著名経営者から学ぶ“稼げる人”になるための4原則





今回は、稼げる人、ビジネスで成功収めるための原則についてご紹介したいと思います。

仕事に悩みを抱えている人や新しいことに挑戦したいと考えている人の後押しになったら幸いです。

相手が喜ぶことを常に考える

数字とお客さま目線のどちらに力点を置いた経営をするかで、結果が変わってくると思います。

V・ファーレン長崎代表取締役社長 高田 明氏

ビジネスの本質はけっきょく、誰かに喜んでもらうことに価値があるんじゃないかと思っています。お客さまやビジネスパートナーや上司、同僚、取引先……仕事は絶対に一人ではできません。

あなたは、気遣いができる人といつも身勝手な人とどちらと一緒に仕事をしたいですか?9割以上の人は、気遣いができる人と答えると思います。

僕もブログを書くときは自分の書きたいことを書くのではなく、人が読みたいことを書くようにしています。

「美容に興味がある人ならこんなことを知りたいだろうな」「ビジネスやプライベートでも使える情報があったら楽しいだろうな」という風に読者が何を求めているのかを常に考えて継続した結果、ブログランキング1位をとることができたんじゃないかと思うわけです。

利益ももちろん大切ですが、迷ったときは一番相手のためになる選択肢を選んでいくことで、ビジネスの幅が広がったり、チャンスを掴む人になれるのではないでしょうか。

>>高田明さんのおすすめ本:『伝えることからはじめよう

目線は常にフラット、そして謙虚

私の判断自体、7割は正しいと思っていますが、3割くらいは間違っていると思っているんですよ。トップダウンで決めていく仕組みには大きなリスクがあります。

亀田製菓 代表取締役会長 CEO 田中 通泰氏

今まで生きてきた中で、上の人には丁寧に接するのに、後輩や立場が下の人に対して横暴な態度をとる人と誰でも一度は出会ったことがあると思います。

そういう人たちはことごとく人間関係が壊れていき、最後に辿る運命は「孤独」しかありません。いい仕事をして稼ぐ人というのは、誰に対しても公平な態度であり、そして謙虚です。

僕が田中さんに感銘を受けた理由は、7:3という絶妙なバランスです。経営者が自分の主張ばかり通す経営をしていても社員はついてきませんし、自信がなさすぎても「おいおい、この会社大丈夫かよ」と社内に不穏な空気が流れてしまいます。

自分の信念や経営理念が土台にしっかりとありつつも、ほかの社員の声にも耳を傾ける姿勢を持っていることを見せる意味での7割と3割というバランスは本当に素晴らしいの一言ではないかと思います。

言うまでもなく、環境のせいにしない

かつては既存の価値や規制を壊すことが許されない時代もありました。ですから、それができ得る「いま」という激動の時代に生まれたことは、大変に幸運だと思ってください。

U-NEXT 代表取締役社長・USEN 取締役会長 宇野 康秀氏

自分の能力が発揮しやすい職場や職業を選んでいくことはとても大切なこと。ですが、成長できないのを環境のせいや時代のせいにするのはおかしな話です。

成功を収める人の多くは、どんな環境でも順応していく力が高い傾向にあります。例えば、元メジャーリーガーのイチローさん。オリックス・ブルーウェーブからプロ野球選手としてキャリアをスタートさせたわけですが、当時のパ・リーグは人気がありませんでした。

また、オリックスというチームも特別強かったわけではありません。けれどもイチローさんはそんなことを言い訳にせず、コツコツと練習してメジャーリーグ挑戦できるくらいの実力を身につけました。メジャーへいってからも数球団を渡り歩きながらもコンスタントに成績を残して、世界的なスーパースターへと登りつめたわけです。

自分の環境や生まれた時代でどう生きていくか、何ができるのかを考えられる人が結果として稼げる人になっていくのだろうと僕は考えています。

成功は恐怖の先にある

「伝統を守る」「会社を守る」「業界を守る」。「守る」という発想になった瞬間、変化に対応できなくなり、倒産するリスクを大きくしているんです。

星野リゾート代表 星野 佳路氏

そもそも人間はどんなときに守りにはいってしまうのでしょうか。僕が大きく分けて2つパターンあると思っています。

  • 自信を失ったとき
  • 成功することが怖いとき

まず、自身を失ったときはいうまでもないかもしれません。なかなか成果が得られないときというのは、誰でも不安になるものです。

僕が今まで見てきた成功を収めている人の共通点に「負け越して当たり前」というのがあります。つまり、成功の数よりも失敗の数の方が圧倒的に多いということです。

僕は今でこそブログランキング1位をとるができましたが、そこへ行き着くまでにブログを潰しては作り直しを繰り返したり、記事もたくさん書きました。体感的に1勝9敗くらいの勝率ではないかと思っています。

失敗して当たり前、と考えていると守りに入ろうとしている自分をストップすることができます。

次のパターン「成功することが怖いとき」も守りに入りやすいので注意が必要です。

せっかくいい軌道に乗って仕事をしていても、上手くいきすぎて怖いと感じる人は多いようです。年収が変わる、環境が変わる、付き合う人が変わる……そういった急な変化に戸惑うことで、本来の力が出せなくなるところに原因があるのではないでしょうか。

そういった場合に守りに入らない一番簡単な方法は「勝つことに慣れる」。これに付きます。そもそも人が戸惑うのは、経験が足りないから。ゲームに勝つ、スポーツで勝つなど勝敗が明確にわかるものがおすすめです。

勝つことに慣れると「思っていたほど気が重くなることじゃない」と認知することができ、自分にブレーキをかけなくなるわけです。守りに入りそうだなと思ったらぜひ、簡単な成功を積み重ねてみてください。

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