- 「スキンケアって、何から使えばいいのかわからない」
- 「化粧水のあとに美容液?それともオールインワン?」
そんな悩みをお持ちではありませんか?スキンケアは「塗る順番」を間違えてしまうと、その効果が半減してしまうことも少なくありません。
この記事では、1万人以上のお客様にスキンケアのカウンセリングを行ってきた元美容部員の視点から、スキンケア初心者でも迷わない基本の順番と各工程の目的をわかりやすく解説します。
なぜスキンケアの「順番」が重要なのか?
スキンケアは「順番」が9割

結論から言うと、スキンケアの順番が重要な理由は、「水分の補給」と「油分のフタ」の役割を正しく機能させるためです。
スキンケア製品には、大きく分けて「水系(例:化粧水)」と「油系(例:乳液・クリームなど)」があります。肌は、水分を先に吸収し、その後に油分で膜を張ることで、潤いを閉じ込める構造になっています。
もし、先に油分の多いアイテムを塗ってしまうと、肌の表面に油の膜ができてしまい、後から塗る化粧水が浸透しにくくなる場合もあります。「水分の後に油分」という基本ルールを守ることで、各アイテムの役割が発揮されやすく、健やかな肌を保つことができます。
ただし、製品によっては使用順序が異なる場合もあるため、それぞれのメーカーで推奨されている順序で使うようにしましょう。
メンズ肌の特徴から見るスキンケアの順番

男性の肌は、
- 皮脂量が多い
- 水分量は少ない
- シェービングでダメージを受けやすい
という特徴があります。
この状態で順番を無視したケアをすると、「ベタつく」「乾燥する」「効果を感じない」といった失敗につながります。
だからこそ、「落とす → 整える → 守る」この流れを守ることが大切です。
【朝のスキンケア】基本の順番と目的

朝のスキンケアの目的は、紫外線や乾燥、ホコリなどの外部刺激から肌を守る準備が目的です。
まずは、寝ている間に出た余分な皮脂や、顔についた寝具のホコリを洗い流します。ゴシゴシ擦らず、たっぷりの泡で包み込むように洗うのがポイントです。
乾燥しやすい日中に備え、肌に水分をしっかり与えます。肌のキメを整え、次に使う乳液などのなじみを良くします。オールインワンを使用する場合は、この後日焼け止めを塗って完了です。
化粧水で肌を整えた後は、美容液で肌悩みに合わせたケアを行います。「テカリや毛穴が気なる」「髭剃り後の肌荒れを防ぎたい」などの肌悩みがある人に最適です。朝は軽めのテクスチャーを選び、ベタつかない程度に使うのがポイント。
補給した水分が蒸発しないよう、乳液やクリームでフタをします。ベタつきが苦手な人は乳液を少量、乾燥しやすい人はクリームを薄く伸ばすのがおすすめです。つけすぎはテカリの原因になるため、量は控えめを意識しましょう。
紫外線はシミ・シワ・肌老化の大きな原因になるため、外出時間が短い日でも毎朝の習慣として取り入れることが大切です。時短ケア派の人は、UVケアができるオールインワンコスメを選ぶとグッド。
【夜のスキンケア】基本の順番と目的

夜のスキンケアの目的は、「一日の汚れをリセットし、肌のターンオーバーをサポートすること」です。朝よりも丁寧に行うのが理想的です。
夜のスキンケアは、まず汚れをしっかり落とすことから始まります。日中に分泌された皮脂や、日焼け止め・メイク汚れは洗顔だけでは落としきれないことがあります。乾いた手で使い、30秒〜1分程度、強く擦らずになじませましょう。
クレンジング剤や、古くなった角質を洗い流します。泡立てた洗顔料を使い、肌に触れるのは泡だけを意識して、やさしく洗いましょう。肌を清潔にすることで、スキンケアアイテムの浸透を助ける効果もあります。
洗顔後の肌は、水分が失われやすい状態です。化粧水でしっかり水分を補給し、乾燥による肌荒れを予防しましょう。手のひらで押さえるようになじませると、浸透感が高まります。
夜は肌が回復モードに入るため、美容液の効果を実感しやすい時間帯でもあります。乾燥や毛穴、テカリ、ハリ不足など目的に合った美容液を取り入れると効果的。顔全体に均一になじませましょう。
シートマスクは水分補給や肌のクールダウン、美容オイルは乾燥しやすい肌の保護といった役割があります。毎日使う必要はなく、肌状態に合わせて週1回程度取り入れてみてください。
乳液・クリームでこれまでに与えた水分・美容成分を肌に閉じ込めることで乾燥を防ぎます。ベタつきが苦手な人は、乾燥が気になる箇所にだけ塗る部分ケアがおすすめ。
【元美容部員が伝授】スキンケア効果を最大化する3つのコツ

