実は逆効果!美肌が遠のくやってはいけない入浴法




・お風呂は熱めが好きな人
・長湯が好きな人
・スキンケアをしているのに肌が乾きやすい人

男性のスキンケアが注目されるなか、意外と見落とされがちなのが入浴の仕方です。

化粧水を塗っているはずなのに肌がすぐに乾いてしまう、肌のキメが荒くなってきたと感じる方は入浴の仕方が間違っているかもしれません。入浴は肌の汚れを落として清潔に保つだけでなく、血行を促進することで肌に栄養が行き渡るようになり、代謝を上げてくれる効果があります。

つまり、入浴とスキンケアには深い関係があり、肌に優しい入浴をしないと乾燥肌を招いたり、肌を傷めることにもなりかねないのです。

そこで今回は、男性の多くがやりがちな肌を傷つけるNG習慣をご紹介します。

毎日ボディタオルと石けんで体を洗う

乾燥肌の原因に

力強くゴシゴシ擦って洗うと、全身の汚れが落ちたような気がして気持ちがいいのはわかります。ですが、落ちているのは汚れだけではありません。

私たちの肌には、水分が蒸発しないようにするための“天然の保湿成分”があります。この保湿成分は「表皮」という肌の最上面に存在しています。そのため、ゴシゴシ洗ってしまうと汚れと一緒に保湿成分まで洗い流されてしまうのです。

この保湿成分は、肌を刺激から守るバリアのような役割も担っています。石けんなどのボディソープには「界面活性剤」が含まれており、使いすぎるとバリア機能を低下させてしまう可能性もあります。

すると肌は、刺激に弱い不安定な状態となり、乾燥肌を招いたり、肌荒れの原因になるわけです。

「界面活性剤」は本当に悪い成分?どう向き合うべきかを考えよう

洗っていい箇所・ダメな箇所

男性は女性に比べて皮脂分泌量が多いので、皮脂腺の多い背中を中心に首周り、胸、わき、耳の裏などの汚れは毎日落としてあげてください。その際、ボディタオルの使用は避け、手にとったボディソープを泡立てて、体を撫でるようにして洗うのがポイント。

それ以外の部位はシャワーで洗い流すだけでも汚れは落ちるので石けんなど特に使う必要はありません。

ボディソープの使用は2~3日に1回で十分

先ほども申し上げたように石けんを含めたボディソープには、洗浄力が強めの界面活性剤が使われていることが多いです。そのため、毎日使うと乾燥しやすくなる人もいるので、使用頻度はコントロールするようにしてください。

シャワー&湯船はいつも熱め

42℃以上のお湯が肌の水分を奪う

お風呂研究20年、3万人を調査した医者が考案 最高の入浴』の著者である早坂信哉先生によると、38と42℃のお湯で入浴後の肌の水分量を調べたところ、42℃のお湯に入った人の方がより多くの水分が失われていたのだそうです。

また、42℃を超える熱いお湯に入ることで、炎症やかゆみの原因となる「ヒスタミン」出やすくなることから肌を傷める原因につながると述べています。

人間の肌はちょっとのことで傷ついたり、調子がおかしくなったりするくらい非常に繊細です。きれいな肌を育てるためには、優しく接することが一番大切なのかもしれませんね。

“入浴後すぐのスキンケア”は正解だった!

入浴後のスキンケアはいつするべきなのか問題はですが、入浴後10分以内に行うのが鉄則です。この10分という時間は、皮膚の水分量が多く保たれている時間なのだそうです。

つまり、乾燥を防ぐためには肌に含まれた水分が蒸発する前にスキンケアで整えてあげることで効果の高い保湿ができるといわけです。皮膚は水に触れるとだんだんとふやけていきますよね。このふやけている状態というのは、肌が不安定な状態になっている証拠でもあります。

放っておくと時間が経つごとに水分が蒸発して、入浴前よりも水分量が減ってしまうなんてことにもなりかねません。湯上がりははすぐにスキンケアをして肌のコンディションを整えてあげることを優先しましょう。

参考図書

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