知らないと損をする「頭が良くなる色」と「頭が悪くなる色」





こんにちは。EBATOです。

突然ですが、

「仕事がなかなかはかどらない……」
「勉強が集中できない……」
「模様替えをしたら居心地が悪くなった気がする」

こんな経験はないでしょうか。これらはもしかすると「色のせい」かもしれません。

色は人の感覚や感情、印象、ときには運命にまで大きな影響を与えるほどの不思議な力があります。そして長年の研究により、色は集中力や記憶力と関係していることがわかってきました。

そこで今日は、色で見る「頭が良くなる部屋」と「頭が悪くなる部屋」の違いについてご紹介します。特に外部からの刺激に敏感な子どもに有効なので、ぜひ参考にしてみてください。

「色」は人の感覚を狂わせる

色は使い方次第で、人のさまざまな感覚をコントロールすることができます。特に生活する部屋の色で、精神状態は大きく変わります。

それほど人と色は深く関係しているのです。

コーヒーカップが白い理由

例えばコーヒーの苦みや味の濃さは、カップの形や色で変化することがわかっています。コーヒーカップに白が多い理由は、コーヒー本来の旨味や苦味を味わえるからなのだそう。

カップが白いことで視覚的にコーヒーの色が強調され、苦味を感じるようです。反対に青色のカップで飲むと、白いカップに比べて甘みを感じることが実験で明らかになっています。

もし、「コーヒーは苦手だけど飲めるようになりたい」という人は青いカップで飲むと克服できるかもしれません

色は時間をも支配する

居酒屋やバー、大人のお店へ行くと必ずといっていいほど照明が暖色系で統一されていると思います。

お店のイメージや雰囲気で暖色系が選ばれることも多いのですが、赤い壁や暖色系の部屋にいると、時間の流れが長くゆっくりと感じるといわれています。

そのため、お店の回転率を上げるための経営戦略として使われることもしばしば。

対して寒色系は時間の流れが早く感じます。鎮静効果もあるのでリラックスするのに最適です。また、デートの待ち合わせには寒色系が多い場所を選ぶといいでしょう。

このように色の使い方はさまざまあり、良い方向にも悪い方向にも誘導することができるのです。

頭が良くなるのは寒色系

結論から申し上げると、集中力を高めるには「青」が最適です。

人は青を見ると、血圧が下がり呼吸が緩やかになるといわれており、世界で好まれている色だといわれています。

学校や学習塾の教室の雰囲気がどちらかというと寒色系に統一されているのも、勉強に集中しやすくなるという理由があります。

実は人類最速といわれる陸上のウサイン・ボルトさんが世界記録を樹立したときの陸上トラックも青でした。鮮やかな青は視線がブレにくく、集中力が高まることから良い記録が生まれやすいのだそうです。

これらのことを踏まえると、青はパフォーマンスを最大限に引き出すための集中力や直感力、探究心を刺激する色といえるわけです。

勉強や仕事の効率を高めたいなら寒色系のスペースで行いましょう。木肌や白いデスクやにするとさらに効果がアップします。

置くだけで集中力が76%低下するモノ

寒色系の部屋にすると、集中力が増して頭が良くなることがおわかりいただけたかと思います。では、逆にどんな部屋が頭が悪くするのか気になりますよね。

実は仕事部屋や子どもの部屋に絶対に置いてはいけないものが2つあります。

結論からいうと、

  • 灰色のスチール机
  • 蛍光灯の照明

この2点は仕事や勉強には不向きだという研究結果があります。

灰色はネガティブになりやすい

まず、灰色のスチール机がおすすめできない理由は、光を76%吸収してしまうからです。光を吸収するということは、それだけ部屋の明るさやデスク周りが暗くなるわけです。

暗い環境にいると気持ちまで暗くなるのと同じで集中力もどんどん失われていきます。もし、灰色のデスクを使っている人はテーブルクロスを掛けることで改善が期待できます。

寒色照明は疲れやすい

蛍光灯は短期的な集中力を促すには向いていますが、疲れやすくなるデメリットがあり、長時間の勉強や仕事をする際には不向きです。

特に子どもは周りの環境の影響を受けやすいため、蛍光灯の下で勉強をすると無気力になってしまうリスクもあるのだとか。

長期的な集中力を高めるためのポイントは、明るすぎずリラックスしすぎない中間の色にすること。そこでおすすめなのが太陽光と同じ5000Kの昼白色です。

昼白色の光には集中力を促しながらも、疲れにくい色とされています。もし、昼白色に違和感があるようなら100ワットの白熱球とランプシェードでもOK。

参考にしていただけると幸いです。