾向にあります。だから失敗したときに落胆してしまう。

自分の力でできることには限りがあります。「どうして自分は……」「あの人が羨ましい」と思っていても、そこに意味はありません。

自分の能力を客観的に把握することで、開き直ることだってできます。「0」か「100」にこだわらず、中間を目指しながら「100」へ近づけていくことを目標にしましょう

できない自分を深追いしない

失敗をしたとき自分を責めてはいませんか。失敗を嫌だと感じるのは、「罰」や「悪いもの」という固定観念があるからです。

失敗しないのは、天才外科医くらいのもの。もし、失敗をしても「まぁいいか」と深追いせずに自分を許し、慰めてあげることが大切です。

自分のことを一番労えるのも、甘やかせるのも自分だということを忘れないでください。