アンチエイジングが気になるメンズにおすすめの美容成分

今回は、いま美容業界で注目の美容成分「フラーレン」をご紹介します。

このたび、日本化粧品検定協会のご厚意により「ビタミンC60バイオリサーチ株式会社様」主催のセミナーに参加させていただき、「男性にこそ知ってほしい!」と思ったのでシェアいたします。

「ビタミンC60バイオリサーチ株式会社様」フラーレンを化粧品原料として製造販売する、世界で唯一のメーカーです。あまり聞き馴染みのない「フラーレン」という成分ですが、一体どんな美容成分なのでしょうか。



フラーレンとは

フラーレンはとても優れた抗酸化作用を持った成分として知られており、いま美容業界で大変注目を集めています。

ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノール、カロテノイドなど抗酸化効果のある成分はたくさんあるのに、なぜフラーレンが注目されていると思いますか。それはフラーレンのパワーにあります。フラーレンの抗酸化効果はなんと、ビタミンCの172倍。高い抗酸化作用を誇るエイジングケア成分なのです。

さらにフラーレンには、他の成分には見られないちょっと変わった特徴を持っています。実はロシア付近のカレリア地方で採れる「シュンガイト」というパワーストーンにわずかながら含まれているのだとか。あまり聞き馴染みのない石かもしれませんが、どうやら宇宙に存在していたのではと考えられており、未だ多くの謎に包まれています。

構造があのダイヤモンドと同じ炭素のみで出来ているという、大変ユニークな成分であることも注目されている理由の一つかもしれません。

謎多き成分がゆえにエビデンスが豊富

そもそも、どうしてパワーストーンに含まれた成分に抗酸化作用があることがわかったのでしょうか。フラーレンのはじまりは1985年アメリカとイギリスの大学の研究者によって、偶然発見されたものだと言われています。

何せわからないことだらけだった未知の成分ですから、研究者や科学者たちはあれやこれやと研究に明け暮れたに違いありません。その結果、数多くの研究の成果を称えられた発見者らはノーベル化学賞を受賞するまでに至りました。

さらに月日は流れ、フラーレンの研究はますます進みます。抗酸化作用があること、どんなエイジングケアに優れているのかなど多岐に渡って解明されていきました。そして、ついには化粧品分野で応用することができるまでになったのです。

謎多き成分がゆえに多くの研究者たちによって多くの臨床実験データが集められたフラーレンは、エビデンスが豊富な信頼の厚い成分だと言っても過言ではありません。

フラーレンの効果

実際にフラーレンを使用することでどのような効果があるのか、気になりますよね。最初にお話したようにフラーレンの最大の特長は、強い抗酸化作用にあります。「最近、肌の調子が変わってきた」「シワが目立つようになってきた」など年齢を感じはじめる30代以降の方におすすめしたい成分です。

フラーレンの美肌効果その1:アンチエイジング

今回お邪魔した「ビタミンC60バイオリサーチ株式会社様」のセミナーでは、特に抗シワ作用があることを強調されていました。そもそもシワの多くは、紫外線を浴びることで発生する活性酸素が原因だと考えられています。

米国皮膚科学会では、老化の80%は紫外線によるものだといわれており、男性も女性もきれいな肌でいるためにはいかに紫外線から肌を守るかが重要です。ですが、日焼け止めを塗っても汗などで流れてしまったり、つい塗り忘れてしまった箇所があったりして、うっかり紫外線を長時間浴びて日焼けしてしまった、という経験をした方は多いと思います。

そんなときに使用したいのがフラーレンです。フラーレンは肌老化の原因でもある活性酸素を消去・無力化してくれたという実験データがあるとのこと。また、ビタミンC、ビタミンEといった抗酸化成分は紫外線に弱いという欠点があるのですが、フラーレンは紫外線に強く、UV照射されてもパワーを発揮するのだそうです。まさにアンチエイジングの強い味方というわけです。

フラーレンの美肌効果その2:毛穴改善

年齢を重ねると皮膚の筋肉の衰えやコラーゲンの減少に伴い、だんだんと肌のハリが失われていきますよね。すると、それに引っ張られるように毛穴が目立ってきた……と感じる方は少なくありません。

毛穴にはいくつか種類があり、それぞれ原因があるものの、男性の多くは油分が多いことから「開き毛穴」に悩むパターンが多いと思います。毛穴が開いてしまう原因は、過剰な油分によって肌表面の角層の環境バランスが崩れて乱れているから。

フラーレンは肌のターンオーバーを整えると同時に角層の環境を正常にしてくれる働きがあるため、目立ちやすい毛穴を改善してくれる効果が期待できます。

フラーレンの美肌効果その3:肌の保湿

僕はブログを通じてたびたび「保湿は水分を与えることじゃない。保水力を高めることが保湿だ」と言っています。その「保湿」にもアプローチしてくれるという優れものなのです。保湿のカギであるセラミドやNMF(天然保湿因子)にフラーレンが働きかけることで、肌の保水力がアップします。

セラミドの効果が高まるということは、同時に肌のバリア機能が高まることにもつながり、肌が乾燥しにくくなったり、外部刺激からしっかりと肌を守ってくれることになります。

このようにフラーレンは強い抗酸化作用と確かなデータが揃っており、エイジングケア成分として非常に優秀であることがわかりいただけたかと思います。実は僕もフラーレンが配合された化粧水を使っていて、趣味の野球観戦やスポーツをする前と後に塗布するようにしています。

加齢による肌の変化が気になっている方、この夏うっかり紫外線を浴びすぎてしまったという方は、日々のスキンケアにフラーレンを取り入れてみてはいかがでしょうか。