やりたいことがない人がやるべきことは“たった一つ”だった





やりたいことが見つかったら、あなたの人生はどう変わると思いますか?

きっと毎日が楽しくなることは間違いないでしょう。目標に向かってひたむきに努力し、仕事にやりがいを感じながら、あなた自身が生き生きとしてくるはずです。

「生きている」という実感を感じながら、後悔のない人生が送れると思います。

しかし、現実はというとやりたいことがなく、将来に不安を感じる日々。かといって仕事を辞める勇気もないし、転職をくり返していたらいずれ働ける場所も減っていく……。

「やりたいことって、どうやって見つけたらいいの?」と悩んではいませんか。

でも、今日でそんな悩みとも決別です。やりたいことが見つからない人には、必ず共通の“枷”があります。枷を取り外すことで、やりたいこと探しが一気に前進するはずです。

大切なのは「目標」ではなく「どうなりたいか」

ここで一つあなたに質問をします。

あなたは人生をどう過ごしたいですか?

楽しく生きたい、後悔のない人生を送りたい、楽していきたいなど答えはさまざまだと思いますが、すべての人に共通する答えは「幸せのため」ではないでしょうか

幸せでなければ楽しくも過ごせないし、幸せだと感じる時間が長ければ、「あの時ああしとけばよかった!」と後悔することもありません。ましてや、不幸な人が楽して生きるなんてことは不可能です。

よく「やりたいことがない人は、人生に目標を持っていないからだ」という方がいますが、やりたいことがわからないのに目標を決めろと言うのは、ゴールのないマラソンを永遠と走れと言っているのと同じのように感じます。

そんなしんどいことは誰もやりたくありませんし、そこに意味はあるのか疑問に感じてしまい、悩みを抱える人は納得できないでしょう。その前にやるべきことは、どんな幸せな人生を送りたいかを明確にしておくこと。なぜなら、幸せのカタチはひとそれぞれ違うからです。

美人な彼女と結婚するのが幸せに感じる人もいれば、年収1000万円稼いで、都内のタワマンに住むことに幸福感を感じる人もいます。

まずは自分は何に幸せを感じるのか、自分の欲望のままに考えてみてください。

SNSがあなたの夢を潰す

自分の幸せが何のかもわからなくなっている人も当然いるでしょう。だから苦しい、悩んでいるのだと思います。

僕は最初にやりたいことがない人には、枷があるからだと言いました。その枷の正体とは「情報」です

現代はインターネットが普及し、ウェブサイトやSNSが爆発的に成長しています。そして海外では一足先に「5G」という通信が爆速になる技術も生まれ、我々はますますスマホやタブレットが手放せなくなるでしょう。

ですが、そこには落とし穴があることも知っておかなければなりません。なぜなら、その落とし穴こそがあなたのやりたいことが見つからない理由なのです。

ここで一つ簡単なテストをしましょう(制限時間:1分)

あなたがここ1週間で見てきたウェブサイトやSNSの情報を可能な限り挙げてください。

さて、どれくらい思い出せたでしょうか。

ある実験では、なんと現代人の情報吸収率は3%ほどに過ぎないという結果が出ているそうです。つまり、97%の情報はうろ覚えか記憶にすら残っていないことになります。

では、もう一つテストをします。(制限時間:1分)

思い出した内容を一つ、誰にでもわかるように説明をしてみてください。

おそらく、ぎこちない説明で何となくのことしか話せない人がほとんどでしょう。

情報は自分で使えるように整理して初めて自分の「知識」となるのです。ウェブサイトやSNSは確かに便利ですが、インプットする情報の質を自分でコントロールしないと、頭の中が情報のゴミ屋敷となってしまいます。

どこに何の情報があるのかもわからないのに、自分のやりたいことを見つけようとしても探せるはずがありません

つまり、やりたいことを見つけられる人になるためには、自分が本当に必要な情報のみをピックアップし、物事の本質を見る目を養うことが必要です。

やりたいことが1分で見つかる「9マス術」

とはいえ、「いきなりそんなことを言われても……」と戸惑ってしまう人は多いでしょう。そこでご紹介するのが「9マス術」です

メジャーリーガーの大谷翔平選手が花巻東高校時代に「8球団からドラフト1位指名されるには何が必要か?」を明確化した「マンダラート」とも呼ばれている方法です。

上記は実際に大谷選手が作成したもの。技術的なことだけでなく、メンタル面や運も分析していて、とても高校生が書いたとは思えない内容ですよね。

ここまで深堀りできるに越したことはありませんが、まずはあなたの頭の中を整理するためにも紙とペンを用意して、3×3の9マスを作ってください。

「9マス術」のやり方

「幸せなこと」や「なりたい自分」などポジティブなことを1つ決めて真ん中に書いたら、残り8マスを埋めましょう。

できましたか?

例えば、「なりたい自分」と真ん中に書いたのなら、年収をあと10万円上げる、コミュニケーション上手な自分、かわいい彼女と付き合うよいった具合です。

全て埋まると少しだけ自分を客観的に見ることができると思います。それが「あなた」という人間。

そして本番はここから!次に「10万円上げるためにはどうすればいいのか?」ということを考えていきます。

すると、だんだんと自分に足りないものが可視化され、補うためにはどんな情報が必要かが見えてきます。こうなればしめたもの。あとは行動するだけです。

情報収集する際に自分にとって本当に必要な情報を明確にしておくことで、自然と関連する情報が目につきやすくなり、逆に不要な情報は入りづらなくなる効果が狙えます。これを「カクテルパーティー効果」といいます。

本当に必要としている情報は追求しようとするため、おのずとインプットする情報の質も高くなり、まさに一石二鳥。

やりたいことが見つかると、幸せな人生が送れるようになります。ですがそのためには、インプットの大切さをきちんと理解し、クリーンな脳みそを維持することが必要不可欠。

ぜひ参考にしてみてください。

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