気になる人との距離を縮める“選ばれる人”になる心理学





こんにちは。EBATO(@ryuta_ebato)です。

今日は、親しくなりたい人との距離の縮め方についてお話します。

・人間関係を作るのが上手くない
・隣の芝生がいつも青く見える
・自分のことを好きになれない

 この記事でわかること

  • ありのままでいることの大切さ
  • 弱くても相手はあなたのことを嫌いにならない

突然ですが、想像してみてください。

今、あなたの目の前には、あなた好みの素敵な異性がいたとします。ですが、その異性の周りにはあなた以外の人が何人もいます。

あなたはその異性にどんな風にアプローチをしますか。例えば、自分の強みをアピールするのも一つの手です。

男性の場合は世間から認められていることをステータスとしますから、年収や社会的地位、性格などいかに自分が優れているかを相手に示すことで気を引こうとしますね。

対して女性は仕草や行動、言葉などを使って興味を持っていることをアピールします。「私を見てほしい」という意志の表れからくるものです。

ですが、こういった方法はみんなが知っているので差別化しにくいというデメリットがあります。

では、どうすればいいのか。その方法とは、相手に自分の「傷つきやすさ」を見せることです。

「傷つきやすさ」を見せると分かり合える

自分の弱い部分を見せるのはとても勇気がいること。

だからこそ心を許してもいいと思える人に「傷つきやすさ」を見せることで信頼関係は強く結ばれます。

ヒューストン大学のブレネー・ブラウン教授は「傷つきやすさ」という人間味ある一面を見せることで人から好かれやすくなることを明らかにしました。

また、こうした自分の弱さをさらけ出せる人は、ありのままを受け入れる能力が高く、精神的にも強いとの見解を示しています。

弱いものを守りたくなるのが人間

見た目はしっかりしていて堂々としているのに、心が脆い人は多いものです。

もし、気になる異性があなただけに弱い一面を見せてくれたら、思わず守ってあげたくなりますよね。

ちなみに女性の場合、精神的に弱っているときほど恋をしたがるというデータもあります。

これは女性の根底にある「王子様に自分の人生をバラ色に変えてもらいたい」という願望からくるものではないかといわれています。

人が他人の不幸を好む理由

「他人の不幸は蜜の味」という言葉がありますが、人が誰かの不幸や弱さを知ろうとするのは、信頼関係を築こうとしている証だとブラウン教授はいいます。

そもそも信頼とは非常に曖昧なもの。そこで「傷つきやすさ」を知ることで、弱さをさらけ出した勇気ある行動=心を開いていると認識するからなのかもしれません。

しかし、よく考えてみれば信頼関係を築こうとしているのにネガティブな面を求めるのはおかしな話ですよね。

このような奇妙な現象が起こる理由は「オキシトシン」というホルモンが関係しているといわれています。

「オキシトシン」とは、絆ホルモン、幸せホルモンとも呼ばれているものです。好きな異性と共に過ごしているときや、母親が自分の子どもに母乳を与えているときに分泌されるホルモンとして有名です。

ではどうして、幸せホルモンが人の不幸を願ってしまうのでしょうか。理由はシンプルで、オキシトシンがその人との関係が切れることを恐れさせるから。

つまり、その人の幸せのなかに自分もいたい、関係を持っていたいと思うがゆえの副作用なものなのです。実に人間らしいと思いませんか。

自分の弱さを受け入れると生きやすくなる

僕も昔はどんなに仲がいい間柄でも、自分の弱い部分を見せるのは恥ずかしいことだと思い、見せたことがありませんでした。

その結果、どんなことが起きたかというと心から友だちと呼べる人ができなかったのです。多分、昔の僕は掴みどころのない、何を考えているかわからない人だったと思います。

僕が実際にそんな人と出会ったら、きっとわざわざ信頼を築こうとは思わないな、と思ったわけです。そこで「あ、自分もそうだからか」ということに気づきます。

うつ病を経験したこともあり、今ではありのままの自分でいることに抵抗がなくなった僕。今では腐れ縁とも呼べる親友もいます。

傷つきやすいのは“強さ”

傷つきやすい自分を認めると「なんだか自分って弱いな」と思うかもしれませんが、それは間違い。

そもそも弱い人間は自分の弱さから逃げて認めようとしませんし、ましてや他人に弱さを見せようともしません。

傷つきやすいという弱さを見せられるのは、心が強いことでもあるのです。

傷つかない人生は送れない

傷つけば誰でも悲しんだり、苦しんだりします。だからといって、傷つかないで生きようとすると生きづらい人生になってしまいます。

自分はどんなときに傷つくのか、傷ついたらどんな気持ちになるのかを知っておくこともまた大切です。

人は感情で動く生き物。自分の長所や強みをアピールするのは悪いことではありませんが、それよりも心の内をさらけ出して、相手に寄り添うような対話をするほうが共感を得られやすいでしょう。

気になる人がいたら、怖がらずに勇気を出して隠している一面を見せれば、きっと相手もあなただけに心を開いてくれるはずです。

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