洗顔は32~34℃のぬるま湯で!
湯船と同じような熱いお湯は、肌のうるおいが必要以上に流れてしまい、乾燥の原因になってしまうので、少し冷たいと感じる32~34℃のぬるま湯ですすぐようにしましょう。
手のひらの体温を利用する
化粧水や乳液を塗る前に、手のひらで少し温めることで 肌なじみが良くなったり、美容成分の浸透を助ける効果が期待できます。

「温め美容」とも呼ばれ、プロの現場でも使われるテクニックです。ぜひ試してみてください
使う量をケチらない
化粧品には、各メーカーで「適量」が定められており、効果もその適量を継続して使うことを前提としているため、規定量より少ないと効果を実感しにくい場合があります。「高いからもったいない」とケチるのではなく、パッケージに記載された「適量」をたっぷり使うことが美肌への近道です。
化粧品の容器を見ると「適量を手のひらにとりお使いください。」と書かれているものの、その「適量」がわからないですよね。アイテムにもよりますが、化粧水の場合は100円玉大~500円玉大程度、乳液は1プッシュまたは10円玉大と言われています。ただ、これはあくまでも目安なので、肌状態に合わせて調整してください。
メンズに多いNGスキンケア

洗顔だけで終わらせる
洗顔後の肌は、水分と皮脂の両方が失われた無防備な状態。このまま放置すると、肌は乾燥を防ごうとして余計に皮脂を分泌し、テカリや毛穴詰まりの原因になります。洗顔後は必ず化粧水などで水分を補い、肌を整えることが大切です。
保湿は化粧水だけで済ませる
化粧水はあくまで「水分を与える」役割であり、その水分を肌に留める力はほとんどありません。乳液やクリームを使わないと、水分はすぐに蒸発してしまいます。結果として肌は乾燥し、逆に皮脂が出やすくなるため、軽めでもいいのでフタをするケアが必要です。
アイテムを適当に重ねる
「なんとなく良さそうだから」と、順番や役割を考えずにスキンケアアイテムを重ねるのもNGです。水分系と油分系の順番が逆になると、成分が肌になじみにくくなり、効果を感じにくくなります。また、使いすぎはベタつきや肌荒れの原因にもなります。スキンケアは多ければいいわけではなく、目的と順番を理解して使うことが重要です。
まとめ
スキンケアの正しい順番をおさらいします。
朝の基本
- 洗顔
- 化粧水
- 美容液(必要に応じて)
- 乳液・クリーム
- 日焼け止め
夜の基本
- クレンジング
- 洗顔
- 化粧水 or オールインワン
- 美容液・シートマスク・美容オイル(必要に応じて)
- 乳液・クリーム
スキンケアは、自分の肌質に合ったものを選んで継続することが何より大切です。まずは基本の流れを守ることから、始めてみてください。
WRITER この記事の著者
EBATO メンズ美容家
1987年・千葉県出身。ITエンジニアから未経験の美容業界に転身し、大手化粧品メーカーにて美容部員として3年間従事。1万人以上の肌悩みと真摯に向き合い、一人ひとりに合った美容法の提案を行う。美容家として独立後、メンズ専門美容ブログ「Men's Beauty Design Lab」を開設。300本以上の記事を自ら執筆し、総読者数は10万人を超える。現在はテレビやラジオ、美容誌などの各種メディアに多数出演。執筆やコスメプロデュース、コンサル、講師業など活動は多岐にわたる。保有資格:日本化粧品検定特級コスメコンシェルジュ、化粧品成分検定1級。受賞歴:第9回コスメコンシェルジュコンテスト金賞。